産みの親さんに会える子・会えない子 | 環の会 -Motherly Network-           育ての親からの声

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環の会で子どもを迎えた家族からの声をご紹介します。

環の会では、産みの親の存在を隠さずに子育てをしています。そして、希望があれば、環の会の事務局を通して、産みの親さんと子どもの家族が会うことができます。
しかし、産みの親さんにはそれぞれに事情があります。そのため、産みの親さんに会える子どももいれば、会えない子どももいます。
そんなとき、育て親さんたちはどのように子どもたちに接しているのでしょうか。

<育て親Kさん(父親)の体験談>
思春期の頃、長女は毎年母親と会い、プレゼントを頂いていました。
会う日は家族一緒に会っていたので、次女も長女の産み母さんにプレゼントを頂いたのですが、それでも、いつも帰宅後、次女は一人離れて悲しみが溢れてきて泣き、妻は次女を抱きながら、一緒にそれを受けとめることを繰り返してきました。
というより、ただ話を聞いて悲しみを受けとめてあげることしかできなかったのです。
当時を振り返ってみても、こうすれば次女の悲しみや寂しさを和らげてあげられるという方策はわかりません。
でも、長女が母親に会うことを隠したり、他の事で取り繕うことは全く考えたことがありません。何をしてもいずれわかることだと思っていましたし、逆に次女の不信感を引き出していたかもしれないと思います。
親の違いを抱えても、迎えられて兄弟姉妹になった子どもたちには、その条件を乗り越えて成長していく力がきっとあります。
それを信じて、真正面から子どもたちの思いを受けとめてあげてください。きっと乗り越えてゆけますから。