2023年10/4【673・674】good　難易度２

ひろゆき。

この人のナナメ上から目線の発想がとっても面白い！

てなわけで２冊続けて読んでみた。

彼は、

①ゲームが好きすぎて人生そのものをゲーム化していてる

②自分にめちゃくちゃ甘い

③ムダなことは絶対にしたくない

これらのことを徹底している人だと改めて思った。

その揺るぎない信念思考はもはやアッパレである。

そんなことまでセルフゲーム化して頭の中で楽しんでるの？！

→一秒足りとも無駄にせず常にゲーム中

そんな理屈で損得考えてるの？！

→その損得判定は確かにおっしゃる通りである

そしてたぶん。

④(自分を甘やかす以外の)感情にあまり関心がない

のではないだろうか。

彼の見習いたいところは、とにかくネガティブな感情に遭遇しないよう心も行動も即ポジティブな方向に瞬時に持っていってしまうところ。

このスムーズさは神業レベルである。

普通、待ち時間にはイライラするよね。

殴られても嬉しくないよね。

事故に遭ったら凹むよね。

どうやったらそれをポジティブ変換できるというのか。

私のような凡人にはなかなか難易度高し。

彼の無敵の思考癖は持って生まれた気質なのではなく、どうやら育ってきた環境や日々の意識努力(？)によって徐々に形成されてきたもののようである。

だとしても、この驚異的な発想転換能力はちょっと注目に値する。

このへんは彼の、どんな状況でも見方を変えて相手を納得させることができるディベート能力が影響しているのだろう。

なんて小難しい話ではなく、要するに彼にとっては相手を論破することさえもゲームなんだろうな。

ひろゆきの考え方には科学的根拠があるわけでもないし、ホリエモンみたいに極端なわけでもない。

凡人の私にも納得できて十分に取り入れることが可能な思考論である。

「それどうよ？」と思うところももちろんあるし、彼の言うことが全て正解で賛成！と言いたいのではなく、

「感情を別にして物事を冷静に考え異なった角度から見てみると、違った発想ができますよ」

という可能性を示してくれている点が、とても面白いのだ。

今回２冊の中で特に印象に残ったのは『ひろゆきが中国人と三国志の話をしたとき』の話。

その経験から『固有名詞覚えるの無意味論』まで発展させるひろゆきはさすがではないか。

私だったら

「『諸葛孔明』が通じなかったよの～アハハ～！」

で終わってるな。。

【99％はバイアス】は内容が大雑把に箇条書きされすぎていて一貫性に乏しい気がしたが、【無敵の思考】の方はテーマごとに別れていたためかとても読み易かった(ちなみに、ひろゆきの本は１文がめちゃくちゃ短いことに今回気がついた)。

後者に関して言えば、ぶっちゃけ本人は『あとがき』しか書いてなくて中身は編集者がまとめただけの本らしい(もしかすると前者、いや全ての本がそうなのかも…)。

『ひろゆき』としてただ存在するだけで勝手にドンドン印税が入ってきて羨ましい限りである。

でもひろゆきはお金を所有して使うことにあまり意味を見出だしていないようなので、彼にとってはたいした問題ではないのかもしれないが。

なぜお金が欲しいのか、お金を得てどうしたいのか、どうなることが私にとっていちばん『ラク』なのか。

一般常識に囚われず、世間の目を気にせず、長期的にシュミレーションして、私も一度ひろゆきのように人生(お金？)についてトコトンじっくり考えてみたほうが良さそうである。

🌼コメント宜しくお願いします😊🌼

書評673・674-99%はバイアス・無敵の思考/ひろゆき～人生はゲームである！