すやすやと寝ているのを確かめると、初老の男性と女将はなれた手つきでジーンズをはいているユミの服を脱がし始めた。
少し厄介だがセーターを取ると、白い肌にブラジャーが喰い込んでいる。ジーンズを脱がせると女将に向こうにいけと合図をした。
ブラジャーをはずし、パンティをとると初老の男性はゴクリとつばを飲んだ。
ユミの身体は2人の子供を産んでいる今が、女盛りなのかもしれない。
男は着ている着物を脱ぎユミの側に横たわった。男の物は萎えきっている、時折ゴクリと生唾を飲む。
「 ハァー ハァー」 と初老の息つかいが聞こえる。
「 今日は見るだけでしょう」と女将に促されてしぶしぶ着物を着た男はユミの服を着せた。
車に戻ると満足げに帰っていった。
この初老の男性が古都奈良で、老人たちを仕切っていたのである。
ユミはこちらの方が勤めは楽だし、充分な収入があるので昼の仕事は止めても良いなと考えていた。
月に一度言われるままに六畳の間で休んでいると、うとうととはするが深い眠りに落ちない。うとうとしながら眼を瞑っていると老人特有の加齢臭とでもいうのか独特の匂いを感じた。
そうなると臭覚と触感だけで、何か身体を這いずり回るような感じがするがすべて夢の中である。
眼が覚めて、ジーパンのジッパーが少し下がっているのが不思議だと思いながらカウンターに立った