今回は、ある本に載っていた、声のテクニックについて解説したいと思います。


「『フォーチュン』誌上で全米トップ500に数えられる多くの優良企業のビジネスマン達に、「成功する人」になる話し方や、説得の心理戦に勝ち抜くスキルを指導している話し方の権威」
である、ケビン・ホーガン. (Kevin Hogan)さんの本に、実用的な声のテクニックが紹介されていました。

ちなみにその本は、
「できる人」の話し方、その見逃せない法則
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%81%97%E6%96%B9%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A6%8B%E9%80%83%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E6%B3%95%E5%89%87-%E3%82%B1%E3%83%93%E3%83%B3-%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3/dp/4569621104
です。

コミュニケーションで、相手とすばやく信頼関係を気づいていくために活用されていると、どんなのがありますかね。

うん、うん、と、相手の話に相槌を入れながら聞く。
相手の仕草と同じ仕草をする。
相手がしゃべるスピードと同じスピードで話す。


などなど、コミュニケーション心理学的なテクニックはいろいろありますね。
さて、では、アメリカの話し方指導の権威が教える、声のテクニックとは・・・・?!

話し手が聞き手から、信頼を得て敬意を持ってもらうための効果的な方法は、以下の3つである。




1、聞き手が女性の場合、普段の声より1オクターブ音程を下げて話すとよい。こうすることで、話し手は、相手によりプロフェッショナルなイメージを与えることができる
話すスピードは、速すぎず遅すぎずがいい。高い声は、大抵相手に弱弱しい印象を与え、あるいはいらいらさせるので避けること。


2、聞き手が男性の場合は、普段の声より半オクターブ音程を下げて話すとよい。こうすることで、話しては聞き手に力強い印象を与えることができる。
人柄はいいのに、声が高い人のことを思い浮かべてもらいたい。そうした人は、通常、「女性的すぎる」と思われがちだ。


3、これは男性にも、女性にもあてはまる。それは、
「長いセンテンスで話すこと」
である。短いセンテンスの連続は、配布する資料などを書くスタイルとしてはいいが、口頭でするプレゼンテーションにはふさわしくない。


1、2のテクニックについては、痛いほどわかります(笑)

声が甲高くて、男らしい印象を与えるには、声を出さず黙って立っておくしかないでしょう。。。
決して、声が高いと人柄が悪いわけではないのに、弱弱しい人だと思われてしまう・・・
人間というのは、そういう習性の生き物なのですね。




「あぁ、そんなに言わなくてもわかるよ相川君。声、高いけど、どうしようもないんだよ・・・」




と思われた方、大丈夫です!
声が高い人が、これを意識するといいというポイントが二つあります。


1、のどぼとけを下げて発声する

のどぼとけというと、男性ののどについている丸いでっぱりですね。
これを、やや下に動かして発声するようにすると、低めの声が出やすくなります。
ただ、この方法は、ノドが締まった発声になってしまう恐れもあるのでご注意ください。のどが締まったまま発声すると、急激にノドが疲れます。


2、音圧を上げる
音圧というのは、声の勢い・ボリューム感のことです。
水を出すホースにたとえるとわかりやすいです。
ホースの出口から水は出ますね。
より水を遠くに飛ばそうとすると、どうしますか??

そう、ホースの出口を小さくするか、蛇口をひねって水流を強くするかです。

声では、この出口が声帯、蛇口が呼吸器官です。
プロは、おしなべて、この声帯と呼吸器官の操作のプロです。


音圧を上げるためには、さっきのホースの水流のたとえと同じく、声帯を小さく、呼吸を強く多くすればいいのです。
これは、真実です。
ヴォイストレーニングは、8割がたそれをやることに1年とか2年とかかけるのが一般的。



そして、テクニック3、長いセンテンスで話すこと、であるそうです。

これは、アナウンサーの話し方なんかを見てみるとわかりやすいです。
彼らは、一回息を吸っただけで、どーーーーーっとしゃべります。
普通の人が、2回の息で読むところを。

逆に、短いセンテンスの連続だと、なんかたどたどしいというか、わかってんのかな?という印象を与えますね。
極端な例を言うと、小学校一年生の作文発表。


「私は、ええと、一昨日の夜に、お父さんと、お母さんと一緒に、近所の、おすし屋さんにいきました。それで、」


ぎゃーーーーーーーー
結論をいえーーー(笑)


いや、かわいいかわいい、といって、笑顔でほがらかにその小学生を見るくらいの余裕がほしいですね(笑)
もうおわかりのように、短いセンテンスの連続は、幼稚な印象が強いです。


では、長いセンテンス、つまり一息で長くしゃべるということです。
それでいて、単調ではなく、緩急強弱をつけて聞き手が飽きないように。
具体的にどうすればいいか?
話し方で損している、話し方が下手だと感じている人、呼吸が浅いと感じている人、ここから先の内容をしっかり使って下さいね。
このためには、3つのトレーニングステップが挙げられます。



1、ロングブレストレーニング


2、日常で使う挨拶トレーニング


3、原稿読みトレーニング



です。

まず、ロングブレストレーニング。
下腹部に、大きな空気のタンクがあるようなイメージで、まずは息を吐ききることからはじめます。
息を吐ききったら、まだ吐く。
というのは、吐ききって、といっても初心者は吐ききってないことがほとんどです。
完全に吐ききったら、下腹部のタンクが自動的にふくらみ、底に空気が入ってくる感じです。


これを、10回繰り返します。


2は、日常で使う挨拶を使ってトレーニングします。
ありがとうございます、がいいでしょう。
一回の息で、声を出しながら、ありがとうございます、をいいます。
一息で、最低30回はいえるようになりたいです。



3は、原稿読みトレーニング。
これは、自分が好きな小説や、ビジネス書を使うといいでしょう。
その本の、自分が好きな部分を声に出して読みます。
知らず知らずのうちに、長いセンテンスを楽に読めるようになっていくものです。


さて、今回の話し方のテクニック、いかがだったでしょうか。
ちょっと難しいかも。


自分らしさが伝わる声が身につきますように・・・


(2016年2月 相川)


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◆02 声が良くなる4つのステップ
◆03 声とは何か
◆04 良い声を出すために重要なこと
◆05 声はどのように増幅されるのか
◆06 図解 声が良くなる4つのステップ
◆07 体の使い方 ボイスワークアウト
◆08 呼吸 ブリッジブレス 
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