アニメの話② | パビリオンの試練の刻

パビリオンの試練の刻

元設定師でも打ち手に回ればズブの素人

前回「アニメの話①」の続き

そんな思い入れのある
モンキーターンが数年後

なんとスロットで登場する

と職場に届いたパンフで知ります。ただこの頃の山佐の台はダメな台ばかりで、おまけにボーナス無しの台も実績無し。コンテンツ知名度もイマイチ。当時の機械台選定者からはその3点で総スカン状態。

自分は設定打つ事もやってましたが、この時はまだそこでは新米で実機を試打する機会もありませんでした。

だからモンキーが導入したら多少遠くても絶対に導入店舗に打ち行くぞと、その時を待ちました。ちなみに好きなコンテンツだったので良い台であったらいいなとは思ってましたが、現実は厳しいだろうというのが本音でした。

そして待ちに待った

2011/03
パチスロモンキーターン導入

(※ほぼ同時に繰り上がり的な感じでマネージャーに昇格→機械台選定に加わる)


PWで検索すると近隣店舗もほぼ設置無し
唯一の設置店舗がスロ専のバラ1台でした

最初は稼働が高く仕事帰りでは打てず
休みに朝から並んでGET!

打ってみて初日で確信

面白い!

通常時の退屈さを我慢できるほどART中の出来が素晴らしかった。ART突入から継続を掛けたSGレースまでの一連の流れは当時としては原作ファンも納得の出来栄え(もっと出して欲しいキャラはいたけど)。全ての演出がアニメのようにかっこよく作られてました。しかもサウンドも文句無し!

そしてこの台がいけると感じた一番の要素は、ART中の多彩な連続演出からのG数上乗せ!←これ当時はほぼ存在してなくて、G数上乗せと言えば直乗せばかりでした(例外は新鬼の玉集めての後乗せぐらいかな?)。直乗せばかりだとどうしても純増2枚のARTでは演出が間延びてだらだら感が増してしまう。だから当然結果はついてこない。それがこの台は連続演出を経てG数を乗せる事でそれを解消。しかもその演出がいちいちかっこいいのでむしろ大きな武器になってる。結果論としては万枚出るようなスペックではなく1000枚~2000枚の出玉が多く、成功体験を味わう事ができる絶妙なバランスも大きな後押しだったとは思います。


この時思いました。

これを試打した多くの機械台選定者がスルーすると判断したのか?

これは自分でも人より上に行けるチャンスが大いにあるなと。

冒頭にも書いたように、この台をスルーした選定者はおそらく当時のメーカー実績スペック実績コンテンツ知名度の3点が良くない時点でダメという先入観があったのだと思います。

新米マネージャーの自分は当然ですが経験値も低く生き残っていくにはやれることはやっていかなければならない。ここから自分が機械台を選定するときは当たり前ですが、「とにかく意識して先入観を無くす」というのがまず第一前提。そして過去に似たスペックが実績なくても、「そのタイプのスペックの何が受けなかったのか細かい部分までを自分なりに分析しておく事」がもう1つ。そこクリアさえしていれば可能性はあるし、それは同時にその逆も意味する。あれがヒットしたからこれもヒットするでは誰でも簡単に当たり台がわかる。あれがヒットした理由を詳しく調べ上げ、そこにしっかりと当てはまっているかが大事だと。もちろんマンネリもダメですけどね。


そしてようやくアニメの話に。

一般的に知名度が低いコンテンツでも良いコンテンツや化ける可能性のあるコンテンツはたくさんある。このモンキーターンもおそらく多くの人が見れば面白いと思うアニメで、その時にもっと知名度があれば、もっと多くの選定者がその可能性に気付いたかもしれない。今後パチスロ業界のヒット機種のアニメコンテンツの占める割合はもっと大きくなるかもしれない。そう考えたらアニメに詳しくてプラスはあってもマイナスはない。

それからアニメタイアップ機が検定を通過すると、なるべく試打が始まる前に原作(特にアニメ)を見るようになります。実績も経験も無い自分が少しでも結果を出すために、少しでも機械台選定のレベルを上げるために(※これはほんと数字では表せないものですし、当然失敗だってするので、意味が無いと言われるかもしれませんけど)。


以上が再びアニメを見るようになったきっかけです。
元々アニメ漫画が好きだったので苦痛ではありませんでしたしね。たまに苦痛すぎるタイトルとかありましたけど


ちなみに上司にモンキー導入を進言

「1台でもいいので欲しい!」と

結果

「君が良いって言うから全店に4台入れたよ」

「・・・あ、ありがとうございます(ちょ、そこまでは責任取れませんけど)」

ともかく無事2期ロッドで導入できましたw


↓当時部下にこれ見せて(まだ残ってたw)煽ったら


その後みんなモンキー好きになりました( ´艸`)


次回は
アニメの感想も交えつつ思い出に残っている
アニメタイアップ機の話をしたいと思います