すごく忙しくて、ブログがなかなか更新できない

今の巷の話題で言うと、マンガ『美味しんぼ』で、福島にいくと鼻血がでるだとか、そのがれきの近くにいくと胃腸障害が出るとか、ひどい描写があると問題になっているようだ

私個人の意見を言わせてもらうと、おそらくは医学的には、根拠のない話と言っていい

現在の福島の線量や、福島からもってきたがれきのレベルの低量の放射線では、胃腸障害を起こすとされているレベルと少なくとも3ケタくらいは違う

ただ、世の中には特異体質の人がいるし、鼻血にしても、胃腸障害にしても、心因的に起こることが珍しくないから、過剰に放射線を怖がっている人に起こってもおかしくはない

要するに、「こんなことがあった、医学的な根拠はあるかどうかわからないし、私が特異体質なのかもしれないが」という話であれば、私としては承服しかねるが、表現の自由の範囲内のような気がする

実際、これによって、テレビなどで医者に反論の機会が与えられているので、たとえば、一般の刑事事件のように警察情報を垂れ流して、弁護側の意見を一切報じないのと比べたら、まだフェアに思える

しかしながら、朝のMSNニュースをみると、一時休載になるとのことだ

マスコミの非難だけでなく、閣僚級の批判も大きかったようだ

その中で、小泉進次郎が、まだ目立っていた

福島に何度言っても、そんな症状が出たことがない

ますます福島に行かないといけないと思ったと

でも、それは運転手つきの車にふんぞり返って福島に向かう人間の発言である

私も、毎月、原発で働く人、除染をする人のボランティアで、福島の広野町に通っている

しかし、福島の浜通りに行くには、常磐道を使わないといけない

中通りなら新幹線もあるが、浜通りは常磐線は時間がかかるし、広野町はさらに遠い

ところが、常磐自動車道には80キロ宣言のところが長距離あり、そこで茨城県警が、100キロそこらの車を平然と捕まえる

茨城は警察の不祥事の多いところだ

http://seigi002.blog42.fc2.com/blog-category-9.html

こんなモラルの連中が、事故を起こしたわけでなく、守れないような制限速度を違反した人間を捕まえて偉そうに説教をする

私も、福島にボランティアに通っている話や、ボランティアに通う前はゴールド免許だった話をすると、「われわれは茨城県警ですから」と一笑に付された

こういう茨城県警の横暴が、いわき地区に通う気になる気持ちをどれだけそぐかわからない

胃腸障害や鼻血が出ても(出るはずがないと思っているが)、ボランティアは続けるが、警察の横暴で、もう免許がなくなるとなると、さすがに3年以上続けてきたボランティアをやめる可能性は大である

アメリカと日本の交通取り締まりで大きく違う点が3点ある

一つは、地方によって取り締まりが違うという点だ

警察本部長は原則として市長が指名するから、治安に力を入れるということで勝った市長は、交通警察を減らして、防犯のほうに人を回す(ただし、日本ほど縦割りでないから、防犯のパトカーも、交通違反は捕まえる)

ナパのように、ワインのティスティングが当たり前の地域では、飲酒検問はやらない

このようなことは選挙で選ばれた人が地方の実情で行うという民主主義的な考え方が徹底している

全国の県警本部長が東京の警察庁からきて、地方の実態を無視して、東京のルールを全国におしつけるのとは違う

昨日も静岡出身の編集者と話をしていたら、静岡では飲酒運転の厳罰化のあと、国道沿いの飲食店(おそらくお酒は出すのだろう)がバタバタと潰れ、お酒を飲まない娯楽であるパチンコ屋にとってかわられたという

パチンコ屋の味方の警察が、飲酒運転の厳しい取り締まりをするのは、そういう背景もあったのかとはっとした

二つ目は、卑怯な取り締まりをしないということだ

覆面車で、本来つけないといけない追尾灯もつけずに、自分も制限速度を違反して、つかまえるような汚い捜査はしない

ちゃんとパトカーが堂々とおいかけてくる

パトカーとわかって抜くような確信犯だけをつかまえる

あるいは、中央分離帯にパトカーがいるのに気がつかない前方不注意の車を捕まえる

彼らは犯罪捜査のときには平気でおとり捜査をやる

日本では、犯罪捜査では、おとり捜査をやらないくせに、一般市民をつかまえる交通警察では、こんな卑怯な覆面での取り締まりをする

武士道に反するとはこのことだ

弱者には汚いやり口で偉そうにし、怖い相手には、仕事の範囲内のことしかしない

三つ目は、罰金はいくら課しても、相手を傷つけない限り、免許を取り上げたり、停止したりしないということだ

アメリカも今は罰金は高い。通行区分外のところを走るだけで、300ドルくらいの罰金がとられる

しかし、点数制でないから点数がたまると免許を停止したり、取り上げたりすることはない

アメリカでは、免許を取り上げることは、職を奪い、移動の自由を奪うことになるから、何人もはね殺すようなことがないとそんなことはしない

犯罪者でもないのに、社会的生命を奪うようなことをしないのだ

日本だって、JRの民営化以降、免許がないと、暮らしていけないし、職にありつけない事態は始まっている

免許を取り上げられて、失業する人や、おそらくは自殺する人もいるだろう

そういう人がいても、知ったこっちゃないというのが、日本の非情交通警察だ

警察については、アメリカのほうが100倍まともだし、罰金は多少高くすることがあって、点数制度は、本来廃止すべきだ

そして、事故を起こした人の罪を重くするほうが、よほどまともだ

そもそも日本の高速道路の最高速度が100キロになったのは、名神が開業した1963年のはずである

それから50年もたって、自動車の性能が飛躍的に向上したのに、制限速度が変わらないどころか、80キロ制限の高速道路をどんどん作るのは、警察の横暴以外何物でもない

実際、普通の道路より、高速道路のほうがはるかに死亡事故率が低いのは、まっすぐな道でスピードを出しても、そうは死なないことを物語っている。

最近の高速道路の重大事故の報道を見ていても、スピード違反より、居眠りとかのほうがはるかに目立つ

480キロの道を80キロで走ると6時間かかるが、120キロなら4時間である

どちらが居眠りの可能性が低いかを考えてみればいい

実際、高速を80キロで走っていれば眠くなってかえって危ないというのは私だけでないだろう

不祥事を起こし続けながら、交通警察隊の数を増やし、すべての茨城県内のインターのトイレに、自分たちが見張っていると威張っている茨城県警がある限り、福島、とくに浜通りの復興は遠い






小泉は運転手つき