保谷駅北口にあるみわ内科 に行ってきました。


渡嘉敷先生に本態性震戦の可能性もあると神経内科の受診を勧められたからです。


院長の三輪先生は女医先生で、すっぱりはっきりお話し下さる素敵な方でしたラブラブ


まずは、私の方から神経内科受診の経過を説明しました。三輪先生はよぉーく聴いて下さった上で、触診やら何やら簡単に私の身体と声を検査して下さいました。


そして、即答ドンッ

本態性震戦 由来の声帯痙攣ではなく、私は、やはりこれはジストニアだと思います。」


納得しました。


実際に神経内科で手や首の震えを本態性震戦と診断されている患者さんの何割かは実はジストニアだという事実もある、というお話もして下さいました。


私も、手指が震えて文字が書きにくいことや、車の運転中などちょっと緊張を強いられる場面で首が横に揺れたりすることが度々あり、この話を渡嘉敷先生にしたことから、本態性震戦という話になった訳です。


でも、これは病気のうちに入らない程度の、本人もちょっと気にはなるけど、気に病む程ではない、という現象です。こと現象が声に起こっているから、私の場合は深刻にならざるを得ないのですが、何とか喋れている以上、声の職業でなければ放っておいたかもしれないな、とも思えます。


そして、三輪先生から受けたジストニアの説明が非常に納得のいくものだったので、すでに渡嘉敷先生講演の記事 から知っていた事も含め、復習のつもりで書き出してみます。


* ジストニアに効果のある内服薬はない。

* ジストニアは完治しない。

* 症状が出ている局所の病気ではなく、脳の指令が巧くいかなくなる病気である。

* 高度に複雑な作業を脳が長期に行うことから、専門とする局所に出やすい傾向がある。

* 直接的な治療法はなく、その専門作業から一定期間離れることで症状は軽減する。


例えれば、複雑な精密機械は故障しやすいのと同じで、コンピュータがバグるように、高度な仕事を連続して行うと、脳の指令系統がバグった状態になるのだと。

この説明で、書道家の書痙、ゴルファーのイップス、音楽家の奏楽手痙…などが起こる理由が分かりました。

その状態に対処する有効な手立ては、バグの原因となっている作業を辞めてしまうのが一番なのだ、という訳ですね。


要するに、私の場合であれば、歌うことを職業的に行わなくなれば、痙攣も軽減するし、声の震えそのものが気にならなくなる、という事です。


コブクロの小渕さんも、半年間の療養とはこういう意味なんでしょうね。でも、半年後完治している訳ではないように思われます。あぁ、他人ごとではないあせる


何というパラドックス!!


歌を捨てられるのなら、この治療もする意味がないと思っていたのに、歌を捨てる事が最も有効な治療になるとは汗ダウン


まずは、こういった事実を一つ一つ受け入れたいと思います。

その上で、まだ何か試みる方策が残っているのであれば、どんな事でもトライしてみよう、そして、何が何でも駄目だ…となったら、その時は…


またその時点で自分と向き合ってみます。

とりあえず、今日は夫と焼き肉に行きますっ!!