最近、官僚の人と個人的に仲良くなって、いろいろと面白い話を聞けている

こちらが、たとえば、2020年からの大学入試改革について、あれこれと深読みして、文科省の真意を問いただしても、「おそらくは官僚はそこまで深いところまで考えていない。というか、何も考えていない」「数字の根拠を求めることもまずない」

などというショッキングな話を聞いた

政治家が数学ができなくて、統計数字でなく、ニュースで政策をころころ変えるのだから官僚が防波堤になっていると思っていたら、どうもそうでもないらしい

要するに、裏のあるようなものを作るのはどうも官僚ではなく、政治家のようだという話だ

だとすると、安倍という総理大臣は意外に賢いかもしれない

みんなが集団的自衛権でわーわー騒いでいるうちに、派遣法を含めて、金持ちが得するような法律をどんどん通していった

野党のアホぶりもあって、好き放題ができるようだ

今回の憲法改正でも、9条改正にばかりみんなに目が行くようにしておいて、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」と憲法第24条に追加するような案を出している

虐待など、家族が破壊されていても、家族に助け合いの義務を負わせるというのは、とりもなおさず介護義務を負わせるということだろう

財政破たんは見えているのだから、介護は家族に押し付けるというのを憲法で明記しているわけだ

本来、憲法というのは、勝手な立法をしないようにと国会を縛るものなのだが、憲法で介護義務を負わせるように国民を縛る法案を作るとはあっぱれとしか言いようがない

戦後の詐欺師の歴史をみても、光クラブ(これは詐欺と言えるかはわからないが)を除くと、大きな詐欺をやった人はほとんと中卒、高卒レベルだ

学歴がある人間は、「こんなことで人がだませるのだろうか」と考えすぎてしまう

しかし、一般人の知的レベルがわかっている人は、「この程度でだませる」と堂々とやりきってしまう

日本のマスコミも、一般大衆も、イチコロである

あと、受験勉強をしていると、私のやり方でさえ、インチキというくらい、まじめを重視してズルは許されない(私だって、カンニングはもちろん許していない)

中学校も高校も大学も受験していない総理大臣は、多少のズルをしても、結果がよければいいと割り切れる人のようだ

「あー、尊敬した」