さて、昨日の続きで、自分のような低収入の派遣社員、フリーター、ニート、あるいは無職、失業者はこの21世紀をどう乗り切るか?について考えてみましょう。
自分が思うに、トフラーの言う「第三の波」は、ビル・ゲイツが世界長者番付1位になった時点で発生し、今現在はその渦中にあり、「第二の波」と「第三の波」の変革期にあると思います。
繰り返しになりますが、「第二の波」は産業、工業革命で、「第三の波」は情報革命です。
第二の波の時代が終わろうとしているのに、それに気づかない人々、大企業に就職していれば終身雇用で安定した生活を送れると思っている人々は多数いると思います。
あと数年で定年退職の方はそれでもいいかもしれません。(401Kを導入する企業もますます増えるでしょう。だとすると、退職金もあってない時代がくるのかもしれませんが・・・)
しかし、まだ20代、30代で、今終わろうとしている考え方、生き方をこれからもつづけるのは時代遅れになると自分は思うのです。
インターネットなんて必要ない、パソコンなんて必要ない、そんなのやるのは金の無駄遣いだ、そんなのなくても充分生活できる、そう言う人、身近にいませんか?
実は自分もそのタイプの人間でした。
以前の自分はアナログ人間で、CDが普及し始めた時も音楽はレコードで聴きたいほど新しいものが嫌いな偏屈人間でした。確かにレコードは独特なナチュラル感があって今でも好きですが、今レコード盤を購入して聴くことはなかなか難しい状況になっています。新譜をレコード盤で入手する事はほとんど不可能だし、その事になんの意味も見出せません。CDで買う方が手軽で高音質だからです。
携帯電話にしてもそうです。
自分はただでさえ電話嫌いなのに、携帯電話なんて絶対持たないぞ!と昔は思っていましたが、今や携帯電話を持っていないとどうにもこうにも生活できないのです。携帯電話はこの高度情報化時代に日々進化していますね。
つまり時代錯誤の生き方では時代に追いつけず、置いてけぼりをくらうということです。
変な例えですが、テレビが地上デジタル放送に完全に切り替わっても(2011年でしたっけ?)「俺はアナログが好きだからアナログで見つづけるぞぉ!」と言ってるような人が「第二の波」の考え方、ライフスタイルで21世紀を生きようとしている人なのです。
人生いろいろですからどんな生き方があってもいいのですが、そんな人はテレビや携帯電話やその他文明の利器を全て断ち切って、人里離れた山奥や無人島で草でも食いながら仙人のように暮らしてくださいと私は言いたいですね。
まぁ、インターネットやブログをやっている人にそんなバカな人はいない思いますが。
では、第三の波の時代をどうやって生き抜けばいいか?
「産業革命以来の工業化社会に変化の一撃を加えたのは、半導体を中心とした技術革新です。そしてその技術革新から、マスコミが一方的に流す画一的な情報に、人々が支配される時代はやがて終わる。
そしてありとあらゆる情報が家庭に入り込んでくる。私たち一人一人は、情報の洪水に溺れることなく、自分にとって何が必要かを見きわめて、個性と創造性を育てることである。それが第三の波の社会を生き抜くポイントだ」
と、トフラーは言っています。
ここがポイントなのですが
十八世紀末に英国で起こった産業革命は人々を農地から解放する一方、個人を工業化社会へ組み込んだ。
農業革命、産業革命に次ぐ情報革命も新たな「解放と従属」を生む。ネットが仕事に欠かせない道具となり、個人の働き方を変質させる「eワーク」のうねり。
第三の革命の波を巧みにとらえた時、一人一人に新たな可能性の扉が開く。
自分が言いたい事はこれなんです。
高度情報化社会を卑下せず、「第三の波」を利用して上手く乗ることが出来れば、自分のような低所得者の派遣社員やフリーターやニートや無職の人やリストラされた人でも、自分の可能性を伸ばす事ができるのです。
自分も今自分の可能性を模索中です。だからインターネットでこうしてブログを書いているのです。他にもいろいろやってますが。
全国の派遣社員、フリーター、ニート、無職、リストラされた方、自分もみなさんと一緒です。
今のままの生活でかまわないと言うのなら、自分は何も言いません。
しかし、正社員でもなく派遣社員のくせに「自分は安定した収入を得ている」と思っているのなら大きな勘違いですよ。あなたの変わりなんて腐るほどいます。
自分にしかできないオンリーワンの可能性を信じてお互いがんばりましょう。
言い足りないことはいっぱいありますが、とりあえずこのへんで。