昨日はマヤ暦のはトウモロコシの粒と皮のようである、

というお話をしました。

では占星術はどうなのか。

まず、占星術は時を粒立てて扱いません。

太陽は重要な惑星ですが※占星術では太陽も月も惑星と呼びます

他にも惑星や小惑星や恒星があり、ハウスがあり、サインがあり・・・

と、要素はたくさんあります。

マヤ暦が日をトウモロコシの粒に見立てたのは

太陽中心で時が刻まれていく文化だったからです。

日が昇れば一日の始まり。それがマヤ文明です。

一方で占星術では、星々の個々の動きを観察します。

そうすると、月が徐々に火星に接近していく様子が見られます（アプライ）。

ぴったり同じ目線上に月と火星が来る前から、その兆しを感じます。

そして、月が火星から離れていきます（セパレート）。

月と火星の重なりを象徴とするものの影響が薄れていくのを感じます。

このように、星々の影響を山なりに捉えるのが占星術です。

例にあげた星と星の重なりや見つめ合い（アスペクト）、

ハウスシステムも同じように次の部屋の兆しを感じます。

サイン（水瓶座とか蟹座とか）も山なりといえば山なりですが、

ひとつのサインの中で始まり→ピーク→終わりと完結してから

次のサインに移行するので、隣同士のサインで混じり合うことはありません。

空の星々の様子を平面に写し取ってホロスコープを作ります。

地球上の一点を中心としています。

ヘリオセントリックという太陽中心の占星術もありますが、

ジオセントリック、地球中心がわからないうちに話すとややこしくなるので

今は扱いません。

占星術がアナログ時計なら、マヤ暦はデジタル時計です。

この違いが占術にどんな違いをもたらすのか、

明日はさらに踏み込んでお話します。

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