アウシュビッツ収容所から生還した精神科医で心理学者のフランクルは、


「死ぬことは怖いですか?」と質問されて、次のように答えています。


『怖くありません。


本当に怖いのは、「生きなかったことです。


つまり、大きな意味で正しいことや大切なことをする機会を十分に生かさなかったとしたら、深い悲しみを感じると思います。


しかし、自分に対して「多くのことを成し遂げることが出来た」と思えるなら、これほどすばらしいことはありません。」


このフランクルの言葉は、私も理解できるような気がします。


今の私の人生にとって、最も大切なことは、離婚されてしまった元妻と子供達に養育費を支払うこと。


養育費はとても高額で、月給の2/3を養育費として支払っている。


だから、私の生活は楽では無い。


元妻と子供達の生活費、教育費の多くを、私の養育費が支えている。


これが私の生きる最大の意味です。


自分のモラハラが原因で妻から捨てられ離婚されてしまった男が生きる意味です。


もし私が養育費を支払うことをやめてしまったら、元妻や子ども達はとても困ることになってしまい、私は、フランクルが言う「自分の人生を生きる」ことをしっかりと全うすること出来なかったことになってしまう。


自分が死ね時、「自分は自分の人生をしっかり生きることが出来なかった…」と思いながら死んでいくことは、とても怖いことだと思う。