この時期だから書きたい事 | 我らが徳島ヴォルティスと共に

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シーズンを終え、来シーズンに向けての戦士達には束の間の休息期間となる。

 

こんなブログでも読んでくれている人がいるんだから、このシーズンを振り返り少なからず提言を行うことも重要なのでは無いかと思うので思う事を書く。誉めることは色んな人がしてくれる。それはお任せして、厳しいことも言うべき事は言わなければならないと思って書こうと感じたから書く。批判的な意見もあるかも知れない。その時はあくまでも個人的な思いだからとして欲しい。

 

 

まず今シーズンが始まる前、新体制発表会の事を「2017年シーズンが動き出した」というタイトルで書いた。なぜその時の事を今更と言うかも知れないが、その時にこう書いた。

 

『個人的にただ一つだけ不満がある。それはクラブが目指す位置を6位以内とした事だ。昨シーズン9位で終わった。あのまま今シーズンに入っていても長島監督は6位以内と言っただろうし、自動昇格を目指すと言ったとも思う。だが、クラブは今シーズン6位以内を目指すと留めた。おそらく最初は低く設定したと言う事なのだろう。だがそれではダメだ。これだけの補強を行い、複数年契約だった監督をも解任しての新体制。フロントも強化部も断固たる決意と責任感を持って「自動昇格を目指す」更には「優勝を目指す」と言うべきだった。今から逃した時の責任を問う訳ではない。弱腰になるなと言いたい。

目標を低く設定し、上方修正するのは身持ちが良いだろう。だがそれは経常利益の話だ。我々が求めているのはあくまでもJ1復帰であり、それに向かって突き進む決意なのだ。サッカーはやってみなければわからない。ダメならダメで下方修正は仕方が無い。負けた試合をやり直す事なんてできないのだから。負けても良いから大きなことを言えと言うのでも無い。ただ一言、必ず獲りに行くと言って欲しかった。選手はそう思っているハズだ。最初から6位を目指して戦いに挑むなどナンセンスだ。クラブが、監督が情けない事を言えば全体のモチベーションは下がる。選手のモチベーションを引き上げるのは、監督の最も大事な仕事の一つだと考える。大きな目標に向かって突き進む事は、選手を含めたクラブとサポーターの一体感にも繋がると思うのだが。』

 

そう書いた思いはシーズンが終わった今でも変わっていない。そしてこの事について、先日友人と話をした。2016年シーズンが終わる時にゴール裏にはある弾幕が張られた。「目標未達を繰り返すクラブに、未来はない」と書かれたものだ。企業としてはマイナスイメージとなる。それは徳島ヴォルティスという企業ではなく、メインスポンサーに対してのマイナスイメージにつながる。それは結果的にスポンサーのイメージ低下につながる。そういった流れから、高い目標を掲げることに躊躇したのでは無いか。そんな話になった。確かにそういう判断もあったのかもしれない。だがもしそうなのであれば、色々と噛み合っていないなと感じる部分が多い。

 

この話で最も重要な事は「目標を低く掲げて安心するクラブに向上心はあるのか」ってことだと個人的には考える。高い目標を掲げ、それを達成するために努力する。達成できるか否かなんてことはやってみないとわからない。出来もしない大きな目標を掲げ、煽るだけ煽るのはバカのやることだ。だがそうではなく、その目標を達成できるだけの準備をし、努力を重ねる覚悟があるから断言する。そういった覚悟が必要なのだ。

 

プレーオフじゃダメなんだ。なにがなんでも自動昇格。優勝するという強い覚悟。来シーズンの新体制発表会では、社長の口から「優勝する」といった決意を聞かせて頂きたい。

  

  

  

今シーズン、まだまだやれる事はあった。まず夏の補強はどうだったのか。ロッキーが去り、外国人枠は2つ空いた。だが補強は無かった。補強をすれば良いということは無いが、するに越したことは無い。監督が必要無いと判断したのかも知れないが、シーズン後半を見てもディフェンスには甘いところもあり、攻撃陣も渡が結果を出しはしたものの層が厚いかと言えばそうは言い切れない状況だった。絶対的な存在感のある選手を補強することが今シーズンの夏には必要だったのでは無いか。

 

選手起用についてはどうだっただろう。清原、佐々木匠と補強をしたが使った時間はわずかだった。現場が主力には及ばないと判断したのであれば、もっと使える選手を強化部は補強するべきだった。今シーズンの徳島は勝ち試合こそ爆発的に強かったが、結果は勝ち点67で7位に終わった。勝ちきれない試合が多かったと言うことは、選手交代という試合の流れを変える一番重要なファクターを使いこなせていなかったと言うことにつながるのでは無いだろうか。決定力では群を抜いていた淳矢をなぜもっと使わなかったのか。調子の良い時に使わないから一番必要なシーズンの最後で怪我に泣いた。もし淳矢がいたら12月3日はの状況は変わっていたかも知れない。練習試合ではいつも最高のパフォーマンスを見せる松村。何得点取ったのか。練習試合でどれだけ活躍しても試合に出られないのであれば、何をすれば出してもらえるのか。モチベーションを維持するのは地獄だったと思う。

 

毎試合、選手交代は残り10分。交代カードは1枚残す。それではダメだ。最後まで先発メンバーを信じるのは良いが、流れを変えるべき采配は重要なのだ。サッカーは決まった選手だけでやるもんじゃない。シーズン前半に魅せた自軍のサポーターすら惑わせる選手起用をもう一度見せて欲しい。

 

 

 

リカルドのサッカーは運動量が豊富だ。スピード感があり面白い。それは誰もが感じただろう。だがそれも諸刃の剣である事は確かで、今シーズンはイエローカードも近年に無く多い数だった。カードでなければ守り切れていない。そう感じる部分もあった。これは批判では無く、攻めを重視するのは良いと思う。それが今年の徳島のサッカーだったからだ。だが、その運動量が負担となって選手へのしかかるのは当然であり、その結果怪我をする選手が出てくる。その時に重要なのが代わって出る選手のコンディションとモチベーション、そしてチームの連携だ。常に試合で交代というカードを切ることで実戦経験を薄れさせない事も重要なのだ。選手を固定しすぎるが故に、レギュラーメンバーとの連携不足が目立ち、レギュラーメンバーに頼ることになる。それが怪我から復帰してすぐにまた出場ということになり、無理することで怪我から復帰して間もなく再発というケースにつながった。島屋の怪我はそれの典型的な例だと感じたし、陸斗もあの悪条件のゲームでフル出場させるべきでは無かった。状態も決して良くなかったのだから、早々に交代させるか後半からの投入で十分だった。シーズンは全員で戦わなければ勝ち抜けないのだ。

 

 

シーズンを終え、これからは選手の移籍情報に関心が注がれる時期に入る。活躍した主力には各クラブからのオファーもあるだろう。複数年契約の場合はさほど心配もしていないが、単年契約や複数年でも契約が切れる選手は今後どう動くのかが気に掛かる。契約延長には大きく2つのケースがある。主力として戦い、試合に出られるというモチベーションから契約を延長するケース。そしてもう一つは年俸だ。徳島は他のJ2クラブと比べて年俸は良い。金額だけなら抜かれる心配はそう無いだろう。だが、お金の問題じゃ無いと言って去っていたケースもある。その話はここではしないが、色々とある。選手も人間だ。

 

渡など目を見張る活躍をした選手にはJ1クラブからもオファーがあるかも知れない。特にFWという数字に表れるポジションは評価しやすい。高崎が鹿島に移籍した時のようにだ。契約が満了になる年であれば、移籍金が発生しないため多くのクラブがオファーを出すだろう。複数年契約中であれば、アルアインにドウグラスを売った時のように大きな移籍金が発生するため、どこでもは手を出せないからだ。資金力のあるクラブであれば、渡ほどの選手であれば獲りにくるかも知れない。クラブが選手とどのような契約を結んでいるのか、選手に対して日頃からクラブとしてどの様な対応をし、愛情を注いできたのかがこの時期に評価される。多くの選手に残って欲しい。そして、徳島に残ることが当然のように思ってもらえるクラブ、そして強化部になってもらいたい。

 

知っている人もいるかと思うが、契約が満了になる選手に対して、クラブは来季契約する意思があるかの意向を半年前に伝える事となっている。つまり、そのタイミングで選手は色んな事を感じているのだ。今シーズン、木村が熊本へレンタルで出た。もしかしたら、その時点で自分の来シーズンにおける立場を判断したのかも知れない。

 

今シーズン、出場メンバーはある程度固定された。出場機会に恵まれなかった選手には不満も募っていることだろう。そんな中で徳島は一定の成績を残した。勝ち点や順位以上の爆発的な印象を残したと思う。そうなってくると主力には他クラブからのオファーというサポーターには恐怖にすら感じる矢が放たれる。中には自身のステップアップのためにクラブを後にする選手もいるだろうし、今シーズン出場できなかった選手は出場機会を求めて出ていくかも知れない。他クラブが狙うのは主力だけでは無い。出場機会に恵まれていない優秀な選手もリストアップされる。

 

徳島というクラブは毎年選手の入れ替わりが比較的多いと感じる。それは決して良いことではない。選手がクラブに愛着を持ち、サポーターが選手を大事に思う。それが長く続くクラブが本当の意味での良いクラブだと思う。濱田、徹、淳矢、広太朗は長く徳島に居てくれている。逆に言えば2014年にJ1を共に戦ったのはたった4人になってしまったのだ。そういう選手を大切にすることで、徳島に行けば大事にしてくれる。徳島に残ることが嬉しい。徳島に行きたい。そう繋がってくると思う。少しでも多くの選手が残ってくれると信じている。徳島最強の歴史はここから作り上げていけば良い。

 

移籍に関しては色んな思いがあると思う。行かないで欲しい。残って欲しい。確かにそういう気持ちはあって当然だ。だが個人的には、移籍という判断をした選手には頑張れという言葉しか贈れない。残って欲しい気持ちは全員にあるが、選手というものは試合に出てなんぼだ。徳島で腐るくらいなら、羽ばたける場所へ行って活躍して欲しい。ステップアップで高いところへ行けるなら行けば良い。それがプロフェッショナルだからだ。

 

だが移籍は選手だけが判断して出て行くものでは無いと言うことも理解しておかなければならない。契約が満了になる選手には、まずは徳島がオファーするかどうかという事を考えるべきだ。アレックスも徳島はいらないと判断したから切った。そして半年間のブランクがありながらも讃岐で大活躍した。一輝もそうだ。徳島は戦力外とした。そして富山に行き富山でフル稼働した。出て行く事を余儀なくされるという事もわかっていて欲しい。出たくて出る選手ばかりでは無いのだ。そういった選手にこそ、これからも頑張れと手を叩いて送り出したいものだ。

 

だが何よりも辛いのは引退だ。どこでも良いから試合に出て欲しい。千代反田の引退。宮崎の引退。青山の引退。どの選手も徳島で引退を迎えないで欲しい。もっともっと好きなサッカーを続けて欲しい。

 

しばらくはクラブの公式リリースから目が離せないが、1人でも多くの選手と来シーズンも一緒に戦えることを切に願っている。

 

 

思ったことを一気に書いたので、話が繋がっていないかも知れないけれど、それはご勘弁を。

 

 

誤字脱字はご容赦下さい。

 

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