さて、昨日のブログの最後に、多少感情的になって思ったことを書いた。
ただ、このメッセージの主のように拝金論なのはむしろ貧困層だとか、金持ちのほうがいい人が多いと思う人は少なくないのだろう。
先日も、偉い人との飲み会で格差社会の批判をしたら、有名雑誌の編集長氏が「でも、金持ちの子供はいい人が多い」とおっしゃった。
あるいは、自分の子供を私の通信教育を受講させたり、有名私立校にやってみたら、高学歴、高収入の人や、その子弟のほうが、しっかりしているし、性格もいいことがわかったので、ほかの子供たちにも自信をもって高学歴、高収入を目指せと言えるようになった(この方は学習塾をやっているそうだ)という嬉しいメッセージもいただいた。
実際、私のブログに悪意や敵意に満ちた形で批判をしてくるのも、たいてい(見ていないのでわからないが)あまり豊かとは思えない、おそらくは貧乏な人たちだ。
最近は開き直って、金持ちの前でも相続税100%論とか、累進の復活を唱えるが、金持ちたちは「そうかもしれませんね」とへらへらしている。
何人か大金持ちで相続税100%論を支持してくれる人もいるが、「中途半端な金持ちがみんないやがるんだよな」などと言う。
私自身、貧しい人の味方のつもりだが、これだけ批判を受けると、ちょっと嫌になるというのは、前に言った通りだ。あるいは、私がワインを含めて、ぜいたくが好きだし、金持ち向けのクリニックを始めたので余計に反感を買っているような気もする。
ただ、私としては、相続税100%になれば、あるいは累進が厳しくなれば、それに素直に従う所存だが、貧しい人のためになるような政策をいう人間が、貧しい人と同じ暮らしをしなければいけないと言われるのなら、さすがに金持ちの味方に乗り換えるかもしれない。
個人的には、日本の金持ちの最大の問題点は金を使わないことだと思っているからだ。
先ほど述べたように、初代の金持ちはともかくとして、二代目以降の金持ちは性格がいいことが多い(若干、例外を知っていて不愉快な思いをしたことはあるが)。自己愛が満たされていれば十全な性格になるというコフートの理論は、私には納得できる。
だから、この不景気のご時世に、派手に豪遊したり、大豪邸を建てたり、自家用ジェットを乗り回す気にならないのだろう。
アメリカで自動車会社の重役連が自家用ジェットを非難されたのは、赤字だし、国に援助を求めるくせに乗っているからで、通常に儲けている人間がどんな贅沢をしていても、まず批判はされない。
しかし、日本の金持ちは、性格がいいから、それができない。
でも、それでは国に金が回らないのである。
私が相続税100%にしろとか、累進課税にして経費を認めろとかいうのは、言い訳を与えてやらないと日本の金持ちは金を使わないだろうと思うからだ。
彼らは贅沢をしたいから金を稼ぐのではないようだ。貯金通帳の桁が一つ増えるのを喜び、それを子孫に継ぐのに至上の喜びを感じる。
これこそ、まさに「拝金」である。貧しい人ほどガツガツして見えないが、金のために金を稼ぐ。
だから、使う喜びを与え、また知るべきだと私は信じる。
これがないから寄付が広まらないのかもしれない。
私も金持ちになったら、ぼんと100億円くらい寄付したい。どれだけ気持がいいか想像がつく、いや想像ができないからだ。アメリカの金持ちの中には、その快感のために金を稼ぐ人すらいるという。
でも、日本の金持ちは性格がいいから、こういう快感も得ようとしない。
パラドキシカルなことだが、私が言うように相続税を100%にしたり、累進課税で経費を大幅に認めるようにすれば、おそらく、目に見える格差は広がるだろう。
今の日本の金持ちは1000億の資産があっても、ろくに使わないから格差が表面化しない。だから、昔と比べて格差が小さくなったと勘違いする人さえいる。
でも、それを使わないと税金でもっていかれるなら話は別だろう。
すごい豪邸を建てる人も、自家用ジェット機に乗る人も、愛人を何人も囲う人も、一晩で1000万円くらいおごる人もどんどん出てくるだろう。
そこで初めて大衆は格差を実感する。
あるいは、相続税100%にしたら、子供にもっと教育をつけたがる金持ちも増える。小学校から大学の付属では不安に感じるはずだ。
すると、今は年収1600万円を超えると子供の学力が下がるのだが(それまでは年収が多いほど学力も高い)、それもなくなるかもしれない。
逆に貧しい人のチャンスが減ることもあり得る。
でも、私は金の回る社会のほうを望む。
お客様が神様の資本主義社会では、それがいちばん外国に頭を下げないで済む方法だからだ。
それにしても、日本は貧しい人間の味方のいない国だ。民主党も自民党も法人税の減税を公約に打ち出した。抑止力としての共産党ということを書いたが、私以外にも、北朝鮮問題とは別の視点で共産党嫌いはいっぱいいるようだ。ゆとり教育も賛成していたという情報をくれた人もいる。西村和雄先生が、ゆとり反対の講演で呼ばれた際が共産党系だったとか、陰山先生が全教の出身とかで期待していたが、そうでもないらしい。
筆坂氏の本の通りだと内部はガタガタのようだが、とくに不破氏のセンスが悪すぎるようだ。拉致問題も最初に追求したのが、親ソ反中の共産党だったのに、不破氏が北朝鮮の味方のような発言ばかりしてブチ壊しになったとか。
志位氏も私をいじめたころの自治会出身だから、あまり期待できない。
やはり大衆に金が回る社会はこないのだろうか?
それでも一票を入れてみたいのだが
ただ、このメッセージの主のように拝金論なのはむしろ貧困層だとか、金持ちのほうがいい人が多いと思う人は少なくないのだろう。
先日も、偉い人との飲み会で格差社会の批判をしたら、有名雑誌の編集長氏が「でも、金持ちの子供はいい人が多い」とおっしゃった。
あるいは、自分の子供を私の通信教育を受講させたり、有名私立校にやってみたら、高学歴、高収入の人や、その子弟のほうが、しっかりしているし、性格もいいことがわかったので、ほかの子供たちにも自信をもって高学歴、高収入を目指せと言えるようになった(この方は学習塾をやっているそうだ)という嬉しいメッセージもいただいた。
実際、私のブログに悪意や敵意に満ちた形で批判をしてくるのも、たいてい(見ていないのでわからないが)あまり豊かとは思えない、おそらくは貧乏な人たちだ。
最近は開き直って、金持ちの前でも相続税100%論とか、累進の復活を唱えるが、金持ちたちは「そうかもしれませんね」とへらへらしている。
何人か大金持ちで相続税100%論を支持してくれる人もいるが、「中途半端な金持ちがみんないやがるんだよな」などと言う。
私自身、貧しい人の味方のつもりだが、これだけ批判を受けると、ちょっと嫌になるというのは、前に言った通りだ。あるいは、私がワインを含めて、ぜいたくが好きだし、金持ち向けのクリニックを始めたので余計に反感を買っているような気もする。
ただ、私としては、相続税100%になれば、あるいは累進が厳しくなれば、それに素直に従う所存だが、貧しい人のためになるような政策をいう人間が、貧しい人と同じ暮らしをしなければいけないと言われるのなら、さすがに金持ちの味方に乗り換えるかもしれない。
個人的には、日本の金持ちの最大の問題点は金を使わないことだと思っているからだ。
先ほど述べたように、初代の金持ちはともかくとして、二代目以降の金持ちは性格がいいことが多い(若干、例外を知っていて不愉快な思いをしたことはあるが)。自己愛が満たされていれば十全な性格になるというコフートの理論は、私には納得できる。
だから、この不景気のご時世に、派手に豪遊したり、大豪邸を建てたり、自家用ジェットを乗り回す気にならないのだろう。
アメリカで自動車会社の重役連が自家用ジェットを非難されたのは、赤字だし、国に援助を求めるくせに乗っているからで、通常に儲けている人間がどんな贅沢をしていても、まず批判はされない。
しかし、日本の金持ちは、性格がいいから、それができない。
でも、それでは国に金が回らないのである。
私が相続税100%にしろとか、累進課税にして経費を認めろとかいうのは、言い訳を与えてやらないと日本の金持ちは金を使わないだろうと思うからだ。
彼らは贅沢をしたいから金を稼ぐのではないようだ。貯金通帳の桁が一つ増えるのを喜び、それを子孫に継ぐのに至上の喜びを感じる。
これこそ、まさに「拝金」である。貧しい人ほどガツガツして見えないが、金のために金を稼ぐ。
だから、使う喜びを与え、また知るべきだと私は信じる。
これがないから寄付が広まらないのかもしれない。
私も金持ちになったら、ぼんと100億円くらい寄付したい。どれだけ気持がいいか想像がつく、いや想像ができないからだ。アメリカの金持ちの中には、その快感のために金を稼ぐ人すらいるという。
でも、日本の金持ちは性格がいいから、こういう快感も得ようとしない。
パラドキシカルなことだが、私が言うように相続税を100%にしたり、累進課税で経費を大幅に認めるようにすれば、おそらく、目に見える格差は広がるだろう。
今の日本の金持ちは1000億の資産があっても、ろくに使わないから格差が表面化しない。だから、昔と比べて格差が小さくなったと勘違いする人さえいる。
でも、それを使わないと税金でもっていかれるなら話は別だろう。
すごい豪邸を建てる人も、自家用ジェット機に乗る人も、愛人を何人も囲う人も、一晩で1000万円くらいおごる人もどんどん出てくるだろう。
そこで初めて大衆は格差を実感する。
あるいは、相続税100%にしたら、子供にもっと教育をつけたがる金持ちも増える。小学校から大学の付属では不安に感じるはずだ。
すると、今は年収1600万円を超えると子供の学力が下がるのだが(それまでは年収が多いほど学力も高い)、それもなくなるかもしれない。
逆に貧しい人のチャンスが減ることもあり得る。
でも、私は金の回る社会のほうを望む。
お客様が神様の資本主義社会では、それがいちばん外国に頭を下げないで済む方法だからだ。
それにしても、日本は貧しい人間の味方のいない国だ。民主党も自民党も法人税の減税を公約に打ち出した。抑止力としての共産党ということを書いたが、私以外にも、北朝鮮問題とは別の視点で共産党嫌いはいっぱいいるようだ。ゆとり教育も賛成していたという情報をくれた人もいる。西村和雄先生が、ゆとり反対の講演で呼ばれた際が共産党系だったとか、陰山先生が全教の出身とかで期待していたが、そうでもないらしい。
筆坂氏の本の通りだと内部はガタガタのようだが、とくに不破氏のセンスが悪すぎるようだ。拉致問題も最初に追求したのが、親ソ反中の共産党だったのに、不破氏が北朝鮮の味方のような発言ばかりしてブチ壊しになったとか。
志位氏も私をいじめたころの自治会出身だから、あまり期待できない。
やはり大衆に金が回る社会はこないのだろうか?
それでも一票を入れてみたいのだが