早稲田戦

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大変遅れてしまいましたが、早稲田戦です。

開始早々から連続でトライです。

その後、徐々に早稲田のトライの間隔が

あいてきます。

 1分

 3分

 6分

10分

22分

27分

39分

早稲田がトライを取った時間です。


早稲田が若干集中力を落としたのか、同志

社がDFで徐々に対応したのか?

早稲田の集中力はともかく、同志社がDFで

「ポカ」をしなくなって来ていました。

わかりやすいところではハイパントの処理です。


開始早々の早稲田のトライはハイパントをあげた

ボールをきちんとチェイスし、同志社がキャッチャー

のまわりに人をおかなかったためでした。


早稲田がハイパントします。

落下地点に狭めの間隔で4人の「ライン」が近づき

ます。

同志社はハイパントがあげられているのにもかか

わらず、戻りません。

同志社はキャッチャー1人と少し後ろにFB役が1人

の2人

しかもFB役はターンオーバーに備え後ろに待機。

4人の早稲田プレーヤーは同志社が下がってこない

ため何の心配もなくキャッチャーに襲いかかります。


4対1できれいにターンオーバーされ、早稲田は

難なくトライをします。

キックをあげられたらキチンと戻る。それをしない同

志社の方に問題があると思いました。


早稲田がハイパントに対してきちんと4人でラインを

組んで押し上げていたのは実に見事でした。

落下地点と4人のラインのタイミングもばっちりで

流石によく鍛えられていると感心しました。


その後、何度か早稲田はハイパントをしますが、

同志社も反省してかきちんと戻っていましたので、

ハイパント即ターンオーバーというプレーはなくなり

ました。


通常のラインDFでも早めに並ぶというのが出来て

きて、何とか止められるようになってきました。


それでも少し遅れ気味の時は止められたり、ゲイン

されたりしていましたが、明治戦の時のようにタックル

したものを外されてトライというものは大幅に減りました。


しかし、何度か素早くフェイズを重ねられると関西のチーム

ぐらいなら止められるタイミングでしか並べず、早稲田の

快速BKに抜かれてしまっていました。


通常のチームより球出しのタイミングも早く、BKの走る

スピードも速い。

どちらかが遅ければとめられますが、フェイズを重ねら

れ、快速BKがしかけると・・・


それでも、今年はこれまで見た早稲田との定期戦の中

では、同じトライを取られるにしても、言い方は悪いです

がずいぶん”まし”でした。


昨年は早稲田の攻撃が今年ほどではなかったので比較

できませんが、今年は早稲田の攻撃が良いのに、全くD

Fラインが無く走られというのはターンオーバーや後半の

最後ぐらいでした。

きれいに並べてないDFラインの間を抜かれるプレーは

多かったですが。


一昨年以前はトライされる前はDFが機能せず、「楽々」

トライを取られるような感じが多かったです。


今年の早稲田のラインDFは堅くなかなか崩れません。

同志社が何度も何度もフェイズを重ねてやっと少しほころ

びかけるものです。

(DSNのヘッドラインから同志社のトライが見られます。

いつも感謝です。是非ご覧ください)


同志社が攻撃で何度もボールをつなぎます。早稲田は

地域を犠牲にしながらDFに綻びをつくらないようにDFを

します。

同志社もターンオーバーをされるようなミスのある攻撃は

しません。


なかなかいい攻防でしたね。あと5mの年を思い出すよう

な攻撃と防御でした。


早稲田のDFは落ち着いていて破綻しない敵ながら見事

です。

今年春シーズンの失トライが少ないのもわかります。


それに3トライする。同志社は春先のほとんど攻撃が

機能しなかった慶應戦からは格段の進化です。


しかし堅守の早稲田に対して連続攻撃するのはこたえ

ました。

その後、早稲田のBKの個人技に振り回され、DFライ

ンを敷くのが遅く、ラインに並べても前にも出られずで

いいようにやられました。


同志社の攻撃面ではつないで、早いタイミングでボール

を動かせれば現時点ではなかなかの攻撃力だと思います。

 

 DFをもっと精度UPする。

 ハイパント処理など細かいプレーも経験で覚えていく。

をしていけば結構やれそうに思います。


これまで長く同志社を見てきて早いタイミングの攻撃を

止められる感じはあまりなかったのですが、今年の早

稲田戦を見て、この方向で精度UPしていけば、もしか

してとめられるかも知れないという希望がもてました。


現時点では、DFは芽が見えただけで結果には結びつ

いていないので。

DFの芽は筍堀りみたいな状況に思います。

地面が少し膨らんで掘ってみると筍がある。まだ見え

ていませんが、地下で育っている、そんな感じです。


前半20分から後半の20分ぐらいの時間帯は、早稲田

がゆるんでいたかもしれませんがほぼ互角に渡り合っ

ていました(3トライ対4トライ)ので。

今後、年末まで40分を80分に、早稲田が同志社を

研究し同志社の弱点を突いてきても崩れないように

なってくれればと思います。


同志社がより精神面、肉体面のスタミナやこれまでの

反省点やこれからわかる課題をプレーに反映していけば、

年末にはいい試合を見せられるのではないかと私には

思えました。


精神面、肉体面のスタミナをアップするという観点からは、

後半3トライした後はかなりいただけない。


精神面、肉体面ともフィットネスUPに勤めていってくれる

ものだと思います。


しなくてもいいのかも知れませんが、体格では関西でも

大きいほうでもないし、スピードでも早稲田とは違う。

走り勝つしかないと思いますので、スタミナアップに

どれだけ真剣に、選手自ら取り組めるかがいいラグビー

ができるかどうかのポイントに思います。


昨夏、菅平で天理対明治を見た際、試合開始のキャプ

テン立川選手のチームに対する激を聞けました。

一言だけ「走り勝とう!」それに呼応して、チームの一人

が「俺らにはそれしかないんやから」と言っていたのが印

象的でした。


同志社は攻撃のところで述べたとおり、継続が出来るので

走り勝てるようになると大きな武器になります。

今季好調の早稲田のすばらしいDFを継続の結果、破れる。


走ることができればとても面白い攻撃のチームになります。


タックルの精度は残念ながら早稲田とは違いました。

一緒に観戦した早稲田一般学生OB(同志社は最近、

もっさん、もっさん、やまもっさんという応援はしないの

ですか?と聞くほど良く見ているファン)の話だと前辻

監督時代にタックルが良くなったとのことで「これは」

辻監督の功績なのだそうです。


感心したのは早稲田のラインDFです。

オフサイドラインぎりぎりというよりも少しオフサイド気味

に立ちます。

そこからスピードあるBKがきちんと連携して前に出ます。

オフサイド気味とはいえ、ペナルティーを取るほどではない

ぎりぎりです。


前で倒すことにこだわりをもってやっているのだなぁという

ことが感じられました。


●スクラムについて

かなり興味深かったですね。

試合開始からしばらくは早稲田は1番が内側に入るように

組み、早稲田1番と同志社3番側が近くなる、ひらがなのく

の字のようなスクラムを組んでいて、同志社がまともに組

めず、2本目の早稲田のトライはスクラムでボールを取ら

れてのものでした。


その後、同志社が対応します。早稲田の1番が内側に組む

まさにその延長線上に同志社3番が位置してスクラムが

早稲田若干優位で安定しました。

(=タッチラインとは並行でない、くの字でないまっすぐな

スクラム)


後半、北川君が入り、同志社優位のスクラムに変わります。

このため、早稲田が対応し、同志社1番が浮き上がるような

組みかたをしていました。

早稲田が同様に数回組み勝ちますが、同志社は浮かされ

ないように対応し、安定したかに見えましたが、今度は早稲

田ははじめに戻って斜め(ひらがなのくの字のようなスクラ

ム)に押し、優位を続けます。

これに同志社が対応したところでノーサイドでした。


早稲田は中盤のスコアで勝っているところでは同志社の

1番を浮き上がらせるスクラムを組みませんでしたので、

試合終盤も同志社がスコアするようになっていると違う

組み方(手の内)を見せてくれたのかも知れません。



良い芽は見えましたが、慶應、明治、早稲田と徐々に相手

が強くなったため、スコア的には大敗です。

まだ差は大きいので、頑張ってください。


しかし、今年の早稲田は強いですね。

私は帝京のFW中心のラグビーは帝京よりもそれで勝た

せてしまっている他のチームのほうが悪いと思っています。


帝京はFWで攻めるとわかっていてもとめられないから

BKで攻撃せず、リスクをおかさない。

帝京がFWを止められると思えば、リスクをおかさざるを

得ない。

わかっていてもとめられないぐらい離されている他のチ

ームが悪いと思っています。


国際試合を考えて、国内で帝京のような戦い方は制限

すべきだ。という意見もありますが、賛同はできません。

国内の帝京を止められないなら海外の大きなFWを止め

られるわけがありません。

国内で慣れておく、FWのみに頼った戦い方が出来ない

ように追い込むこれが大学ラグビーのレベルアップだと

思います。


今年の早稲田はいい感じなので、帝京にBKを使わせる

ことが出来るかもと思わせました。


早稲田戦の同志社のトライはこちら

http://d-support-network.net/