こんにちは!声楽科学研究所です。

 

たくさんの人の中に居た時に、なぜか「自分の名前を呼ばれた気がする」ことってありますよね。

 

実際には呼ばれていないのに、声を掛けられたような気がする。

 

 

これも聴覚の機能の一つなのです。

 

 

 

さて、今回は聴覚の不思議に迫っていきましょう。

 

多分、頻繁にこういうネタを書いていくので#1としました。

 

これを機会に、あなたが日常で抱えていた疑問を解消しましょう!

 

 

 

今回は、「人は何を聴くことを選んでいるか」という話をします。

 

普段私たちは、様々な情報を受け取っています。

 

その情報の中から「自分が聞きたいもの」や「聞き取るべきもの」を選択しています。

 

では「聞きたいもの」や「聞き取るべきもの」は一体何を基準としているのでしょうか。

 

 

 

それは「聴く回数が多いもの」や「自分が触れる回数が多いもの」なのです。

 

普段から聴く回数が多い言葉はいくつかあります。

 

名称や方言、仕事、環境などに起因するものが多いのですが、

 

自身の名前というものは、その最たるものです。

 

自分の名前を呼ばれた時、即座に反応できるように

 

名前に近い音は全て「自分の名前かもしれない!」という前提で聞いているのです。

 

 

 

あなたが街中で名前を呼ばれたように感じるのは

自分が聴こうとする音を受け取りやすくするために聴覚が調整されているからでもあるのです。

 

もちろん、脳内でのラベリング等も行われており、聴覚だけが調整されているわけではないのですが、

 

自分の名前は自分が自分で名前だと認識しているから聞き取れるようにしている。ということでもあります。

 

選び取る情報は自分が決めているということです。

 

 

 

 

「職業病」という言葉を知っていますか?

 

これは本来、特定の職業に従事することにより罹る、もしくは罹る確率の非常に高くなる病気の総称ですが、一般的に会話で出てくる職業病について説明します。

 

「ヤッベ〜職業病だ〜」みたいな時のあれです。

 

何気ない会話の中であっても、自分の仕事や業務内容と関連させて考えてしまう現象を指しますが、

 

これも実は聴覚選択の結果でもあるのです。

 

 

 

 

会話の中から、普段聴き慣れた内容や仕事の内容に直結した語彙を選択してしまったり、

 

聴こうとする単語や、ニュアンスが仕事っぽくなってしまう。

 

これらは仕事の癖や傾向から「いつも選択している単語だったらこういう流れ」という仕組みが脳内に出来上がっています。

 

その仕組みに対して聴覚は順応して「いつもこういう言葉は聞き逃さないよ!」としっかりと働いてくれるのです。

 

習慣や環境をなかなか変えることができないのはこういった仕組みによって、すでに脳や聴覚が勝手に働いてくれるシステムが出来上がっているからなのです。

 

 

 

 

つまり、普段考えていることや、聴こうとしている言葉があなたの聴覚を作り上げていて、

 

あなたが受け取る情報も全て、普段考えていることや聴こうとしているものに依存していくのです。

 

 

 

これは余談ですが、現在新型感染症の影響で人と会うことが減ってきています。

 

友人や知人と会話する機会が減っているということは、受け取る情報も限られてきています。

 

ですが、これはチャンスでもあります。

 

今まで環境や仕事などによって影響されていた仕組みも、受け取る情報が減ったことによって変えやすくなっています。

 

本当に習慣や聴覚が受け取る情報を変えたいなら今このタイミングしかないのです。

 

 

 

言葉だけでなく、音でも同じようなことが言えるんです。

 

「足音」とか「金属音」とか。

 

そういった音に反応してしまうことも聴覚選択の結果と言えます。

 

あなたがもし現在でもこの音に反応してしまうとしたら、どうぞ自分のことを労わってあげてください。

 

この聴覚選択は「音」に起因するものの多くは過去の経験や知識の堆積によって起こります。

 

これについては長くなるので掘り下げるのはまたの機会しますが、「聴き取りたい」訳ではなく「聴き取らなければならなかった。」「聴き取らなければ何かしらの不都合があった」という状態になります。

 

「音」でさえも反応してしまう。聴き分けてしまうなら「言葉」だったらもっと大きな力となります。

 

 

 

実は視覚もこれと同じようなことが起こります。

 

厳密にいうと文章とか文字ですね。

 

最近だとSNSが普及していますが、あなたは「受け取りたい情報」をちゃんと「受け取れていますか?」

 

・・・って話も長くなりすぎるのでまた今度で。

 

 

 

1記事あたり2000文字以内!と決めているのに、残り250文字です。

 

Twitterならたった2投稿分の文章量ですよ!

 

SNSの代表でもあるTwitterも、140文字という手軽さゆえに肩の力を抜いて投稿できますが、

 

言葉選びとか文脈とかそういった意味ではかなり制限が大きいんですよね。

 

受け取りたい情報をちゃんと受け取ることも、

 

発信したい情報をちゃんと発信できるようにすることも個人的には大事だなぁと思うのです。

 

しばらくTwitterばかりだったので長い文章を書くことが難しいこと難しいこと・・・

 

これからもダラダラ書いていくので、美味しそうな情報はぜひ有効に活用していただけると嬉しいです。

 

 

 

 

こんにちは!声楽科学研究所です。

 

昨日実施しましたLINE公式アカウントでのアンケートキャンペーンですが、

 

なんと150名の方にご回答いただきました!!

 

回答内容は全て目を通させていただきました。温かいお言葉をたくさんいただき本当に嬉しいです!!

 

回答内容につきましては今後の配信やブログなどでの参考にさせていただきます。

 

 

 

キャンペーンの抽選に関してですが、乱数抽選を行い、すでに5名の方にAmazonからギフトカードが贈られたかと思います。

 

もし今回外れてしまった!という方も、定期的にキャンペーンを行うのでぜひ楽しみにしていてくださいね!

 

 

 

 

 

こんにちは!声楽科学研究所です。

 

 

急に冷え込み、関東では大雨になっています。

 

月曜丸一日雨・・・となると少しテンションも下がりますが、この湿度によって飛沫感染も少しは軽減するのかなーと思いながら今日も在宅勤務をしております。

 

 

さて、昨今話題になる「オンラインでの音楽活動」について、システムの面やオンラインレッスンについて思うこと、そして今後どうなっていくかをお話ししたいと思います。

 

 

様々な場所でZoomやNetDuettoなどを活用したセッションが試みられています。

 

新時代の到来!音楽の革新!と思いつつ、いざ始めてみると遅延やエラーでまともに歌うこともできない。

 

本当にリアルタイムに行うことはできないのか??と思う人も多いと思います。

 

 

 

システム面での限界

 

電話やLINEなど電子端末を介した通話では少なくとも100msec(0.1秒)〜500msec(0.5秒)の遅延が発生しています。

 

これは通信速度や端末の性能などにも依存しますが、音を変換して送る最中に、時間がかかってしまうのです。

 

会話であればキャッチボールとなるために、ある程度は許容されますが、音楽となるとちょっと違ってきます。

 

 

音楽に対する人間の聴覚は、50msec。つまり0.05秒以上のズレが発生すると違和感を感じます。

 

これは同時に声を出したり、音を処理する能力のある意味での限界ともなるのですが、

 

これ以上のズレが発生すると人はリズムが取れなくなったり、違和感で歌えなくなってしまうのです。

 

 

 

50msec.と言われても具体的に想像がつきづらいと思いますが、

 

音の速度に変換すると、およそ18m離れると歌いづらくなっていきます。

 

大きなステージ上で一番離れたパートを聴きながら歌うとズレていってしまうのはこのせいです。

 

 

 

では、現状最速のオンラインセッションを可能にするツールは何かというとYAMAHAのNETDUETTOとなります。

 

こちらは、実測値でも20msec~50msecの遅延となっており、かなり快適に使えるものとなっています。

 

ですが、利用できるユーザーが一つの部屋で最大5人までなので、合唱には向きません。

 

 

 

NETDUETTOというツール。これがなぜ最速の通信が可能なのか。

 

それは「音を信号化して送る」速度が早いからです。

 

いやいや、そんなの当然だろう。と思うかもしれません。

 

通常、パソコンやスマートフォンはマイクからの信号を一度本体のカーネルシステムで処理されて、そのあと信号を出力しています。(少し古いシステムですが)

 

そのため、マイクに入ってから、信号として出力されるまでに、あらゆる部屋に通されるのです。

 

単純に言えば迷路のようなものです。

 

 

NETDUETTOではASIOというオーディオドライバインタフェースを利用しているため、カーネルシステムを通さずに処理ができます。

そのため、処理速度が向上して、その迷路が複雑化せず一本道になるのです。

 

 

 

 

ただし、これらを利用したとしても、実質的な距離は変わりません

 

これは通信速度であったり、距離にも依存するため、最低でも伝達されるまでに10msec以上の遅延が発生してしまうのです。

 

 

それ以外にも理由は山ほどあるのですが、

 

こればっかりは通信技術とハードウェアの技術革新を待つしか無いのです。

 

つまり頭打ち。限界が見えてしまっているんですよね。

 

 

その上で活動のあり方を少し考えていきます。

 

 

 

 

オンラインセッションについて思うこと

 

例えばレッスン業であればオンラインレッスンはかなり有用なものだと思います。

 

ただし、それは伴奏を伴わないものに限ります。

 

 

例えばピアノのレッスン。

 

生徒の演奏というある意味一極でコミュニケーションが行えるため、ストレスが少なく行えます。

 

 

では、歌はどうでしょうか?

 

歌唱のレッスンには伴奏が伴うことが多いです。発声練習、歌唱訓練。それぞれに、完全でなくとも多少のピアノ伴奏を利用します。

 

そうすると双方向でのコミュニケーションが発生するため、実現はかなり難しくなると考えています。

 

 

確かに、多少のタイムラグによるストレスを抱えながらでも学びたい!という方が多くいることも理解していますが、

 

そのストレスは聴覚にとってどれほどの影響を与えるでしょうか。

 

そして、その後の音楽活動にどんな影響があるかをあなたは知っていますか?

 

 

音声の遅延順応による弊害

 

 

弊社では現在、歌唱のオンラインレッスンを行なっていません。

 

というのも、音声の遅延順応による弊害があるからなのです。

 

 

人間の聴覚と脳は非常に良くできています。

 

それと同時に、精密故に誤作動が起きやすいのです。

 

 

例えば、100msec.相当の遅延で応答を与え続けると、脳はその音声に順応していきます。

 

これによって音声のタイミングも100msec.前後ズレていくのです。

 

 

具体的な弊害としては、

 

子音処理や母音処理のVoTの変位、リズム感のズレ、音質の違いによる勘違い

 

などが挙げられます。

 

 

端的にいうと、実際のアンサンブルになった時に、タイミングよりも早く出てしまう。

テンポが走ってしまう。逆の遅れてしまう。

オンラインでは出せていた音声が出せない。などなど。

 

 

このズレが、1週間程度ならば回復しますが、このコロナウィルスの時世、数ヶ月は対面でのレッスンは難しくなるため、

リスク回避として、取り止めているという形になります。

 

もしも外に出る機会が増えて「話す」「歌う」ことが増えれば問題とはならないのですが、

 

今の現状を鑑みると、「わざわざ今、歌唱のオンラインレッスンを進める必要はない」という結論に達しました。

 

 

ただ、これだけは勘違いしないでいただきたいのは、

「歌唱」に対してのみであって、ピアノや楽器等であれば問題ないと考えています。

 

むしろ、そういった楽器の方々はぜひ積極的に展開してほしいなぁ・・・と思うのです。

 

 

歌唱のオンライン化は・・・しばらく検討の余地がありそうだなぁと。

 

あ、オンラインでの発声講座とか指導法講座は検討中です。

開講の際には方々で告知しますので興味あったらご参加ください。

 

 

 

 

今後の音楽はどうなるだろうねぇ。

 

本当は「今後の音楽はこうなる!」みたいに言い切れたらかっこいいのですが、

予測ベースでのお話になることをご了承ください。

 

というのも、今後の音楽は実際どうなるか見当もつかないのです。

 

歴史や経済の動きから見てても、まじで、わからんのです。

 

 

ただ、言えることはいくつかあります。

 

例えば、ペスト流行後にルネサンスの時代が来ました。

 

ペストの時もイタリアでは多くの死者が発生しましたが、

その後、「再生」「復活」という意味のルネサンス運動が活発化したのです。

 

これは決して偶然ではないと考えています。

 

 

おそらくこの後生まれるのは「ネオ・ルネサンス」であり、その動きや形は誰にも想像できないのです。

 

 

例えば、音楽活動を通してできた仲間は音楽が出来ないからといって仲間ではなくなる・・・なんてことは起こりません。

 

むしろ、音楽上でしか知らなかった相手とも、もう少し腹を割って話せるようになる。

 

収束の暁には、復活!とか解放!とか、様々な演奏会や企画が生まれて、もっと大きなコミュニティーとその中の小さなコミュニティーが形成されて、文化的な村ができる。

 

そういうふうに思うのです。

 

 

 

オンラインでのアンサンブルもまだ完全にできるわけではないこともあり、

 

一人一人が音楽のあり方について考える時期になるのではないかなと思います。

 

 

ん〜締りのない文章だなぁ・・・苦笑