株式会社ファンケルが特許4358286号に基づいて株式会社ディー・エイチ・シーを相手に特許侵害訴訟を提起したそうだ。いったいどうなるのかわからないが、この件について株式会社パテント・リザルトがファンケルとディー・エイチ・シーとの出願状況、登録状況などを公開された 。それによると、圧倒的にファンケルがディー・エイチ・シーよりも出願件数も多く、ファンケルには注目されている特許も多いようで、ファンケル有利みたいな書きっぷりである。

しかし、特許訴訟はあくまでも登録されている特許発明を被告が権原なく実施しているかどうかが問題になるのであり、出願件数などの優劣を比較するのではないだろう。ちょっと予断ありすぎの感がある。また、「出願中の1件についてさらに詳しく見ると、今回の訴訟の対象となった特許との類似性が高く、分割出願したものと考えられます。」とあるけれど、パテント・リザルトさんは出願公開公報を全く見ずに論評していらっしゃるのだろうか?