ボイストレーナーの折笠マリコです。
西村雅彦の俳優入門――1カ月で効果が出るセリフのメソッド
1,700円
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『俳優の基本は「伝える」こと』
というテーマで、「声」をしっかり出していき
声を届ける、言葉を話すコツなどのレッスン、
DVD付いてます。
「伝える」ということはビジネスマンにも
共通する大切なスキルですから
演技のレッスンという入り口から
声を磨いていくのもまた参考になると思いますよ。
はい。
以上、ボイトレオススメ本でした。
では、本題へ入りまーす
今回のボイアクブログ、
「歌が上手くなるにはどうすればいいですか?」
よーく聞かれます。
「歌」が持つパワーやエネルギーは
計り知れないですよね。
歌、上手くなりたいですよねー。
私もそう思ってずっと
アレコレ研究してきました。
歌はいろんな要素が絡まり合って
聴く人の好みも含めると定義が難しいですが
いわゆる歌うまのチェックポイントとして
ざっくりいうと
・声質
・声量
・音域
・音程
・リズム感
・感情表現
この辺りでしょうか。
なんて簡単に言いましたけど
結構たくさんありますね
「上手い」を辞書で引くと
。。。技術・技量がある。と
この切り口で言えば
まずは
正確な音程とリズムで歌えるということが
一般的に言う歌が上手いだと思うんですけど
私なりの言葉でいうと
スポーツにしても、絵を描くにしても
何かを作るにしても、
上手いを一言で表すなら
私は「コントロール」だと思うんですね。
例えば
サッカーならボールコントロール
卓球ならラケットコントロール
画家なら筆をコントロール
そして
歌なら声をコントロール
声を思った通りの音の高さや速さ、強さに
照準を合わせて出していく能力。
日本語にすると〇〇使い!みたいな。
魔法使いとか
コントロール = 操る(あやつる)
コレ、元々できる人はきっと
自分でコントロールしてる感は
ないかもしれません。
だからできない人は、
意識的に何度もくりかえし練習して
スムーズにできるようにしたい。
この切り口でいくと
スポーツ選手に歌がうまい人が多いのに
納得がいきませんか。
もちろん全ての人に当てはまるわけでは
ないと思いますが。
または
歌(メロディ、リズム、歌詞)を覚えて歌う
ことは再現させるから、歌は再現力だ!
という表現が私は好きなんですけど
再現 = コピー
人の歌を歌うのを
「コピーする」って言いますよね。
人の歌(楽曲)をコピーして
再現する能力も歌うまの第1歩。
カラオケの採点マシーンも
それが基準になってますよね。
ちなみに楽曲の、曲そのもの以外の要素
声質とか歌い方などまで真似したら
それは「ものまね」です。
はい、ではまとめますと
まず歌が上手くなるための第1歩は
歌いたい歌を
正確に覚えて、正確に歌うこと
コレをできる限り
キッチリやってみてくだざい。
そして自分の歌を録音して聴いてみる
のがオススメです。
で、聴いてみて