やっと新聞を取り始めた。

引っ越してから2ヶ月半、ものぐさが災いして、わざわざ新聞屋に頼みに行くのが面倒だったが、やっとセールスがきたので、つい取ってしまった。

ただ、思ったより読むところがない。もう少し内容を充実させてほしいのは本音のところだ。

昨日はエンジン01の会合で寒い中屋形舟にのる。乗ってみると寒くないのにビックリ。トイレがきれいなのになおビックリ。

で、高知のミュージカルのDVDを一同でみる。なんてヘボな芝居だろうと、自分は出るほうには向いていないことを痛感する。でも、観客が注目していて、舞台でスターになったように勘違いしたのも事実で、こういう魔力があるから、芝居の世界に入るとやめられないとか、ミュージシャンで晴れ舞台に立つとやめられない気分はよくわかる。あの高揚感はすごい。

最近、とりあげた父親と価値観の合わない28歳の東大受験生の方へ。かなり勉強を進めているようなので、東大の過去問をやってどのくらいとれるかチェックすることをお勧めする。父親と口論するより、受かってみることだ。息子が東大に入ることで、ころっと価値観が変わる父親を何人も見ている。それまでは、東大をけなしていたのに、急に東大をほめだす。身びいきというのは、よきにつけ、あしきにつけ人間の性だ。

地球温暖化について武田先生のブログを紹介していただいた。私も、前に親書を読んだことがあるし、さんまの番組でご一緒した。正しいか間違っているかを判断できないが、通説に異論を吐く人がいないと世の中は進歩しないし、科学は多数決でないのも確かだ。とにかく、本日もテレビでやっていたが、今は寒波がひどい。それだけは忘れてほしくない。

「広汎性発達障害者」という呼称について、適切かどうかを問うメッセージもいただいた。

これは、難しいところだが、たとえば精神分裂病を統合失調症と名前をかえたり、痴ほう症を認知症と名前をかえて差別がなくなるのかというと、どうもあやしい。

私は言葉狩りにあまり意味があると思っていない立場だ。

むしろ、ことばがどうあれ、差別をなくしていかないといけないというほうが意味があるだろう。

ただ、発達障害、とくに軽度発達障害とか、高機能自閉症という概念も確定したものではない。

実際、最近になってパーソナリティ障害が、母子関係などの影響ではなく、むしろアスペルガーのまま大人になったような一種の発達障害なのではないかという説が強まっている。

ところで、この概念も、ころころ変わっている。

もともと精神病質とかいって、犯罪を犯しやすいとか、異常な性格としてとらえられていたのが、微小脳障害(MBD)という脳の問題だと考えられるようになったり、境界例という形で、生まれついてのアグレッションの問題という説が強まり、さらに早期の母子関係の問題という話になったり、あげくは発達障害説が出てきている。

このくらい学説が変わるのだから、名称にこだわること自体が不毛なのかもしれない。

ただ、いずれにせよ、対人関係能力が低かったり、衝動のコントロールが悪かったり、知的レベルが低かったりして、社会適応が悪い人は、どの時代にも必ずいる。

福祉以外にそれが救われないのに、民主党政権になっても弱者を助けようという機運が広がらない。

強者は金をもっているだけでなく、いろいろな幸せを教授できたり、社会的地位や影響力もあるし、自己愛も満たされているのだから、金くらい我慢すればいいと思うのだが、日本の金持ちの卑しいのは治らないのだろうか?