気乗りしませんが、今年のチームについての

振り返りをしたいと思います。


春先慶応に勝ちました。

その後、天理に負けました。


両試合とも、相手ゴール前でかなりの時間を

攻めるもなかなか得点できない。

今年のチームは、残念ですが、あまり得点力

のないチームだとみていました。


明治戦の後の私のブログにも書いてあります。

http://ameblo.jp/wajima-88/entry-11921509442.html


「DFは今年のチームの生命線です。

守り勝つチームはイメージできます。

攻め勝つイメージではありません。」

と書きました。


私がこれまで見てきて、春先の弱点がシーズン

深まるとまた出てきます。

以前に昨年の選手権で筑波に外のBKの間を

抜かれたサインプレーを何度もされたことで

春の弱点がシーズン佳境となりまた出てくると

書いていたと思います。


上で書いたように春先にかなり得点力に難が

あることは今年のチームを見ていてわかりました。


得点力が春先の弱点だった訳です。

チームの性格のようなものなので、これを変える

のはかなり難しい。


DFできっちり守って、ロースコアの戦いに勝つ

ことを考えたため、「守り勝つチーム」をイメージ

した訳です。


ところが、首脳陣は、教えれば得点力が大幅に

アップすると考えていたようです。

今になって思えばですが。


イヤーブックにも「準備した」(「練習した」だった

かな?)攻撃は通用している旨のコメントが載って

いたはずです。


かなり難易度は高いがDFに加え攻撃にも磨きを

かけバランスの取れたチームを目指すのか?

バランスは欠いているかもしれないが、習熟がしや

すく、チームの形をものにしやすいチームを目指す

のか?夏から秋にかけて悩ましいところでした。


私の結論は今年のチームにあった守り勝つチーム

でした。

天理戦はそのような戦いかたでした。

その後の関西リーグも他のことを試しながらのようで

したがおおむねそのような戦いかたでした。


そこで京産戦です。私は戦前のブログ

http://ameblo.jp/wajima-88/entry-11950280003.html

で、「京産大のDFはいいため、摂南戦の後半のように

きっちりキックで相手陣に入り、スクラムやモールでトラ

イを狙い」と書き、キックで前進し、ゴール前で居座り

しぶとく得点することを書きました。


ところが、思いもむなしく京産戦は、あまりキックで前進

することなく思いっきり展開しました。


結果、楽勝はないとしても勝てると思っていた相手に

敗北。どこかの掲示板では試合後選手たちが「呆然とし

ていた」と書かれていました。


春の最終、天理戦も同じような感じだったと思います。

相手のモール攻撃で負けてしまって、呆然とした感じで

夏合宿でもなかなかチーム力が上がってこずに9月の

明治戦まで時間がかかりました。


このあたりについては上で紹介した以前のブログ

に書いていました。

http://ameblo.jp/wajima-88/entry-11921509442.html


「特に前半はとてもいいDFだったようです。

これで6月はじめ頃に戻った感じがします。

5月まではいいDFをして、その後モールDF

の練習をしなかったために失点が減らず、

失点が減らないため、成果がスコアに現れず、

チームが失速した感がありました。」


戻るのにしばらく時間がかかったことを書きました。


関西リーグも終盤になって、私は京産より関学のほうが

手ごわいと考えていました。

京産に勝って全勝対決で関学とやって、厳しい戦いに

なると思っていたのです。勝つかもしれないし、負ける

かもしれない。と

それが負けて自信とモチベーションがかなり低くなっている

状態では関学に勝てるはずがないと思っていました。


案の定、前半DFが機能せず、リードを許します。

相手の攻撃にあわせてDFは徐々に対応できる

ようになります。


ところが、攻撃の精度が今一つで、後半も攻撃のミス

につけこまれ、失点をします。

攻撃力に難がある前提の戦い方ではなかったです。

少し攻めて、ターンオーバーされる前に、相手陣奥深く

で相手にボールを渡すような戦い方ではなかったです。


その後すぐに選手権になります。上に書いた夏合宿前後

の感じから再び上向くのは時間がかかると思いました。


やはりというか、東海大にノートライで負け。後がなくなった

早稲田には何とか見せ場を作りましたが、攻撃力は相変わらず

で、スクラムでターンオーバーしたトライとペナルティからの速攻

とモールでした。相手を崩し切ったトライはなかったですね。


立命戦は勝っても次のない試合、これまでから、首脳陣は、守りを

固めて手堅く勝つ試合ではなく、リスクを冒してでも攻める

試合をするだろうと思いました。


じつは、いまだに見ていません。

スコアからしかわかりませんがDFうまくいってはない事は確かでしょう。

どうしても見る気が起きないのです。


今年は選手のインタビューを聞いていて、何度か同志社は「伝統の展開

ラグビー」と言っているのに違和感を持っています。

同志社は自由奔放です。展開は早稲田や法政です。

同志社は集った面子にあったラグビーをこだわりなく選択してきました。


私が思う今年の面子にあった戦い方は「守り勝つ」でした。

あまり同志社では見ないですが、それもいいチームです。


今年の同志社に残念ですが、展開ラグビーはフィットしないと思っています。

首脳陣の選択にはかなり疑問が残ります。


守備的な戦い方であれば、少なくとも京産には負けなかった

ですし、関学にも最悪僅差負けで済んでいて、

選手権は違うプールで戦えました。

関西2位だと6月に伊那で勝った慶応とその慶応に負けた

流経大にモチベーション高く当たれたと思います。

それでも準決勝には厳しかったと思いますが。


こういうシーズンだった思っています。


ただ、早稲田をあと一歩のところまで追い込んだように

今年のチームに全く地力がなかったわけではありません。


スクラム・ラインアウトのセットプレーが比較的安定し、

DFも悪くない。ゴール前での詰めはもう一つでしたが、

そんなに悪いチームではありませんでした。


しかし、チームに今一つ勢いが出ません。

これからは推測です。スタミナ配分に問題があったと思います。


今年のイヤーブックにはスタミナ配分を教えてるような

記述がありました。


話は更にだいぶ以前にさかのぼります。


宮本さんがトニーブラウンについて

「トニーブラウンは、あのターンオーバーの割に走っていない

ここぞというところで走っているから目立っているだけだ。

実際の走る距離はそんなにない」とおっしゃっていました。


トニーブラウンや宮本さんのようなよく理解した方なら

それでいいかもしれません。

今の子たちは昔に比べ上に従順です。


今年の選手のインタビューでも何度も、事前の分析に

とらわれて逆にうまくいかなかったと書かれています。

言われたこと、決めたことに従うのはいいのですが、

疑ったり、修正したりするのは少し苦手なメンバーだった

ように思います。


ゲームの理解がそれほどでもない状態で、このような

スタミナを配分する考えを形だけやれば、全力で走るべき

ところでスタミナを温存して勢いの出ないチームになり

そうに思います。


もし、スタミナの配分が原因で勢いが出ないのであれば、

今年のチームにはスタミナ配分という考え方はあってない

といっていいでしょう。


関西リーグの京産戦の前半も京産戦の攻撃にずるずる

下がりながら、DFが破れない奇妙なDFをしていました。

もう少し強度がほしいところです。

こんなところもスタミナ配分が”犯人”ではないかと思います。


宮本さんの話をもう一つ

以前タックルの話で「最初から低いタックルは好きじゃない。

相手に読まれるので、姿勢が高く近づいて、タックルの直前

低くなると相手が対応できない」と言っておられました。


当時は既に宮本さんがチームにかかわっておられましたので、

その年のチームはタックルが高く、なかなか低くならなかったです。


低くできる選手に「こういうタックルもあるよ」ならいいですが、

出来ない選手に言っても複雑になってなかなか出来ないですね。


相手によって教えることを変える。状況によって変える

そういう柔軟さは今年の首脳陣には少なかったように思います。


巷で良く言われるいいかたではPDCAサイクルのプラン

やドゥは良くても、自チームに向けたチェック=やっている

ことがどれだけ根づいているか確認する。根付いていない

ならそれをどう改善するか?が少ないように感じます。


恐らく、現首脳陣が忙しいので、そのあたりのところに手が

回っていないのだと思います。


2ちゃんねるにも関西の他の大学のコーチについて書いて

ありますが、最近ではコーチにもお金をかけないと勝てなく

なっています。


同志社はかなり少ない額で何とかしていますね。

(悪い意味で書いてます。)


OB会費の話も出ています。お金を集めて強化のために

使う。使ったからには、責任を明確にする。

当たり前のことですが、OB会の組織が弱すぎると思います。

(最近はリクルートでは機能しはじめていますが・・・)


話は少しそれます。

日本の上のカテゴリーの傾向です。

エディージョーンズを招聘した日本代表が成功を収めています。

これを見たトップリーグの有力チームはこれまでの有力外国人選手

の獲得に加え、世界的に有名なコーチの獲得に乗り出しています。


今年のトップリーグのコーチはビッグネーム揃いです。

神戸製鋼などはこれにより急激に力をつけました。


恐らくこれに追随しようとする大学チームも増えるでしょう。

今発売している(一つ前?)ラグマガにも世界的にコーチの取り合い

になっていることが書かれていました。


今年でも、慶応は日本代表のスクラムを劇的に強くしたダルマゾコーチを

スポットで招聘しています。(3日間のようですが)


お金を出さない=条件を提示できない=競争から外れる


耳に心地よくない方も多いかもしれませんが、、これが今の潮流です。

OB会が必死にお金を集める。それでも足りないので、継続的、組織的

に大学に働きかける必要があります。(もう何年も言い続けています。)


話を戦い方に戻します。

相手を出し抜くことを中心に、去年のよう(興味のある方は

下のブログをご覧ください。)に手の内を隠して、京産戦でいきなり

展開をして相手を出し抜こうとした失敗しました。

http://ameblo.jp/wajima-88/entry-11889760589.html


関西リーグでサインプレーはともかく、基本的な戦い方は

出しておきます。最近は関西リーグも相手を研究するので

こちらの弱点をついてきます。


関西リーグの比較的ゆるい強度で自分たちの弱点をつかれ

ておいて修正を繰り返す。


シーズン最後には自分たちの戦い方の精度があがっている

状態で関東が弱点を突いてくる。


毒性の弱い病原体をあらかじめ人体に入れて抗体を作る

ワクチンと同じような考え方です。


私個人の意見ですが、首脳陣は二年連続で戦い方の失敗を

したように思います。

来年の指導体制がどうなるかはわかりません。

ただ、戦略的な選択やPDCAのCAの部分の決定は今の首脳陣

以外の方がされるほうが良いと私は思います。

首脳陣が変わる場合には、ここ数年の失敗のもとやチームの傾向

はきちんと伝えて一からの強化に戻らないようにしてもらいたいと

思います。


ただ、上で書いたように地力は上がってきています。

今シーズン最後のような状況で、攻撃に着手してもらえれば

なかなか面白いのではないか?とも思います。


話はチームの状況に変わります。

シーズン最後でBとCがそれぞれノートライに抑えた試合が

ありました。やっといいDFのスタートラインに立てたように

思います。最後はポイントの近場で立ち上がるのが早くなっていました。

この調子で行ってもらえればと思います。


BのDFが良くなるとAのアタックが良くなります。

Aは日々Bとやりあいます。BのDFが良いとそれを崩さないと

いけないので、精度高く攻撃するようになります。

BのDFが良くないと簡単に抜けてしまってAの攻撃の精度も

あがりません。


Bのレベルが上がりAに近づくと毎日やる練習のレベルが

格段にあがります。


それでも、Aの選手権の早稲田戦の前半は立つのが遅れ

ラックサイドを走られトライされます。その後、ノットロール

アウェイでレフリーからコーションが出たため、シンビンに

なりたくない同志社が立つのが早くなり、DFが安定します。


レフリーはラインアウトのノットストレートの取り方など少し

早稲田寄りでしたが、ノットロールアウェイについては、

同志社のDFを良くしてくれたので複雑です。


来シーズンはチームレフリーはどんどんノットロールアウェイを

取って早く立ち上がる意識を付けてください。


それと同志社のプレーは試合開始後しばらくだめで調整して

良くなることが多いです。

その間に失点して勝てればいいですが、レベルが高くなれば

どうしてもロースコアになります。

立ち上がりの失点は命取りになりかねません。


アップの時に同志社のDFの弱点を突くような動きに調整

した上で試合に臨むことが出来ないか?と思います。


素人が口をだすべきではないOB会や首脳陣について

も書きました。

ただ、今年については触れずにいられない状況なので

大変申し訳ないですがそこにいたりました。


ここが一番はじめに気乗りがしないのでと書いたところ

です。


私個人の考えなので、DSNとは一切打ち合わせして

おりません。