同志社 対 大体大

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<試合展開>

体大のDFは近場は圧力があります。

また、相手が展開するとそれに伴い外を埋めにいきます。


対戦相手は、いきなり展開すると止められます。

一度サイドを突いて体大の外に広がる足を止めておいて素早く展開する。

外にはスペースがあるので、抜けそうでした。


このあたりについては、前回のブログに書いたところです。


同志社は立ち上がり、この通りの攻撃をします。

つまり、相手のDFの弱点を突いたのです。


一度、体大のサイドをついて難なく展開。

体大DFの意識が近場に残っている状態ですばやく外へ。


体大DFが少し遅れて外のスペースを埋めに行くが

同志社がひとあし早く大外に。

WTB松井君にボールが渡った時には”ズレ”ている状況


松井君が大きくスワーブを切って、快足を飛ばし、

相手FBを振り切り鮮やかな先制トライ。


サイドを突いてすぐボールだしに成功するぐらい

相手の圧力を受けなかったのは、同志社が立命と違うところ。

今年の立命FWはあまり強さがないのでは?と疑ってしまいます。


同志社が2トライをしたぐらいから、

体大も外側のDFを意識するようになり、うまくいって

半ズレ、ダメな場合はスペースを埋められるようになりました。


プレッシャーを受けることになり、同志社のBKのパスがつながらない。


ミスに付け込み、崩れていない体大DFが前に出て、

ボールを足にかけられたりして、同志社が地域を大きくロスします。


反則が重なり、大きな体大FWが活躍できる

同志社のゴール近くに迫られます。


1つめの失トライはラインアウトから、体大がボールを出し、

突破力のある大きなPRが前進し、更にフォローされます。


同志社も何とかついていきますが、突破力のあるFWがサインプレー的

に突破してきたため、少し対応が遅れ横からのタックルとなりました。

このため相手に圧力がかからず、つながれトライされます。


その後も、同志社のミスや反則で体大が同志社ゴール前に居座ります。

同志社も何度か押し返しますが、結局サイド攻撃でトライを奪われます。


この時点で26-14の12点差で次に体大がトライを取ると

勝敗がどうなるかわからない状況でした。


ここから、後半の半ばまでずっと我慢の時間帯が続きます。

これを何度もしのいだので、相手が根負けをした感じがあります。


残り時間20分ぐらいとなり、体大の運動量も落ちています。

同志社が突破し、末永君のトライとなります。


これで勝負は決しました。


この後同志社はフレッシュなメンバーを投入し、運動量の

落ちた体大がDFに穴をあけ始めたところに、どんどん走り込み、突破します。


スペースがあり、走りこんでいる上、タックルに行っても

寸前でボールをフォローにつなぎ、つぎつぎ展開。

宮島君のトライなどは、つなぎが非常にうまくいって、すっごくカッコいいものでした。

見ていて楽しいラグビーですね。


耐えて、耐えて爆発!といった感じがしましたね。

ゴール前の攻撃をしのぎ切って、攻撃が爆発したということで、

ザ・ラグビーチャンピオンシップのボクス対ワラビーズの第二戦の

ような感じがしました。


ここ数年は耐えて耐えても、そのまま試合終了で爆発する時間がなかったり

耐えて、耐えて、こちらがミスで試合終了となっていたりするので

これまでになく、久しぶりに見て楽しいラグビーでした。

(昨年の京産戦も見ていて楽しい人は多かったと思いますが、

FWが崩してBKがつなぐ攻撃=一体となった攻撃ではない。

今回の体大戦ほど面白いとは思いませんでした。)


相手が根負けするまで守り抜いたDFの勝利です。

<良かったところ>

レフリングとの関係もあるので、簡単には言えませんが、モールDFは本当に良かった。


また、上に書きましたが、春先の試合ではスペースがあいていても走り込んでいなかったのですが、

この試合では体大がDFに並べなくなり、空けたスペースにどんどん走り込んでいました。

とてもよかったです。


更に、同志社はオフロードパスなどラックにしない=ボールを停滞させない

攻撃を増やしていたので、相手のDFが簡単に並べなくなっていました。


田淵キャプテンがKBS京スポのインタビューだったかで言っていた「スペースをこじ開ける」

ような感じがありました。目標としているとおりにプレーできているのでしょう。


タックルは良く決まっていました。

ただ、天理戦ほどではなかったです。

気合いもそこまでではなかったのかもしれません。


<注目していた点>
前回のブログでは体大のゴール前のサイド攻撃を同志社が

どう守るかに注目すると書きました。


ゴール前のサイド攻撃で体大は2つめのトライを取りました。

ただ、同志社のDFが足を掻いて押し返すところもあり、そこそこ抵抗したと思います。


前回よりは格段にゴール前のDFは進歩しました。

課題に対してきちんと練習しているのでしょう。


それでも、帝京や明治のサイド攻撃をしのげるかは疑問です。

更に練習が必要なところだと思います。


<試合を見て感じたところ>
1つめの失トライはラインアウトからの体大の展開です。

体大が22mラインの内側に入ってきたため、

同志社は当然、モールを警戒していたと思います。


それに意識が行き過ぎていたように思います。

もちろん、体大のモールは警戒すべきだと思いますが、

モールだけの警戒になっては今回のようにトライを取られてしまいます。


似たような事で少し気になっていることを書きます。


同志社がスクラムを押します。8人で押すことに集中するあまり、

3列を中心にブレイクのタイミングが遅れるところがまま見られます。

(2列、1列も)


あるプレーに集中したために、その他のプレーが出来なくなってはいけません。

当たり前ですが、どちらも意識した上でプレーすることが大切です。


体大ボールのラインアウトなら、モールが来た時にはすぐに対応する

ように心の準備をしておきながら、頭のすみには、「展開したらすぐにでも

広がろう」と思っておく、これが重要です。


スクラムなら、8人で押そうでもボールが出たらすぐブレイクできるように

スクラムの下からボールを見ておこうとかです。


体大の1本目のトライはサインプレー的ではありましたが、対応の選択肢を複数以上

考えておいた上で素早くDFすれば簡単に取られるものではありません。


対抗戦の上位などはかなりDFが堅くなかなかトライが取れないので、

こういった「化かし合い」に慣れています。

同志社もこれを機会に次のプレーの選択肢をあらかじめ、

頭のすみに置くようにしてもらいたいです。


2本目のトライも、帝京ばりの圧力があれば、取られていないと思います。

攻防ともきちんと足を掻くことは重要です。


また、攻撃ではパスがつながらなかった所は修正が必要ですね。

相手のDFが対応したとは言え、それで有効な攻撃が出来ないのはわかります。

しかし、つならなくてマイボールを確保出来ないのでは、更に上の戦績は望めません。


出来ないことは繰り返し練習するしかありません。

プレッシャーのある場面で何度も、特に練習でパスをして失敗してください。


岡先生のおっしゃった事を書きます。

「選手はグラウンドで失敗する権利がある。

失敗をしてうまくなっていく。

ただ、同じ失敗を何度もするのはいけない。」


来週はJrのみでAの試合はありません。

次戦までは、少し時間があります。


あと、二ヶ月もすれば大学選手権です。

本当に余計なお世話ですが、去年のように、関西リーグで今一つチーム力を

上げきれないようなことのないようにと思っています。


更に攻撃を磨いて、修正するべきところを修正して、意識高く戦ってもらいたいと思います。


アトムの選手インタビューを読むと天理戦より声を出していない、

コミュニケーションが不足していると何人かの選手が言っています。

その辺りのところも次戦では修正してほしいですね。


いろいろ注文をしています。日本一に向けて日々精進してください。

今回のように攻撃がよくなったり、オフロードを使うようになったり、

いいところも見えています。

応援しています。頑張ってください。


次回は第二試合の天理対立命を書きたいと思います。


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