日本の借金に対する姿勢 | クレジットカードと上手に付き合うには

クレジットカードと上手に付き合うには

日々の生活をしていく中で、クレジットカードの上手な使い方を考えてみる。

広い立場からみると、いくつかの理由が指摘できる。

1、宗教的・文化的背景

欧米では借金を非とする思想、宗教上の教義が根強いが、わが国では、寺院が金貸しを率先して始めるなど、借金を悪として排する思想がほとんど見当たらない。

欧米ではクレジットカードを身分・名誉を証するものとして、クレジットヒストリーを大切にするが、日本ではカードは単なる現金代わりとしてしか見られていない。

欧米ではクレジットカードへのニーズは弱いが、日本では、借金の道具としてカードに頼りすぎる嫌いがある。

2、政府の姿勢
政府は、消費者保護よりも、業界の保護・育成に重点をおき、高金利を容認している。

3、カード業界の姿勢
営業第一主義、貸さんかなの姿勢が強く、借金の手軽さのみを宣伝、過剰な貸付、審査基準を甘くしてカードの発行に走り、借金への抵抗感を薄める自動契約機を広く展開、最近は大手銀行の消費者金融業へのスリ寄りが目立つ。

4、消費者の姿勢
安易、無計画な借金姿、金銭感覚の歪み、カードリスク感覚なし。