2018年S-GT第2戦 富士 予選・決勝
濃霧の影響で午前のフリー走行はキャンセルとなり、
代わりに午後に30分間のフリー走行と1回のみの予選に変更されました。
午後には完全にドライコンディションとなり、
フリー走行でブレーキローターの熱入れとセットの確認を行います。
今回の変則的な予選は、城内選手が担当。
タイヤを温めつつクリアラップを探しながら
アタックラップの入った4周目。
セクター1.セクター2と自己ベストを更新し
最終セクター3に入っていきます。
最終コーナーを立ち上げって長い直線を加速して
4速にシフットアップした瞬間エンジンがパワーダウン!
なんとマシンはスローダウンしてピットロード出口付近で止まってしまいました。
その後、エンジンが掛かって再度動きだせましたが、
タイムアップ出来ず、最下位に沈む結果となってしまいました。
原因不明のエンジンストップで明日の決勝に不安が残ります。
4日の決勝日は、午前中にピットウォークやドライバー紹介、
ピット上のメルセデスベンツラウンジではチーム挨拶が行なわれました。
13時から25分間に渡ってウォームアップ走行が実施され、
和田が乗り込み8周を周回しコースコンディションとマシンの状態を確認。
続けて城内選手も乗り込み、最終的なマシンのセットアップをチェックしました。ウォームアップ走行は二人のドライバーが計12周を周回し、
長丁場となる500kmレースに臨みます。
決勝レースは予定とおりの14時40分にパレードラップがスタート。
ゴールデンウィーク中の開催ということで
なんと55,000人の観衆ということです!
和田がスタートを担当。
後方から粘り強く1台づつ抜いていく作戦ですが、
直線でスピードが伸びない。
スリップに入っても前車に付いていけない。
もどかしい走りで淡々と周回をこなします。
富士500kmレースは、2回のピットストップが義務付けられていて、
1回のスティントは少なくても30周を走行したい。
和田の第1スティントを伸ばして、
後半の戦略に幅を持たせる展開を狙います。
ピットインのタイミングとなった34周目には
19番手にポジションアップして
第2スティントを担当する城内選手にバトンを渡します。
ここでは給油のみでタイヤ交換は見送ります。
城内選手も和田と同様のラップタイムでに走行を続けますが、
50周目に「タイヤがおかしい!」と無線が。
左前輪がバーストして緊急ピットインとなります。
バーストの際に車両下部のフロアにダメージがあり
それを修復するのに約15分を要します。
修復が終わりそのまま城内選手がピットアウトしたときは、
ライバルから数周遅れとなってしまいました。
58周目に再度ピットインして、和田が再び乗り込みます。
その後は思ったようにラップタイムが上がらない中
完走ポイントを目指して走行を続け、
86周目に25位でチェッカーを受けました。
地元で良い走りが出来るように頑張ります。
応援よろしくお願いいたします。