本日はついに引越しの日である。

昨夜は準備、とくにワインを慎重に包んだりしていたため、作業が終わったのはなんと6時になってしまった。

楽々パックにすればよかったのだが、今回は不要なものをよりわけて捨てるために、全部自分でつめようという話になったのだが、今頃になって相当後悔する。プチプチで詰めるのに、300本もワインがあると6時間もかかってしまったのだ。

ついてみても、悲惨が続く。

14畳の書斎が6畳になり、しかもそこで寝ないといけない。倉庫に相当本を送ったつもりだが、全然スペーズが足りない。いまだに寝る場所がない。書斎があるだけましと思われるかもしれないが、私は文筆業で飯を食っている身なのである。

韓国では普通のサラリーマンが140平米くらいのマンションに住んでいる話を聞いたことがあるが、日本のファミリータイプのマンションの狭さを痛感した。でも、ここに住めるのが勝ち組なくらい、格差が広がっている。これでいいのか?

そして、同じ世田谷区ということで、NTTが局内工事で大丈夫と言っていたのに、光電話にすると、実は、それ以上の工事を頼まないといけなかったらしいが、それをしていないとのことである。

そんなこんなでインターネットが使えない。メールも見れない。

もう一台の家族用のパソコンで、ケーブルテレビのインターネットが通じるので、どうにかなっているのが今の状況なのだ。

そんな中で、地獄で仏を見た感じなのはアクティブ感動引越しセンターの皆さんの頑張りあるである。非常に丁寧に仕事をしてくれるし、応対もいい。実は、今回は、ちょっと次に建てる建物にお金がかけたいので、緊縮予算でやっていたら、テレビで凄く安くて親切な引越し屋として紹介されていた。とにかく、見積もりが安い。テレビで宣伝している大手の半額クラスだ。ただ、妻が今の仮住まいはともかく、新しい家に傷つけられるのはいやという話になって、今回の引越しの仕事ぶりを見て、ここから新居への引越しをお願いしようという話になった。

それ頑張ったのかもしれないが、これまで色々と頼んだ引越し屋のどれよりもいい仕事だった。

話を聞くと、テレビ宣伝費を使わないから安くできると言う。

たぶん、本当の話だと思う。

今、企業は人件費を削ろうと、リストラや派遣切りや減給を行っているようだが、そんなことをするとマーケットも縮小して、余計にものが売れなくなる。やはり削るべきは宣伝費と痛感した一日だが、おそらくテレビ局は絶対に認めないだろう。