先日、友人と花を見て楽しみました。

その中で、こんな花があったのです。

友達は「ラムズイヤー」みたいだと言いました。

葉っぱを触ると、子羊の耳のような感触でした。

いえ、子羊の耳を触ったことはないのですが。

 

10年以上前、我が家にこれと同じような苗が

芽を出しました。

やはりラムズイヤーのように起毛があって、

ビロードのような感触です。

私はそれをビロードモウズイカの苗だと思い、

慌てて抜いて捨てました。

 

これはものすごい繁殖力で、

道端やアスファルトの割れ目にさえ芽を出します。

よく荒地で見ますでしょう?

これはいつも乗る高速バス停の空き地に咲いています。

確かに花は可愛いです。

でも花が終わると、

ブツブツしたただの茶色い棒になるのです。

しかも高さは1m以上。

それが気持ち悪くて、

芽が出ると抜いていました。

鳥が運んでくるのか、毎年どこかに芽が出ます。

 

葉っぱがもこもこしているので、

ビロードモウズイカの仲間だと思い、

友達が「ラムズイヤーじゃない?」というのを

「違うと思うよ」と却下しました。

 

でも気になって家に帰ってから調べてみると、

友達の言う通り、それは「ラムズイヤー」

だったのです。

 

二つは葉っぱの様子も、

棒のように成長する様子も

とても似ています。

でも花の色が違います。

 

🟪ラムズイヤー(庭タバコとも言います)

花の色:赤ムラサキ

シソ科イヌゴマ属

高さ50cm

 

🟨ビロードモウズイカ(綿チョロギとも言います)

花の色:黄色

ゴマノハグサ科モウズイカ属

高さ1m

 

まるで別のものでした。

 

友達に明日ごめんなさいと

謝ります。

 

あっぽ