私がメッセージに怒っているのを読むのが不快に感じる方がいるというメッセージをいただいた。(ふだんはいいことを言っているとほめていただいたので、とてもうれしいメッセージでもあったが)

なるべく感情的にならないようにしているのだが、これが意外に難しい。

だから、そういうメッセージをあけないようにしているのだが、ときどき巧妙なやり口にひっかかってしまう。

私はそういうわけで人間はできているほうではない。怒らせるようなことを言われると、すぐに怒ってしまう。ただ、歳をとってきたり、社会的地位ができてきたりすると、面と向かってはそういうことをあまり言われなくなってきた。そういう点ではネット社会は、私のように人間ができていない者には怖い社会だ。

資格試験の受験計画が2年計画がいいのか、1年がいいのかという質問。確かにメッセージの主のように1年のほうが緊迫感も動機も高まるという人もいるだろう。

私が言いたいのは、社会人の場合、おかれている環境や受験に使える時間も人によって違うので、フレキシブルに考えたいということだ。

さて、昨日はエンジン01の総会があって終わった後にエンジン塾。

このエンジン塾が面白かった。

テーマは「小沢はいつまで鳩山を使うのか」ということだった。

その前提として普天間問題が話される。

詳しい話は書いていいかどうかを講師の許可をとっていないので、私がした質問に対する答えだけちょっと書いておきたい。

「普天間は、120もある在日米軍の基地の中でそんなに重要なのか?one of themで一個くらいなくなっても大したことがないのに大騒ぎをすることで、外交取引の材料に使っているのではないのか?」

子の質問に講師の方は、「アメリカにとっては在日米軍は意外に大事。本土の外側にハワイがあり、そのさらに外側にグアムがあり、その外側に日本がある。在韓米軍は原則として朝鮮半島専用で、台湾に基地をおけないことを考えたら、いろいろな戦略上困る。今ほど多くの基地は必要ないが、佐世保、座間など空軍、海軍で外せないところがあるが、海兵隊にとっては普天間ははずせない。だから、アメリカが強く迫るのは当然」という見解だった。

いろいろな見方があるだろうが、説得力があるように思えた。

だからといって、日本がアメリカの要求を丸のみする必要はないのだが、重要度が高いのなら、心してやらないといけないマターだろう。報道を見ていても、これをやらないと日本が守ってもらえなくなるというような書き方だ、普天間の重要度がさっぱり見えてこない。だから社民党のように120も座日米軍の基地があるのが異常だから、一つくらい減っても大したことがないという主張も本当に聞こえてしまうのだ。

で、講師の先生が日本のあるべく姿として、アジアの人間から見て、豊かで治安がよくて、みんなが来たがる国というのが理想と語った。

私も同感である。

その条件だが、私には格差問題の解消が重要のように思われた。南米にせよ、欧米にせよ、格差が大きくなると治安は必ず悪くなる。アメリカの金持ちなど警備の費用に億単位の金を使うことは珍しくないという。日本だって、24時間の有人警備をつけると1日10万円かかると聞いたことがある。

それについて、「格差より貧困問題だ」と答えた方がいた。

実際、地方都市などで、高卒や高校中退者の職がなく、女性は風俗に走るが、男性は覚せい剤や麻薬の売人になってしまうという。アメリカと同じ構図だ。次の段階では治安が悪くなるというのはもっともな話だ。

ほかにもやはり貧困対策が大切という話をいくつも聞いた。

私も実は昨日の時点では納得した。

確かに治安対策には貧困の解消で、かなり安定が得られるだろう。ベーシックインカムなどは本気で考えるべきだ。小選挙区での選挙が何度が続くうちに共産主義の政党が政権を握らないためにも、貧困問題は重要だ。

日本の場合は、貧困でもそれなりの医療を受けられるので、あとは、教育レベルを上げて、奨学金制度を充実させて、チャンスを増やすのと、介護施設を増やして老後の安心を与えるくらいでよさそうだ。道路そのほかの公共事業をほとんどやめて消費税を上げるだけで解決がつきそうにも見える。

ただ、国内の消費水準を上げたり、国民の製品への要求水準を上げるためには、あるいはよそ様から見て豊かな国になるためには、やはり所得の再配分は必要だろう。

20年くらい前までの新製品が出たら、30万円くらいまでなら買うとか、4年おきに新車に乗り換えるだとかが、どれだけ日本の製品の水準を上げたか?

内需や国内の消費を増やすには累進を厳しくして、最低賃金を上げて、みんなが豊かに感じられる社会に戻るべきだろう。

今後の格差解消が、貧困対策で終わるのか、所得の再配分のレベルにまでいくのか?国民が決めることだろうが、マスメディアの人間を含めて、前者でお茶を濁しそうだし、ろくに勉強や努力をしてこなかった人間が、福祉や公共事業やベーシックインカムで食っていくのにさえ、反発が強いから、貧困解消も難しいのかもしれない。
けられるので、あとは、教育レベルを上げて、奨学金制度を充実させて、チャンスを増やすのと、介護施設を増やして老後の安心を与えるくらいでよさそうだ。道路そのほかの公共事業をほとんどやめて消費税を上げるだけで解決がつきそうにも見える。

ただ、国内の消費水準を上げたり、国民の製品への要求水準を上げるためには、あるいはよそ様から見て豊かな国になるためには、やはり所得の再配分は必要だろう。

20年くらい前までの新製品が出たら、30万円くらいまでなら買うとか、4年おきに新車に乗り換えるだとかが、どれだけ日本の製品の水準を上げたか?

内需や国内の消費を増やすには累進を厳しくして、最低賃金を上げて、みんなが豊かに感じられる社会に戻るべきだろう。

今後の格差解消が、貧困対策で終わるのか、所得の再配分のレベルにまでいくのか?国民が決めることだろうが、マスメディアの人間を含めて、前者でお茶を濁しそうだし、ろくに勉強や努力をしてこなかった人間が、福祉や公共事業やベーシックインカムで食っていくのにさえ、反発が強いから、貧困解消も難しいのかもしれない。