民営化のメリットをいう人が多いが、私は、独占がある限り、民営化のメリットは半減すると思っている。

実際、首都高速だって、民営化しても、独占で競争相手がいないので、サービスはぱっとしない。

それどころか、くだらない金儲けを考えているのかと疑いたくなることがあった。

実は、エンジン01の同士の吉村作治さんが、早稲田隊がエジプトで発掘したものを池袋のサンシャイン文化会館で展示しているのだが、忙しさもあって最終日の昨日に見に行かせていただいた。

東池袋の出口を出てすぐなのだが、高速が日曜日ですいていて、それで楽勝と思っていた。

以前は高速の出口からそのままサンシャインの駐車場に入れたのだが、それをやめた(これもサービスの低下である)というのに、まともな表示がない上に、入り口はそのままにしてあるので、そこに入ってしまう。

出ように出られなく作ってあるので、結局、もう一回入りなおすはめになり、また料金をとられる。

結果的に飯田橋まで出られず、金だけでなく、時間を相当無駄にすることになった。

首都高としてはそのことで儲かるからいいのだろうが、民営化にしても、結局、株主やユーザーが文句をいえないと実態はこんなものだ。

サンシャインで時間がなくなったために軽食を食べようとすると、ここも表示が不親切だ。

ここも特に休みの日は、どういうわけか人でごった返していて、まずい店でもはやることもあるのだろうが、これまでここのレストランに入っておいしかったためしがない。

しょうがないので、味が安心できるリンガーハットにでも入ろうと思ったら、どこにあるのか表示がない。
パンフレットにも載っていないので、店をやめたのだろうと思って、食堂街まで歩いて、結局カレー屋に入ったが、ここもまずかった。

独占に近い、少なくとも競争がなくてもはやるのなら、こんなに手を抜く、民営化より独占が問題だと痛感していたら、帰りにリンガーハットが見つかった。これにしても、地図に載せなくても客が来るからこんな不親切がまかり通るのだろう。

民営化より、形骸化した独占禁止法(アメリカはこの辺はすごい)をなんとかしたほうが、サービスの改善は望めるのではないかと思った一日だった。