先日、観に行った演劇にて劇中に映し出された映画

フェデリコ・フェリーニ監督の「道」(1954)という作品。

 

西田大輔さん作・演出の饗宴「chill moratorium」を観劇するまで知らなかった映画です。

芝居に登場する人物の名が、この「道」という作品にも出てくるということで

一体どんな映画なのか非常に気になったため、映画を鑑賞しました。

 

 

あらすじはというと、

体に縛った鎖を怪力で破壊するといった大道芸を披露する旅芸人が巡業をするに必要な助手を失ったところから物語は始まります。

助手を失ったザンパノは元助手の故郷へ出向きその家族から新たな助手として妹を買い取ります。

その新しい助手こそが、家族に少しでもお金を入れる為にザンパノと共にすることを決意したジェルソミーナです。

 

ですが、ジェルソミーナはなんでもできる働きマンとはとても言えなく、言動がどこか変わっている女性でした。

そんな変わり者のジェルソミーナと、とても不器用で癇癪持ち、荒々しい仏頂ズラ旅芸人のザンパノ。

そんな相性最悪の二人は果てしない旅に出たのでした。、、、

 

様々な事柄をこえ

ザンパノとジェルソミーナ

この二人が迎える結末に胸が痛くなりました。

 

 

某CMの言葉を少し引用させてもらうと

「そこに愛はあったんか 」です。

 

 

でも、多分愛はあったんだと思います。

 

 

だからこそ何かが

ずれてしまう。

人と人の距離が描かれてました

 

映画終盤、海辺に横たわるザンパノ役のアンソニー・クイン氏のとても人間味溢れる演技がとても印象的です。

 

 

 

 

普段、スーパーヒーローものや宇宙ででかい闘いしちゃいました系のエンタメ映画を多く観る僕にとって

刺激的な映画でした

面白かったです!