遅きに失しているのですが、自分なりに整理がついたので書かせていただきます。


同志社は相手がキックをあげてくるような場面でFWの西林選手を後ろに下げ

キャッチャーとして配置しているように感じました。

帝京陣でのラックにおいて、SH滑川選手からのパントをキャッチしたのはラック

に入らず、キック処理をキャッチが得意で当たりでも対抗できる西林君にした

ように思います。→結果として同志社のキャッチが安定し、試合が競る一助となった。


また、同志社の攻撃の場面でゴロパントを外側に転がすものが目に付いた。

ここまで大学選手権をご覧になった方はおわかりでしょうが帝京のDFは非常に堅い。

選手権では決勝の天理以外にはトライを許していない。

なかなか普通に攻めていたらトライを取れないのはわかります。


このため、ターンオーバーからのトライを狙いたい。ただ、FWどおしでは結構な体力差が

あるため、ターンオーバーの機会は少ない。

相手が堅守であることターンオーバーの機会が少ないことから、人工的(?)にターンオーバーを

する機会として、比較的体力の差を考えなくていいBKの場面でターンオーバーが出来れば?

と考えたのではないかと推測します。


BK展開で外で抜きたいでも抜けない状況だと相手BKの後ろにゴロパントを転がす。

運よく再獲得できればもちろんいいが、できなくても相手BKがキック処理をしている間に蹴る場所が

わかっている攻撃側がポイントにいち早くかけつけターンオーバーからのトライも考えられる。


そのような2段がまえの作戦に思えた。

しかし、帝京の堅守は同志社にトライを許すことはなかった。


この2つ(①キャッチの確実な選手に処理させる②外側へのゴロパント)はワールドカップの準決勝

NZ対AUSでNZが主に使った作戦であるため、作戦を立てた方はこの試合に着想してのものでは

ないかと推測している。


帝京にスクラムで押されるのは予想されていたので、事前にこのブログに書かせていただいた。

それにより浮き足立って実力が出せなくなって、点数的に差をあけられることはどうしても避けたかった。


スクラムはうまく組んだと思います。

相手と真正面で組んでしまうとかなりやられるので、ななめに組んでいたように思います。特に後半は

3番が味方1番の方に組んでまともに組まないようにしていたように思います。

ただ、レフリーによっては、まっすぐ押す旨を指導されることもあるため、緊急避難的なものだと考えます。

中長期的な目標は帝京といえどまっすぐ押し込めるように考えるのが、まともだと思います。


ラインアウトも相手ボールをよく取っていました。スカウティングのおかげだと思います。

ただ、マイボールもそこそこ失っていたのは今後の課題です。


タックルはよく行っていました。ダブルタックルに行っても立ち上がって広がってを繰り返していました。

ルール研究もよくして、ラインアウト以外からのモールを防いでいたところは慶應風でした。


ただDFではJスポの解説で薫田氏が指摘していた(帝京は外に振るべき)ように帝京FWが前に出ると、

ポイントに巻き込まれ、内側をがらあきには出来ないので、DFラインが内によってしまい、なかなか

広がれないDFが試合中少なくとも4度はありました。


帝京がリスクを減らして、FWのみで戦っていたので助かったが、天理や早稲田、FWがいいタイミングで

押せた時には外に振る関東学院の攻撃などならそれぞれ2度以上はトライされていると思われます。


何度も書いていますが、同志社は強いがゆっくりの攻撃に対するDFはいいのです。苦手はうまくて早い

攻撃で外をつかれることです。

天理など外で勝負するチームにはまだ追いついていないと思っています。


ただし、薫田氏が指摘する選手権で帝京が外側で勝負をするようなことは、監督がかわらないかぎりない

と思っています。柏原、木村の両選手を擁していたときにはある程度外にまわしていましたが、

レベルの高い厳しい試合ではフロントスリーからのパスミスが多く、デメリットが強く意識に残っていると

思われます。

私の中では帝京はいいチームですが、フロントスリーが素晴らしいパス回しをするようなトレーニングは

積めていない(=その点であまりノウハウを持たない)チームに思えます。


10メンラグビーを選択するにはするだけの背景はあると思います。


巷間言われるレフリングについては、偏っていたと思います。

詳しくは書きませんが、同志社が負けている場合は結構同志社寄り、帝京が負けていると

イーブン。基本このような吹き方に感じました。

同志社ファンの私が書くことではないですが、同志社がリードする。短時間で帝京が逆転する。

私が感じた笛と得点経過に整合性があるので、いいDFはしましたがレフリングとの関係はかなり

あると感じています。


レフリングと得点の関係はなかったとしても、ブレイクダウンは改善する必要はかなりあります。

スクラムとブレイクダウンは帝京に比べてかなり劣っていました。

トライを取れるようなシーンが少なかったのもボールを保持できるようなブレイクダウンではなかった

ためであると思っています。


今後改善できなければ、少しの上積みはあっても更なる上は目指せないでしょう。


近年は下のチームが立命や体大や関学に負けています。

特に立命や体大にやられる試合は体力的にやられている感じが強くします。

体格的に(スキルという意味ではないので誤解なきよう)素質の劣った入学者を鍛えてそれらの

チームと戦えているAチームという感じです。



帝京戦を見て頑張った選手関係者のみなさんにはとても感謝の気持ちでいっぱいです。

実は、私にとって帝京戦は予想外の踏ん張りではありませんでした。(近しい方には事前に伝えていました。)

終盤の時点でリードしているとは思っても見なかったほどの選手の皆さんのがん張りのおかげですが。


ある程度予想がついた善戦なので、感想はそれでも勝てなかったかという落胆です。


今後の強化には大学の協力が不可欠です。

それを引き出すのはメリットを受けるラグビー部です。

外野の意見ですが、ラグビー部の意思決定の権限と責任のセットがどこにあるのか不明確に思えます。


これを改善しないと成績のブレは避けられないと思います。

宮本監督が何年できるでしょう。宮本監督が去っても上向きでいけるのでしょうか?


強化に向いたラグビー部と大学がないとと思って問題の大きさに徐々に応援する気力が失せて

きている近年です。


なお、部や大学に対する意見は全く個人的なものであり、ファンクラブやDSNとは一切関係がございません。


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