雪月花

雪月花

現状サブのブログという位置づけですな(^^;


テーマ:

The Sims FreePlay

 乳児のイベント開始。放置期間長かったから「やっと来た」という感じです。


↑Instagramからの連携投稿を試してみました^^;  普段なら別のシムズ専用ブログ&Facebookだけなんですけどね。

最近は色んなSNSとの連携投稿が出来るから便利ですね。

Nyankoさん(@nyan70517)がシェアした投稿 -


テーマ:

 楽屋の天井裏。コメットは腹ばい(いわゆる匍匐状態)で、懐中電灯が照らしていた方向へと進んでいた。ケインがリリスに説明した通り、天井板の上には何か大きな荷物でも引きずったかのように埃がない部分が帯状に続いている。コメットはそれを追って少しずつ奥へ進んだ。と、楽屋の入り口の真上辺りで、つま先に何かが当たった感触。続いて固い物が転がるような音がした。足元の方向を懐中電灯で照らしてみたが何も見えない。こんな狭い場所で体を反転させるのはかなり面倒だが、どうにも気になる。コメットは数秒掛けて足元の方へと体を向けた。

「この辺りだよね、たぶん」
 そう呟きながら手探りするが指に触るのは埃だけだった。もう一度周囲をまんべんなく懐中電灯で照らしてみると、エアダクトの下、そして柱の陰に何かが転がっているのが見えた。手を伸ばしてそれらを拾い上げ、埃を払った。乾電池だった。とりあえずそれをポケットに押し込むと、コメットは再び向きを変えた。

 

 先程まで追っていた埃のない方向を更に進む。それは60フィート(約18メートル)ほど続き、エアダクトなどが通っている部分を避けるようにして、途中で曲がった。更に少し進んだところで、跡は唐突に途切れている。懐中電灯で周囲を照らすと、ここにも天井板が外れる部分があるようだった。
("ネズミの進入口発見!"って所かな)
 コメットは蓋状にになっている天井板に耳を当ててみた。向こう側からは何の物音も聴こえない。

 

 と、蓋になった天井部分のすぐ脇に、1インチにも満たない小さな穴を粘土で埋めてあることに気づく。半ば渇いた粘土を指先で押すと、そのまま穴の向こう側へ落下した。覗いて見たがかなり暗く、小さな穴からでは下の様子は分からない。次に天井板を外そうと試みたが、ほとんどとっかかりのない裏側から開けるのは無理そうだった。コメットは少し頬を膨らませ、数秒考えながら板を睨んでいた。やがて、おもむろに愛用のバトルナイフを取り出して刃をわずかにある隙間に押し込む。そのままぐいと強引に持ち上げた。無理矢理外した天井板を脇に置き、下を覗いたコメットの目に暗い部屋が映った。
「なるほどね」
  そう呟いた埃まみれの探偵の口元には、薄らと笑いが浮かんでいた。

 コメットが再び天井を伝って楽屋に戻った後、三人は楽屋の戸締りをして一旦拠点に戻る事にした。

 

-----

 

天井探検パート、一応終わり。

 

6/8 ちょっと修正(^^; 

「いいね」下さった皆さま、有難うございます。

書きだめしていた分が終わってしまって、更新滞ってます。

 

それから知人の小説イベントに参加するため別の短編も書いているので、さらに更新は遅れそうです。すみません。

 


テーマ:

 脚立の上に立ったケインはグエンダが示した場所(そこだけ蓋状になっていた)天井板を外し、奥をトーチ(懐中電灯の英国表現)で照らした。周囲に特に変わった物は見えない。エアダクトや配電用の管が通っているくらいだ。
「コメット、悪いけどそこの工具箱取ってくれるかな? 」
 ケインが脚立と一緒に持ってきた物だ。コメットは言われるままに脚立の足元にある金属製の手提げ箱を渡す。ケインは工具箱を天井の内部に置いて、中から小さな機械を取り出した。最近作ったこの機械は、彼が『霊魂君』と呼ぶ幽体探知機のコンパクトタイプの物だ。スイッチを入れると、すぐにサイレンス・モードに切り替えて中をサーチする。数秒後緑色の光が点滅した。オール・クリア。探知範囲を広げてみると、かなり遠い場所に反応があったが今回の話に出ている天井裏の音や声とは無関係だと思える距離がある。スイッチを切って機械を工具箱に入れ直すと、ケインはもう一度トーチの灯りを奥に向けながら目を凝らした。
「あれ? 」
 ケインがいきなり素っ頓狂な声を上げたので、楽屋の片隅で様子を伺っていたグエンダがびくりと身を竦めた。
「コメット」
 ケインは脚立の下にいるコメットにもう一度声を掛けた。コメットは怪訝そうな表情でケインを見上げる。
「何? 」
「奥にネズミの痕跡があった。でも俺じゃあそこまで入れそうにない。確認して来てくれないかな? 」
 英国の成人男子の平均身長より少しばかり長身なケインよりは、小柄で細身のコメットの方が天井裏に入りやすい……という判断だろう。いきなり「天井裏へ行け」と言われたコメット本人は渋い顔になった。だがケインが即すように場所を譲ったので、仕方ないと言う表情で脚立に上がる。少しだけ伸びあがって天井裏を覗き込む。ケインが天井板の上に残したままのトーチは、廊下側の奥を照らしている。

 不安げな表情でコメットを見ているグエンダにリリスが言った。
「グエンダさん、少し時間が掛かりそうですね。お帰りになって明日の練習に備えて下さい。楽屋の戸締りは私が責任もって行います」
「大丈夫でしょうか」
 コメットとケインの様子を見ながら、グエンダは心配そうに呟いた。
「大丈夫です。人騒がせなネズミは俺たちで対策します」
 ケインが笑顔で言う。グエンダは尚も調査が気になるようだったが、素直に帰宅した。

 

 グエンダの姿が廊下の向こうに消えたのを確認して、ケインは穴から天井の奥を覗いているコメットに話しかけた。
「トーチが照らしてる方向だけど、分かったかな? 」
「うん、分かったよ。……随分と大きなネズミが入ったみたいだね」
 脚立に上がる前の表情に反し、どこか悪戯っぽく楽しげな声だ。コメットは両手を天井板の端に掛けると、ぐいと上体を持ち上げる。彼の足を下からケインが押し上げると、小柄な探偵の体は空洞の中に完全に隠れた。
「どんな感じだったの? 」
 リリスの問いにケインは神妙な顔つきで答えた。
「まあエアダクトや配電は普通に通ってる。でもさ、楽屋側にはかなり埃が積もってるのに、廊下側には埃がない部分がある。大体幅20インチ(50.8cm)くらいで、ずっと奥まで続いてるみたいだった」
 リリスの口元がゆっくりと笑いの形になる。
「ネズミの仕業ね」
「うん。コメットが何か見つけて来てくれると面白いけどなぁ。『霊魂君Jr.』はこの辺りで反応しなかったから、霊ではないと思うよ」
 ケインは埃のついた手をタオルで軽く拭うと、天井を見上げた。その横顔は少しだけ残念そうにも見えた。

 

------

 

天井探索が妙に長くなってしまいました。もう少し続きますorz

この辺りは端折っても良いかなぁという部分ではあるんですが。

 

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。