公演報告【ひまわり食堂さくらんぼ旅情】① | 原真善美(はらまさみ)一人芝居 [東京夜間飛行]

原真善美(はらまさみ)一人芝居 [東京夜間飛行]

原 真善美(はらまさみ)一人芝居【東京夜間飛行】の公演情報、過去の公演情報などです。

◆東京夜間飛行20周年記念公演◆
2024年5月16日木〜19日日
下北沢ハーフムーンホール


『ひまわり食堂 さくらんぼ旅情』

作・演出: 原 真善美

2021年12月にアクロス福岡にて上演した、原真善美ひとり芝居『ひまわり食堂』の続編。





登場人物*()カッコ内は、俳優の名前


◆現代のひまわり食堂

⚫︎阪代 道子 (原真善美)

⚫︎客 谷山 信一郎(吹上かずき)

⚫︎客 近藤 健四郎(大倉弘也)


◆1986年 山形 美咲町ドライブイン『海と月』

⚫︎ママ 錦 頼子(高沢ふうこ)

⚫︎マスター高藤 鉄平(奧田武士)

⚫︎村前 小枝子(鮫島れおな)

⚫︎千堂 秀一(吹上かずき)

⚫︎間宮 大輔(大倉弘也)

⚫︎渚 阪代道子(原真善美)


《プロローグ》

現代2024年 70代の店主 阪代道子さんが

営む、東京麻布十番にある定食屋 ひまわり。

夜7時頃、常連客が帰った後の店内。

厨房の男性、へいさんに声をかける店主

店主道子さんのことを、みんなおばちゃんと呼ぶ。




おばちゃんは店内を片付けながら、店の古いラジオ

が、停止していることに気がつく。

そこへ、30代の常連客、出版社で働く谷山が

会社の後輩、近藤を連れてやってくる。






東京へ転勤してきたばかりの近藤に、ひまわりの

ことを説明する先輩谷山。


客人は皆、ひまわり食堂と呼ぶ。

店内は、セルフサービス

料理は全て、厨房の男性へいさんが担当

おばちゃんは、お酒とおしゃべりの担当である。


ビールで乾杯した後、3人の会話は谷山のひまわり話を中心に進むが、おばちゃんは相変わらずの毒舌。


東北なまりにちかい話し言葉に、東北出身の

近藤が親近感を持つが、おばちゃんは決して自分の出身地を明かさない。


ひまわりという店名は、おばちゃんが若い頃、プロポーズされた時に、ひまわりの花束をもらった思い出があるからか❓映画ひまわりが好きだからか❓

そのあたりのようである。


店をやる前は、何をやっていたのか?

近藤が質問を投げかけると、若い頃は東京の

キャバレーで働いていたと言う。


そして、ひまわりにある、ひまわり伝説とは❓

谷山も初めて店に訪れた時は、会社の先輩の紹介だった。つまり、転勤になる時には自分の代わりに会社の後輩を紹介することになっている。

この約束を守らなければ、出入り禁止となる⁉️


楽しい会話の後、おばちゃんは谷山に『転勤になったのかい?けんちゃんを紹介してくれて有難う』と頭を下げる。


谷山は福岡に転勤することが決まり、近藤を連れてきたのだ。ひまわりは、みんなのふるさとになりたいんだよ、またこっちに来ることがあれば、いつでも顔を出してくれと谷山に伝える、おばちゃん。


すると、壊れていたはずのラジオからとある音楽が

流れてくる🎶


おばちゃんの思い出の曲だと言う。

さくらんぼの季節、つまり5月になるとおばちゃんが思い出すこととは⁉️


思い出の曲、それは、若い頃に東京のキャバレーでナンバーワンホステスに輝いた後すぐに店から姿を消して、次に立ち寄った山形のドライブインで出会った、間宮大輔の歌う曲『雨のしずく』

だった。


ここから、舞台は1986年代

おばちゃん30になる手前からの話にとぶ。


【一幕から四幕までの前半】


一幕は、所変わって山形県の港町にある廃れた

ドライブイン『海と月』

夕方6時過ぎ、店内に入ってくる割烹着と三角巾姿のオーナーの頼子と店長の鉄平。

その後を静かについてくる、ワンピース姿の若い女性。



広々とした店内だが、めっきり客が減り閑古鳥がなく日々のため、店内の半分はテーブル席を片付けて

電気を消している。経費節減に必死の店長。


店内のテーブルを片付ける、頼子と鉄平。

鉄平は、頼子の機嫌を損なわないように気を遣いながら、話しかけている。

団体客の予約を受けた頼子に、断るように説得する。なぜなら、経費削減のためにシェフを辞めさせたばかりだったからだ。


口論になる2人。




鉄平の代わりに店内の片付けを手伝う女性。

名前は、村前 小枝子。


村前小枝子は、横浜から結婚を機に山形へ。

しかし、結婚相手に許嫁がいることが発覚し

結婚は破談に。山形のローカル線の駅のホームのベンチでぼんやりと座る姿を、頼子は会合に行くために駅から電車に乗る時に見かけていたが、夜に駅に戻ってきても、まだベンチに佇む彼女が気になって

声をかけて、ドライブインに連れてきた。

おなかすかせてないかい?うちに来て美味しい豚汁を食べないかい?と。



ドライブインの売り上げが急激に下がり、頭を悩ませる鉄平!それに引き換え、なんとかなるわよと根拠なくポジティブな頼子。


小枝子は、宿泊完備のドライブインに泊まることとなるが、気が気じゃない鉄平。


実は、ドライブインにはもうひとり働いているスタッフがいた。若い男性!それも、北海道から日本一周を目指して、カブで山形を通過中に、カブが故障して困っているところに、頼子と遭遇。

それから、3ヶ月ほどドライブインで働いている。


また、頼子が小枝子を雇ったら大変だと鉄平は気を揉んでいる。


そこへ、外出中の男性スタッフ千堂秀一が帰ってくる。




場面は変わって、、、!


二幕は、この港町の小さな漁港がある

防波堤。