いささか旧聞に属するが、2012年、「週刊文春」が、「原監督が元暴力団に1億円を払っていた」と大々的に報じた。
週刊文春の記事になるよりも、遡ること20年以上前、原元監督は選手時代に、巨人軍の宿泊先である芦屋の「竹園旅館」で働くアルバイト女性と不倫関係に陥った。
その女性の日記なるものがのちに元暴力団員2人組の手に渡り、2006年になって、1億円を恐喝されたのである。
元暴力団員のうち1人は、熱海のコンパニオン旅館「離れの宿 ほのか」を経営する川岸洋一で、当時、楽天球団の選手、川岸強の父親だったため、余計に話題を呼んだ。
実は、これまで明らかになっていないことだが、この事実を最初に把握したのは、読売新聞のライバル紙「朝日新聞」だった。
2011年、いわゆる「清武の乱」が起き、読売新聞のドン、渡辺恒雄主筆に反旗を翻した読売巨人軍の清武英利球団代表は解任された。
そのお家騒動に目をつけた朝日新聞は、巨人軍の球団関係者らの取材を開始した。組織が動揺している最中ならば、なんらかの情報が掴めるのではないかと踏んだからだ。
そして、球団関係者から「内部文書」を入手することに成功した。
そこに、原元監督が元暴力団員2人に1億円を恐喝された事実が記されていたのである。
ところが、朝日新聞はこのネタが新聞には相応しくないのではないかと、すぐには記事にせずに寝かせていた。
挙げ句、週刊文春にネタが漏れ、先んじて報じられてしまうのだ。
実は、週刊文春の記事には載っていないが、その「内部文書」には「1億円」の出元も記されていた。
そもそも、原元監督が自分自身で用意したものではなく、秋田にある建設会社が窮地から助けるべく1億円を提供したとされていたのだ。
その建設会社の社長は元ラグビーの日本代表選手で、大学も原元監督とは違ったが、学生時代から付き合いがあった。
2人の交友関係はその後も続き、社長は原元監督の「タニマチ」的な存在になった。建設会社が主催するトークショーや野球教室などに出席するため、原元監督は度々、秋田を訪れている。
ところが、今夏、その建設会社が資金ショートを起こし、銀行取引停止処分になったのだ。従業員による事業以外の資金流用が発覚し、資金繰りに狂いが生じたことがきっかけだった。
負債総額は約16億5000万円。10月中をメドに、民事再生法の適用を申請するという。
原元監督は窮地を助けてくれた「救いの神」を救うことはできなかったのである。
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