今日もどこかで -2ページ目

シャシーを入れるための工作

ボディを押し広げなければならない原因である、ドアパネルと一体の隔壁を切り離す。

後から差し込めるように、ボディ側にも止めを作った。接着はしない。

 

そして、シャシーをここで切断。コックピットの後端にあたる。切断部分がいちばん目立たないだろう。

ツメとツメ穴を作っておいた。シャシーを接着してしまうならいいが、取り外せるようにしたかったからだ。

何故だろう…何故なのかしら?

精密ではないので多少、歪みが出るだろうが、タイヤが接地するレベルなら無かったことにする。

 

さて、シャシーを入れてみよう。

 

まずは残してあるドア部の隔壁を先に入れる。切り取った側は、ボディを少し広げれば入れられる。許容範囲だろう。

そのまま、所定の位置までスライドさせる。

 

後部はまず、開口部が狭い後端から入れ…

タンクを片側ずつ、ボディを広げながら押し込む。広げ幅は許容範囲だろうと思う。ボディの塗装を削らないように注意しなければいけない。

後付けのツメをはめ、後端の止めにシャシーを差し込む。これで入れ込み完了。逆手順でシャシーを外すこともできる。

 

切り取った隔壁は、後から差し込む。ちょっと面倒だが、ちゃんと入れられるぞ。左右に遊びがあるけれど、飾っておく分には問題ない。

フロントの足回りは、これを入れてから組み付けることになる。とくに問題はないはずだ。ほんとかな。

 

切断した個所はさすがに上下へ折れるだけの遊びが出るが、これも飾っておく分には問題ないだろう。

 

よし、もうこれでいくことに決めた! 

Ferrari Dino 246 GTS(フジミ 1/24)を作る

前回のSuperAmericaでタルガトップに未練を残したので、ハセガワの348tbを後回しにして、ディノ・スパイダーを作ることにした。ついに旧車だ。あの頃のスーパーカー。というのも、ちょうどヤフオクでお手付き品を格安入手できたからだ。

別箱で送料を抑え、説明書がない代わりに同型のGTの説明書を入れてくれている。また、紛失した細長いナンバープレートも、別キットの同じようなパーツを代替で入れてくれるなど、ITALERI尽くせりの売り主さんだ(送料込みで1000円以内はお買い得でしかない)。お手付き具合も、ボディにサーフェイサーが噴かれているくらい。

 

仮組みした。大怪我したみたいになっているが、いいフォルムだ。

 

フジミにはエンスージアストモデルというシリーズがあり、エンジンや細々したパーツが満載でお値段もお高め。これはリアルスポーツカーシリーズという、ガワ(外側)だけの廉価版モデルだ。ボンエットやエンジンハッチなどが別パーツなのは、エンスージアスト版の名残りかな。開ける必要ないので接着しちゃうぞ。

 

ちょっと車高が高いかと思ったが、ホイールアーチとタイヤのRは合っているようにも見えるし、もしかしてタイヤの径がひと回り小さいだろうか。

 

1mmくらい下げてみようかと思ったけれど、サスのアームががっつりホイール内に食い込むので、スペーサーでの調整はできそうにない。このままいくとしよう。

 

それにつけても、パーツのバリがひどい。パーティングラインも、パーティングラインというよりただの段差だ。イカプリウスやアメリカはそんなことなかったが、キット自体もさすがに古いか。

 

そして、大きな問題がある。この下アゴだ。

フロントが上下分割されているのだが、実車では一体成型。つまり、接着して合わせを消すことになる。当然、シャシーを入れる前に作業するのだけれど…。

 

入らんがね!

ドアパネルと一体になっているフロントの隔壁(ホイールハウスの一部なのか)が引っかかって、かなり無理してボディを開かないとシャシーが入らない。ただでさえ割れそうで怖いのに、塗装後なんて無理無理無理!

フロントだけでなく、リアのマフラー付近も開口部がシャシーより狭く、ねじ込むしかない状態。塗装剥げるって絶対。

 

下アゴを貼らなければ、前からスライドさせる形でわりとすんなり収まる。GTの説明書を見てみると、シャシーを入れてから下アゴを接着する手順になっている。そうだろうとも、そういう設計だこれは。

 

気になって検索してみたら、エンスージアストモデルも含めて皆さん、このシャシー入れに苦労していた。シャシーを分割したり、ボディの開口部を切り広げたり、無理やりねじ込んだり(海外勢も含めて、これがもっとも多そう)…。

 

他にも独特な形状のリアウインドウの、フレームのモールドがほとんど消えていたり、ウインドウパーツと内装の合いがいまいちだったりと、どうやらかなり手のかかる難物だ。おい、マジか。

 

とりあえず、まずはシャシーをどうやって入れるのかを考えよう。

 

1/24 イカ娘

イカプリウスの箱の横面に載っているイカちゃんが、ちょうど1/24くらいの大きさ。

プリウスを作りながら思い立って、こいつを採寸しながら作り始めた。

ランナーを削り…

試行錯誤の末、ポリパテで作った型でプラ板をヒートプレスし…

エポパテで顔や手を作り、プラ板を切って貼って…

色を塗ったら…

ひゃー、似てねえ

顔が面長で、目が寄ってしまった。手も大き過ぎたな。

ちなみに腕と足の輪っかはプラ板の削り出し(もちろん、モーターツールなんて便利なものは持っていない)。別パーツなので、シルバー地にクリアーブルーをのせてやった。塗装の便を考えて顔と髪(触手)も別パーツにしたが、バランスが悪くなったのはそのせいもあるかもしれない。スカートの◎とラインは、必死のマスキングでエアブラシ噴き。拡声器にはマスキングテープでベルトも着けてある。

 

自立した。すげえ。

そして、こう。こうしたくて作った。

靴底に針金が忍ばせてあり、プリウスのルーフ裏には、100均で買ったマグネット(ネオジム磁石)が仕込んである。何とか立たせることができた。もっと強力に着くかと思ったら、磁力が意外と減衰してしまい、そっと立たせる程度。

 

磁石なので向きを変えられる。

 

遠目からパッと見れば十分、イカちゃんさ!

そうだろう?(そうだと言ってよ)

 

Ferrari SUPER AMERICA (フジミ 1/24):完成

 

すべてのパーツを組み付けて、作業終了。

…とはとても言えない四苦八苦状態が続き、なんとか形にすることろまで漕ぎ着けた。やれやれ。

 

 

ライトの独特なフレームはマスキングしてシルバーを噴くか、筆塗りにするか思案したものの、筆塗りを選択してどうやら裏目が出た。また、クリアパーツを2液タイプのエポキシ接着剤で接着しようとしたが、うまく固定できず接着剤のはみ出しなどで汚くなってしまった。とくにフロントウインドウ。

 

 

やっぱりルーフはしっかり閉まらないので、開けっ放しにしておく。

 

 

ダッシュボードやらドアパネルやら、隙間が空いている。やれやれ。

エアコンの噴出し口?は網目のモールドだったが、実車の写真を見て5枚羽根のダクトにしてみた。クリップ

でくわえていたアレだ。ハンドルのシルバーのボタン?は浅くスジ彫りを入れて塗り分け。エンブレムは手描き。

 

シートはひどいもんだ。シートベルトはわりとうまくできたけれど、ほとんど見えなくなった。

 

今回は、あれこれ手を入れてはみたものの、技術が追いつかなくて仕上がらなかった。まさに虻蜂取らず。とくにボディ塗装は、下地の重要性を身をもって知ったし、艶を出そうなんて欲張るには早いことも思い知らされた。パテにスジ彫りするのは難しいし、表面がいっこうにきれいにならないのもしんどかった。フロントウインドウとフレームの歪みを合わせて無理やりくっつけるには、エポキシ接着剤が固着するまで矯正保持する方法を考えるべきだった。ああすれば、こうすればと、反省ばかりが溢れてくる。どうして作業している最中に、思い至らなかったんだろう。

次回作に活かして、成仏させたい。

 

しかし、悔しいな。同じキット、もしくは同型のマラネロを手に入れて、もう一度しっかり作りたい。

 

見切りをつけて

シートの工作がうまくいかなかったが、キリがないので内装を進める。塗り分けのため半艶黒で塗装し、マスキングしてタンを被せた。

 

ステアリングにエンブレムのデカールを貼ろうとしたが…

台紙からズラそうとつついただけで、ボロボロと崩れていく。この大きさでは修復は不可能なので…

 

結局、黄色を塗って馬っぽいのを描く。やれやれ。

 

今回はとにかくデカールが使い物にならなかった。時間が経つと劣化するとは聞くが、こうも脆くなるものだろうか。イカプリウスのときは、少なくともプリウス用のデカールはちゃんとしていた。

 

マスキングテープをベルトに見立て、留め具をプラ板で自作した。もうね、よく見えんのよ。

 

シートの出来が悪い分、シートベルトで取り繕おうと思ったけれど、箱にするとほとんど見えなくなる。

ちょっと泣きたくなってきた。

 

ボディの組み付けも始めたが、あちこち合いが悪い。

何はともあれ、ここまできたら全部くっつけて終わらせるのみだ。

内装が終わらない

こんなのを作ったりしているからなんだが。

 

実車に近づける、リアルにする、という意図ではなく、少し見栄えを良くしたい程度で始めた内装の手入れだが、工作技術の拙さのせいで一向に終わらない。パテを盛ったりプラ板を貼ったり、何かするたびにどんどん酷くなっていくんだからたまらんわい。

とくにキズを一向に消せない。ペーパーを当ててサフを噴いてみても、とにかく酷いままだ。やれやれ。

 

ボディは2000番でクリアーの柚子肌を恐る恐る均してから、コンパウンドをかけた。

これからまだ、窓枠やら何やらを塗装しなければならない。

マスキング怖いよう。

 

 

 

【ヒトク】命短し恋せよ乙女【UTAUオリジナル】

デカール地獄

なんじゃー

ひぇー

メーターパネル、ナンバープレート、ホイールにデカールを貼っておこうと思い、切り出して水に浸して……。

水に浸しただけで、ボロボロと崩れていく。とても貼れたもんじゃない。

それでも何とか、千切れたものをつなぎ合わせ、メーターパネルとナンバープレート(細長)1枚を作り、もう1枚のプレートにはサイズの違うもの(上写真)を流用(もちろん千切れまくった)。

 

ホイール4本の中心にフェラーリのマークを貼るのだが、この大きさでさえ千切れる崩れる。

おかわりいただけるだろうか…いや、お分かりいただけただろうか。

上2本は崩れなかったデカール、下2本はエナメルで黄色地に馬っぽい黒シミを描いたさ!

そうでもしなきゃ、やってられんわい。

 

ついでと言っては何だが、いつの間にかルームミラーが姿を消していた。せっかく塗装までしたのに。

仕方がないので、付属のミラーシールに合わせてプラ板で作り直した。

ミラーを貼り込む段差まで削れる気はしないので、出っ張ることになるがそのままシールを貼って済ます。

 

…ただ塗って組み立てるだけのはずだったのに、何でこんなに手間がかかるんだ?

 

足回りの組み立てとボディ塗装

シャシーを必死にマスキングし、エキゾーストパイプにスーパークロームシルバー2を噴いた。イカプリウスのマフラーにやったときは、もっと渋い色合いになったのだが、今回はギラつくシルバーになった。先に艶黒を噴いてから、薄っすら重ねるべきだったのかもしれない。今回はどうも、噴き過ぎる傾向がある。

 

ブレーキディスク等を組み付け、ホイールをはめてシャシーは終了。リアの真鍮シャフトが丸見えだ。後でつや消し黒に塗っておこう。

 

ボディは1500番でザラつきを均し、再塗装。今回は赤に黄をひとつまみ混ぜ、朱に近づけてみた。

 

まだらはだいぶ隠せたが、さすがにボッテリしてきた。このあたりが潮時かな。

この後、クリアーを被せるし、これ以上ボッテリするのもどうかと思う。

本当はもうひと噴きしたい。でも今回は噴き過ぎるきらいがあるので、ここで止める。

 

悲惨な赤と美しい黒

600番と1000番で全体を削った。悲惨の極致。

 

ペーパーというのは、当てたくないところが削れるものだということが身にしみて分かった。

塗料溜まりになっているフチ、カド、くぼみ、そうしたところをできるだけ削ったが、溜まりでないところばかりが削れていく。塗膜が弱いんだか強いんだかワカラン。成型色は赤で、シルバーの上に白を重ねてある。だから表面の失敗赤が削りきれていない状態なので、どうしようもなくなったら成型色が出るまで削り剥く。

 

イカプリウスで、お手付け品のメタリックブルーを削り剥いたのと同じ作業を、自分でお膳立てしてやっている。やれやれ。

 

本当は、溶剤に浸して塗料を溶かし落とすのがいいんだと思う。怖いし、溶剤がそんなにないのでやらなかった。

 

溜まりを削ったり、スジを彫り直したりしてついた傷を消すために、シルバーや成型色が出るまで削った部分もある。赤を噴きなおしてみたら、見事にまだらになった。下地色の重要性が身にしみて分かった。サーフェイサーかシルバーで隠蔽してから赤を噴いたほうが、結果的に塗膜の厚さも抑えられたかもしれない。

 

どうしたって、まだらだ。

 

薄くザラザラに重ねていき、だいぶ治まってきた。いったん乾燥させて表面を均してから、さらに重ねてみるつもり。

 

 

シャシー周りに、セミグロスブラックを噴いた。指定ではつや消しだったが、写真を見たら、けっこうつやつやしてたので、セミグロスにしてみた。艶黒より、つや消し黒より、この半艶がいちばん美しいと思う。泣ける。