同志社が立命、関学に対して結果を残し始めた6月頃、関西優勝には

実力No1の天理を破るしかないと思いました。


しかし、昨年はリーグ戦でノートライ、9月(だったと思う)の合同練習でのアタック

アンドディフェンスでもトライなしと攻撃力の目立つ天理ですが、

DFの力もかなりあり、正直勝てる気がしなかった。


どうすれば勝てるだろうか?と考えてもいい案が浮かばず、

かなり心配をしていました。明治期にロシアとの争いを恐れた恐露病

ならぬ恐天理病にでもなったかのようでした。


心配しても仕方がないので、菅平に行って天理を見ることにしました。

早明相手に充分戦う天理は個人技だけではなく、とてもよく鍛えられて

おり、見には行きましたが、彼我の差を感じ恐れは残念ながらあきらめにかわった。


天理の弱点は?などと知り合いに聞かれても、勝利につながるような案もなかった。


同志社は天理や早稲田や慶應などの早い展開の攻撃を得意とする

チームを苦手としています。明治など強いがゆっくりのチームのほうが

得意です。


苦手なタイプの強豪とあたるということで予想もきびしめ、

試合当日家族に、「久しぶりに同志社の中継があるから、

見といて、まともにやったら10-50ぐらいにはなるけど」

と言って家を出た。


試合がはじまり、積極的に展開する同志社、これまで見る同志社より早い展開で

その点でレベルアップしたことが私には感じられた。

しかし、天理がいやがるラグビーをするのではなく、同志社のしたいラグビーを

していたように思う。


天理は先ほど書いたように素早い展開を身上とするチームであるので、

対戦相手とすれば天理以上に早い展開をするか、ゆっくりするかしかない。


セットプレーを増やし、比較的優位に戦えそうなFW戦を増やし、ブツ切れの

試合をしたいところ。


同志社は積極的に展開し、天理の得意なところではあるが、自分たちの得意な

ところでの勝負に出ていました。


ゆっくりした試合展開を指向すれば、もう少しスコアは整えられたと思うが、

宮本監督は以前のインタビュー(確かラグマガ)でワイルドナイツの監督時代に

自分たちのやってきたことを変えて結果につながらなかったことをおっしゃっていた

ので、その線での戦いだったのであろう。


接点での同志社は当たる瞬間にスピンする選手が目立ち、そういう練習も

してきたのかな?と思わせるものであった。

走りこむスピードも以前に比べて速くなっているように感じられました。

更に速くなれば、もっと楽しい攻撃ができると思います。


天理のラインに隙があるときはきれいにラインブレイクしていたし、

以前と比べてもかなり切れ味のある攻撃をしていた。


しかし、天理は強く、それでもなかなかゴールラインは陥れられない。

1本目のトライは西田君の好走から、最後は下平君がタイミングよくでいい判断の

パスを外に出したもの。

下平君はDFのコース取りでもいい動きをしていましたた。早稲田戦でもいい動きだった

ので大きな試合でより集中できる性格なのかもしれません。


DFでは、試合開始後しばらくすると天理SHが自由に動けているのが目についた。

あまりプレッシャーがかかっていなかったのだと思う。


自由に動けているのでいいタイミングの攻撃を同志社が体験することになった。

同志社も以前よりも順目のスペースをDFで埋めにいくのが早くなっていた。

それでも、だいたいの感じで言うと1次攻撃を止め、2次攻撃になると1人少なく、

3次攻撃で2人ぐらい足りないようでした。


攻防とも目立ったのはタックルからボールを出すまでの差でした。

同志社も時折いいタックルを見せるが、天理のほうが頻度が多い。

当たってたっていられる天理とたっていられない同志社。

展開すれば、攻防ともその後のポイントの人数で不利になります。


アタックでは外側のラックで不利を受けたり、ディフェンスでは数的に不利になったり

です。

天理はブレイクダウンでの見極め(ボールに絡むのかラックに入るのかなど)も

すばやく的確で、この点がよく鍛えられているなぁと感心するところです。


同志社はタックルの後、相手のボールに積極的に手をかける(森脇くんが後半に見せ

たシーンが象徴的でした)など、恐らくからむ練習をしてきたと感じましたし、ある程度

の成果をあげられたと思います。


それでも同志社はタックルからボールが出るまでは、まだレベルアップが必要だと思います。


天理は接点での人数もバランスが良く、同志社は人数をかけてしまい数的な不利となっており、

フォローが少なく遅れ気味であった。

数的に不利とならない接点で次の展開でも余裕を持ってボールをリサイクルできる

ようにする必要があると思います。(フォローのタイミングも含めて)


それとDFでは天理レベルの相手にもプレッシャーをかけられるように、

前に行く動きと横をおさえる動きについて更にレベルアップをする必要もあると思います。


春のベストゲームより進化を感じさせましたが、更に上の目標がいるので、

今後も練習にはげんでもらえればと思います。


西林君はすばらしいですね。タックルも良かった。日野君の突破も魅力的。於保君は

やはりいいですね。藤本君がよさそうで、もう少し長く見たい選手です。西田君はやはり

いいキャプテンです。見方を鼓舞していました。


天理の攻撃は前半横に動き同志社のギャップを探るようなもので、

立川君を中心にギャップに走りこんで有効にゲインをしていた。

後半立ち上がりまでにそういった攻撃を同志社が止めたことから

広がっておのおのが薄くなっているDFに縦に切り裂くパワーの

アタックに切り替えたようでした。

両CTBだけでなく、FWでも突破力のある選手を縦に走らせていたので

チームで対応したのだと思います。


天理の横の動きに試合中に対応し、修正していた点はとても良かった

と思います。

今後はSHが自由に動けていたことを書きましたが更に前に出て相手に

プレッシャーをかける。いいタックルでプレッシャーをかけるというのを

横にひろがるDFを引き続きやりながらレベルアップを心がけてもらえれば

更にやって楽しい見て楽しいDFになると思います。


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