糖尿病の食事療法のひとつの方法として「食品交換表」を使用したものがあります。

糖尿病食事療法のための食品交換表 第6版/文光堂

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これは適正なエネルギー量で、しかも栄養バランスのとれた献立を作ることができるように工夫されたものです。
肥満解消のためにエネルギー調整をして標準体重を維持したい方に特におすすめ。



含まれる栄養素によって食品を6つのグループ(表1から6まで)に分類し、1単位=80kcalと決めています。

グループごとにあらかじめ決められた単位にそって、食事の目安量を決めていくものです。
同じグループ内であれば、単位数を守った上で異なる食品に変えることが可能です。これを「交換する」と言います。


【表1グループ】
ごはん、パン、めん、もちなどの穀類
いも類、豆(大豆以外のあずき・ひよこ豆など)
炭水化物の多い野菜・種実

【表2グループ】
くだもの

【表3グループ】
魚介類、肉塁、卵・チーズ
大豆と大豆製品

【表4グループ】
牛乳、乳製品(チーズを除く)

【表5グループ】
油脂(サラダ油・ごま油・オリーブ油・
   バター・マーガリン・ラード・マヨネーズなど)
脂の多い食品(ナッツ類・ベーコンやばら肉など)


【表6グループ】
野菜類、海藻、きのこ、こんにゃく類

【調味料】
みそ、さとう、みりんなど


参考資料:糖尿病食事療法のための食品交換表 第6版


その糖尿病食事療法のための食品交換表が今年度、11年ぶりに改訂することになったそうです。(現在使用されているのが食品交換表第6版(2002年発行)のもの)



日本人の栄養摂取量や日本食品標準成分表の改訂を受けながら、内容や1単位あたりの食材の重量を変更していくようなのですが…今回どのような内容に変わるのでしょうか。

11年間で、新しい食品も出てきましたし、私たちの生活も変化してきました。


近々、食品交換表第7版の研修会に参加予定ですので、まだご報告したいと思います。