TBSのドラマ『VIVANT』を見て、モンゴルのロケ地へ聖地巡礼に訪れたい人がいるのではないかと思います。ですので、少しづつ、聖地巡礼マップを作製しようと思います。
モンゴルを訪れた際に、廻りやすいようドラマへの登場順ではなく、実際その場を訪れた時に見逃しがないよう、距離が近い場所別にまとめるつもりです。
また今後どんどんと修正と追加を加えますし、皆様からの情報やご指摘もお待ちしております。
なお、ロケ地を紹介する内容ですので、性質上ドラマのネタバレが含まれています。まだ未視聴の方はご注意願います。
3.ボヤント・オハー国際空港(旧チンギスハーン国際空港)
スフバートル広場周辺のロケ地をかなりリストアップしたところで、今回は前々から飛ばしていたロケ地に戻りたいと思います。
モンゴルへ入国した直後の新チンギスハーン国際空港でウカウカしていられないと書きましたが、空港からウランバートルの街中に行く途中でもウカウカしていられません。
新空港とウランバートルの街中は、やはり新しく造られたモンゴル初の約32キロの高速道路で結ばれていますが、その高速の終点あたりの進行方向左側(北西側)に位置するのがボヤント・オハー国際空港です。新空港が開港するまで、こちらがチンギスハーン国際空港でした。
2021年以前にモンゴルを訪れた方は、こちらの空港に到着したはずです。
新チンギスハーン国際空港が主にそのままチンギスハーン国際空港と、「成田国際空港」の設定で登場したのに対し、こちらは主に「バルカ国際空港」の設定で登場しました。
物語の重要な場面で登場しているので、ノスタルジックな雰囲気が漂う青いファサードはもうお馴染みですね。
ボヤント・オハー国際空港, Chinneeb, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
🔴再度バルカを訪れた野崎は、この空港の到着階の出入り口前でチンギスに協力を持ちかけ、一度はためらいを見せ一笑に付すチンギスですが、野崎の真剣なまなざしに握手の手を差し出しタッグを組みます。【第5話】
その胸アツ場面を良く見ると、背景の文字看板は全てボヤント・オハー国際空港の表示のままです。さすがにそれらを「バルカ国際空港」へ変更するのは出来なかったのかな。
ボヤント・オハーはその空港がある土地の地名で、美徳などの意味があります。
🔴それ以外にも、再々度バルカを訪れた乃木が野崎に「スネイプ社との商談」の事を告げた場面や、黒須がタクシー運転手を装って乃木をピックアップする場面もこちらで撮影されました。【第7話】
ボヤント・オハー国際空港国際線到着ロビー, Chinneeb, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
チンギスハーン国際空港と呼ばれていた時の出発レベル, CeeGee, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ただこの空港は、新空港の開港後は一般には閉鎖され、飛行訓練やチャーター便、及び機体整備、警察、救急医療、軍、政府の使用での運用という情報があり、一般観光客が訪れることが可能かどうかはわかりません。
3.5 エズニス航空格納庫@ボヤント・オハー国際空港
🔴黒須と乃木が山本を拘束し、自白剤を与えた「浜松空港」の格納庫は、こちらの空港にあるエズニス航空格納庫だと思われます。【第4話】
その理由は、
・背景に登場する機体がエズニス航空のものであること
・エズニス航空はボヤント・オハー国際空港に独自の格納庫を所有していること
・乃木と黒須の背後のスライディングドアにエズニス航空格納庫と同様の特有の丸い開閉口があること
日曜劇場『VIVANT』 (C) TBS
エズニス航空格納庫スライディングドア内側 (C) REID Steel
エズニス航空格納庫スライディングドア外側 (C) REID Steel
この丸い開閉口は、格納庫が既に満車ならぬ「満機」中の時、もう一機のコックピットの部分だけ格納庫内にいれて整備をするためのものです。モンゴルなど北方の国では、これなら冬の間はドアを全開にせずとも整備士さんは厳しい寒さに晒されることなく一機多く整備が出来る仕組みになっています。
もっとも、残念ながらこちらは確実に一般人は訪れることが出来ません。
💡ポイント
・ボヤント・オハー国際空港の撮影での設定は、多少の例外を除いてほぼ「バルカ国際空港」
例外
・エズニス航空格納庫@ボヤント・オハー国際空港は、「浜松空港」
・「バルカ国際空港」の格納庫は、新チンギスハーン国際空港の格納庫を使用
今回のVIVANTもう一回見直してみよう回は、漏れている回もあるかもしれないのですが、4話、5話と7話でした。
拙いブログを読んで下さってありがとうございます。あまりブログの勝手も分かっていませんが、今後も宜しくお願い致します。
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