「いい人」をやめるとき

ブログの読者から、受験の方程式
http://leekoo.net/wadahideki01/
についての質問がきた。

これは、私と私の緑鐵受験指導ゼミナールのスタッフが、今のご時勢、本より具体的な話や映像で見せるＤＶＤのほうが受験テクニックを伝えやすいだろうと思って作ったもので、もちろん私もオーソライズしている。

もちろん、本より高いので、無理に買ってくれというつもりはないが、それなりにいい出来になっていると思う。

ということで私の無許可のインチキなものではないからご心配なく。

さて、草薙剛の逮捕は予想とおり大騒ぎになっている。

私も本日の読売新聞にコメントを出したが、ふだん「いい人」で売っている分だけ、しらふの時は、「ちょい悪」になれないのだろう。

そして、酒を飲んでタガが緩むとブレーキが利かない。ブラックアウト状態になっているので、断酒を勧めたいが、酒を飲んでタガを外すことが彼にとって数少ないストレス解消だったとすれば、アルコール依存にならないくても、将来的にうつ病のリスクも出てきてしまう。

要するに酒を飲まなくても、もう少し「いい人」でなく、適当にストレスが解消できるようになるといいのだが。

日本人は、二分割思考をする人が多いので、「いい人」でなくなったら、「悪い人」と思っている人が多い。

しかし、「いい人」もちょっと悪いことも、ちょっとエッチになることもある、というグレーさを認めることが大切なのだ。もちろん周囲の人間もだが、これを自分で認めることに非常に意味がある。

不幸なことに草薙氏は、「いい人」を前面に出したＣＭばかりなので、これらも打ち切らざるを得なくなった。

そういうことが重なって、しばらくは謹慎だろう。

でも、こういう事件を契機に、謝罪会見をやってもう二度と飲みませんなんて、また優等生をやるより、実はボクもいつもいい人じゃないし、弱いところもあるんですと泣いて見せるほうが、人間的にかわいげも出てくるし、メンタルヘルスにもいいし、精神的な成熟度は上がると私は信じている。

問題は、それを事務所が許すかだが。