小学校卒業で勝手に振り返る親の成長 | Un petit journal

Un petit journal

日々のささやかな出来事を、写真と共に・・・

中学生になって初めての中間考査を目前に夜遅くまで勉強をするsuiの姿を見ているので、小学校卒業の事を今更書くのはどうもな…とか、書きたい事があり過ぎて何から書こうかな…とか思っている間に又更新が滞ってしまいそうなので、一気に書き上げてしまおう。





suiの卒業式は生憎の雨。

予報ではずっと曇りだったので何とか持つかと思っていたのに、予報は外れたどころか終日ずーっと雨だった。


その天候の影響もあり、本来なら式が終わったら運動場に集まって皆で写真を撮ったり別れを惜しみながら余韻を味わえたと思うのだけど、意外とサクッと解散してしまい最後に挨拶したり写真を撮りたかった親子にも会えないまま少々寂しい感じで終わってしまった。

と言っても同日の午後から謝恩会で又集まったのだけど、袴姿は一瞬だったな。


ランドセルの色をピンクにしたいという本人の希望を採用しなかった事を6年間言われ続けたという反省を踏まえ、今は何事も本人に選ばせているのだけど、沢山ネットサーフィンして購入したピンクの袴は凄く良く似合っていた。





あっという間の6年間だったかと言えば全然そんな事はなく、保育園時代の6年間とは比べものにならないくらい長く、ズシリと内容が詰まった期間だった。


あんなに小学生になるのを楽しみにしていたのが嘘のように、入学式の翌日から10月まで毎日毎日泣きながら登校する日々で。

運動会の後から何故かパタリと泣かずに登校できるようになったけれど、あの姿は本当に辛かったな。


その頃は仕事と家事の両立にキャパオーバーで、全く余裕がなく1番仕事を辞めたいと思っていた時期で。

そんな中、私ではなくトッシーの方が仕事を休職する事になり、益々仕事を辞める選択肢がなくなって、心が望む状況とは真逆の生活に進む一方だった。

一家の大黒柱としてひたすらに働いて家事も全部やって、正直夫婦の信頼関係は壊滅的だったし、毎日叫び出したい気持ちだったな。

その精神状態の中で毎日泣かれるもんだから母親としてダメ出しされているように感じて、更なる負のループ。



suiが1年生になる数年前から、私さえ耐えれば丸く収まるかなと我慢に我慢を重ねてきたのが、目に見えて様々な事柄が崩れて始め、いよいよ私も限界になり働き方を変えてもらったり、メンタルを整える為に様々な分野を学び直したりと、耐え忍ぶだけの状況から漸く動き出せた。

働き方を変える事は自分の希望だったのもあり、その少し後にコロナ禍に突入したので否応なしに働き方改革が起きたわけだけど、それが自分の人生を取り戻すターニングポイントのひとつになった。


ステイホームの期間、初めての専業主婦に近い生活ができたので子供達ともゆっくりと向き合えたし、何より自分自身と本気で向き合って、それまで抱えていた自信の無さや罪悪感や不安感の根っこと対峙できたと思う。

そのあたりから自分の本来の性格が戻ってきた感覚があるし、家族との関係も変わってきたし、色んな意味において好転し始めた。



今だって未熟な母親なのは変わらないかもしれないが、長女のsuiにはそのダメな部分を1番見せてきたし、大変だった時期を二人三脚で乗り越えてくれた感覚があって、濃厚に感じる6年間だった。



卒業式を迎える数ヶ月前から、これまでのsuiの成長と親としての奮闘などを振り返っては涙が出る感じだった。




小学校にsuiがいない事にまだ慣れないな〜