個人的な解釈でしかないのだけど。
古代中国、『周王朝』の後期、
所謂『春秋戦国』と呼ばれる時代。
多分この頃の在り方ってのが
現在のあの地域の情勢に類似してるのかもしれん。
内部で軍事的対立が有るか否かってのも重要だけどね。
各地方に有力者がいて、対立を抑える為に盟主を推戴する。
『戦国の七雄』ってのが、
各軍管区(軍閥)に当たるんじゃなかろうか。
有力諸侯の支持を受けられなければ盟主の権力基盤は崩れる。
周王朝も後期に至ると
王朝自体の諸侯への統制力が減退し
諸侯が各々勢力を拡大、その中で影響力を高めた者が
周王の認知の元、各地域に影響力を行使、覇権を確立する。
末期になると周王の権威も形骸化し
諸侯が王を名乗り、戦国時代が到来、
最終的に『秦』によって統一されるが
その統一政権も短期に終わる。
それにしても
中華人民共和国の体制に関しては
よくわからない部分が多い。
国家に帰属する軍隊が存在せず、
中国共産党の私兵集団として『人民解放軍』が存在する。
が、その『人民解放軍』も
各軍区に分かれており、軍閥化している。
そもそもの成り立ちが
各地域の武装集団の寄り合い所帯でもある。
この『地縁』的な要素が
とても強く、軍制に多大な影響を齎してると思われる。
気になるのは
共産党指導部直属の軍隊・部隊が存在してるのか否か。
存在するとして、
各軍区を制圧・鎮圧できる能力・規模を備えているのか。
『中国共産党』という権威が失墜し、拘束力・統制力が低下した場合、
群雄割拠に繋がるという土壌が出来上がってる印象が強い。
強引ではあるけど日本の時代区分に当て嵌めると
源氏嫡流の断絶後の鎌倉幕府が近いのかも知れん。
若しくは
豊臣秀吉没後の豊臣政権かなぁ。
現在の中華人民共和国ってのは
国内勢力の均衡状態によって
国家としての体裁が維持されてるだけのように思える。
中華人民共和国の軍制については
よくよく調べておこうかね。
単なる個人的趣向でしかないけどさ。
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