「いま外国なんか行って大丈夫なんですか??」
「帰ってこれなくなるんじゃないですか?」
「デモとか暴動とか人種差別とかで危なくないですか??」
わかりますよ〜
連日ニッポンのテレビから流れてくる情報を見ていれば、誰でもそうおもいますよね!
僕も渡航前は少々緊張しました。
確かに観光客として今ヨーロッパに行くのはあまりにも過酷。。
僕はイタリアに家あるし、イタリアでの活動が継続しているので必要性があり渡航したのですが、それでも通常の何倍も制限ある厳しい渡航になってしまいました。通常の何倍もコストがかかります。
最低五回は検査を受けねばなりませんし、その検査が結構痛いんですよ。。
他にも速報で
【岸田首相が新規国際航空券の販売を停止するよう指示】
のニュースには背筋が凍るかと思いましたね、、、
しかし、反対によい面もあります。
観光地が静かなことです。
今、この時期に観光客がこれないイタリアの様子をお伝えできるのは、正直ごく一握りの人だけだと思うので。
イタリアの変化をお話ししてみますね。
イタリア好きの方は「へぇーそんな風なんだ!」と想像してみてくださいね!
ではお話しします!
↓↓ここから
✅挨拶がハグとキスじゃなくなったこと
ハグabbraccio アブラッチョ と キスbacioバーチョしないとは!!
これはエライ変化、、、
感染防止のために、イタリア人のスタンダードな挨拶が
肘タッチ or 腕タッチ or ノータッチ
に変化してました。
おそらくミラノではそうじゃないかも、、、在住の方がいらしたら教えてほしいです!
2年前までは、挨拶はハグとキスだったんですけどねぇ。
握手すらしない日本で生まれ育った僕からすれば、その挨拶習慣に慣れるまで少々時間がかかったものです。
きっとみなさんが安心して海外旅行できるようになる頃は、イタリアの挨拶も元に戻っているのではないかと思います!
ともあれ、観光客としてイタリアに来ると、よほど親しい知り合いがいない限り、ハグとキスで挨拶する機会はないですよね。。
もしある場合は
① 声をかける「 チャーオ!」
② ハグする
③ 右、左と頬を近づけて チュッっという音を立てる。恋人同士のように唇をつけるキスは普通しない
④ 会話する 「コーメスタイ?トゥットベーネ? 元気?」
この四つが通常の流れです。
南イタリアでは初対面でもこんな感じですが、ローマから北の町の場合、もしくは相手が地位の高い堅そうな人の場合は、握手して「はじめまして piacere ピアチェーレ」 と挨拶します。
この挨拶ができるだけでグッとイタリア人は心を開きやすくなるかと思うので、試していただきたいです!
✅レストランやカフェに行きづらいこと
これは、お店に入ると「グリーンパス」の提示を求められるからですね。。
今ではどのお店も通常通りの営業時間であいてますが。
それでも、去年の9月にイタリアに戻った時は、すべて持ち帰り販売だったことを思えばよくなったと思わないとですね。
ともあれ、イタリア人はバールで立ち飲みコーヒーをしてちょっとおしゃべりして出かけていく習慣があるので、彼らからすればお店のテーブルに腰掛けなくても不都合はないのかもしれません。
✅飛行機のチケットが激安
乗る人がいないからそうなりますよね、、、
イタリアの国内線、ヨーロッパ連合の内部でのフライトチケットがとんでもないことになっています。
ヨーロッパで有名な格安航空会社ライアンエアにいたっては、なんと国内線のチケット5ユーロ!!
日本円で700円ちょっとです。
片道。
って、インクレディブル! 信じられないです。
スタバの抹茶フラペチーノと同じ値段でローマからウィーンやヴェネツィアに行けるんですよ。。。
普段だとどうなの?
というと、路線にもよるんですが、まぁだいたいイタリア国内の都市移動なら片道6000円程度ですね。
ローマからパリやフランクフルトだと、1万円から2万円ほど。
12月の一週目に検索したところ、ローマからフランクフルトで3000円でチケットがありました。
これって私たち日本人にとってどうかというと、ある意味でチャンスかと思います。
1ヶ月くらいかけてヨーロッパを周遊したい!という方であれば、好きな場所に気軽にタダ同然でいけてしまうわけですから!
※有名観光地を回って例のオミ●ロンに感染して現地のホテルで隔離されるリスクを受け入れるなら。。。ワ●チン打ってても感染するようなので対策しようがない
おそらくこの情報はまだ日本語では伝わってない情報なので、タイミングよく知ることができた人はラッキーですね。
ちなみに日本からイタリアに行くチケットの価格は変化ありません。 便数減ってるから??
✅アジア系観光客がいない
現実に直面した気がするのはココです。
イタリア国内にはちゃんと観光客が来てるんですよ!
有名観光地には彼らがワイワイきている様子。
イギリスやドイツ、フランスや北欧、アメリカ人、アラブ系にアフリカ系など。
ただ、アジア人だけがいません。 ※正確にはオーストラリアも
なぜ??
それはアジア諸国の政府の方針なんでしょうね。
日本、中国、韓国、マレーシア、シンガポール、インドネシア、、、
水際対策というやつですよねたぶん。アジア諸国の対策の一覧でもあればわかりやすいですが、みつかりませんでした。
2年前の三月頃なんて街を歩いているだけで罵倒を浴びせられるほどアジア人差別がすごかったですが、そういうのは元に戻っていましたね。
ともあれ、イタリア人の中でアジア諸国の出入国政策に関心がある人はいないようなので、厳格な隔離や入国制限のことは誰も知らないようでした。
したがって、今年の夏前からナポリの自邸の大家さんから「へい!いつ帰ってくるんだ??」としょっちゅう連絡がありました。
イヤイヤこっちはイタリアにいったら2週間隔離だし、日本人たちが帰国者を怖がって警戒するから、そんな簡単には戻れないよと返事をするのでした。
✅レストランのメニューから英語が消えた
そりゃそうですよね!
お客さんがイタリア人ばっかりなら。
これは日本の京都でも気づいたことなんですが、外国人がいなくなったのでインバウンド需要に対応する意味がなくなったためでしょうね。
ストリートフード的なものや、観光客向けのレストランでは英語メニューを見かけなくなりました。
ガイドブックに載ってるような一流店では変わらず英語対応もしていることでしょう。
地元の人向けのお店にはもともと英語メニューないケースが多々。
外国人向けのサービスが成り立たないことは、もともと観光立国だったイタリアやスペイン、フランスではかなりの経済的打撃になっています。
ちなみに、アジア地域と違い、ヨーロッパは今年の夏場、積極的に観光客を呼び戻す政策をとっていました。
クロアチアでは2019年と比較して70%の水準まで観光客を呼び戻せたそうです。
例えばうちの地元ヴィーコエクエンセでも、ビーチに特設の検査場を用意。 その場で希望者全員にタダで検査を受けられるサービスを行政がやっていました。
日本ではありえないですね、。。
感染者の数が少なく見えるように検査を受けにくいようコントロールしてる?
というか国民性かもしれないですね。
↑↑ここまで
さて、いかがでしたでしょうか??
って言われても、ピンとこないことばっかりだったのではないかと。。
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