また朝起きてブログを書こうと思っていたら、PCが凍っている。

本日は川崎の病院勤務の日で急いでいるだけに辛い。

この症状に対する苦情がこんなに来ていないものなのだろうか?

渡辺善美が離党するとかしないとか?

年末に新党を作っておけば、政党助成金が出るという話なので、ちょっと遅いのではないかという気がする。

金がなければ、人もついて来ないだろう。

それでも、自民党という名前で出るより、新党で出たほうが当選しやすいと思ってついてくる人間がいるのか?

反世襲党というのを作れば受けるかもしれないが、本人が世襲である。民主党も党首が世襲議員。与野党とも世襲なんて国は、野党がある国ではない話ではないか?

努力して這い上がる人間をばかにして、世襲には票を入れる国で、学力向上は難しい。

昨日のTVタックルで公務員はクビにならないとか、公務員が叩かれているが、労働者どうしで足をひっぱりあってどうするのだろう。公務員の給料を減らせば、民間もそれに合わせて減らすというのが基本パターンなのに。これでは資本家の思うつぼだ。クビをきりにくくするとか、失業保険を厚くするとか、ヨーロッパ型にできないものか?ヨーロッパは失業しても食べていけるので、社会不安が起きにくい。金持ちの税率を上げて、消費を下支えする方法を考えるほうが妥当と思うが。

昨日はエコノミストの書評を書き忘れていて、この正月に読むつもりで原稿書きに追われて読まなかった本を大慌てで読む。

鎌田浩毅さんの書いた『ブリッジマンの技術』という本で、実際のところ、大して期待していなかったがいい本だ。

なぜ期待していなかったかというと、火山学者が書いた人間関係をよくするための本だ。

どの程度、心理学の本を読んでいるのかわからないが、現代の心理学の基本である認知の枠組み理論をわかりやすく、使える形で書いている。相手の認知の枠組みを読めとか、相手に関心をもつより相手の関心に関心をもてとか、実にアドバイスが使える形だ。

心理学者とかは、自分の流派に縛られ、自分のこれまでの知識に縛られ、実用が二の次になりがちだ。

理系の人は、そのあたりがむしろ柔軟なのかもしれない。養老先生も読んだ時に同じ印象を受ける。また理論に破綻がないし、もれも少ない。

ただ、世の中の人は専門を信じる。私が経済のことを語っても、あてにされない。

鎌田氏の本が売れたらいいがどうだろう。

私もときに人間関係の本を書くが、心理学をやっていると、そのオファーのほうが多い。

でも、私がこの手の本を書けるのは、実は昔嫌われ者だったのを脱却したという要素が大きい。

実は、鎌田氏の本にもそれを感じさせる点が多かった。

専門(その人が何の専門か?)より、結果(その人がどんな結果をもたらしたのか?)を重視するほうが、役に立つ情報が得られると私は信じている。

専門家集団のマイクロソフトにもソニーにもそれが言いたい。