Wed, January 08, 2014

軀の生成意味論 二十一

テーマ:軀(上級編)
photo 3.JPGphoto 3.JPG 過日、或る整体院で呑んでいると、襖に貼ってあった骨格に赤いラインが人のかたちに引かれているのを発見した。ネクタイのしたに平行して垂れている胸骨の真ん中に位置する玉堂を胴に、胸骨の頂にある天突を頭に視たてたもので、酒の肴にはなかなかもってこいであったとおもう。ご存知の通り、軀にも相似律なるものがある。有名どころでは、眉間を顔、鼻を胴、眼を腕、豊齢線を脚に視たてたものだろうか。軀を逆さまにして、耳の経穴と胎児の姿を重ねたものもどこからご覧になったことがあるとおもう。逆さついでに云えば、


仙骨を逆さにすると、平安時代の貴族がお辞儀している姿


 になる。つまり、尾骨が頭で、腰仙関節あたりが脚だとおもっていただければよいのだが、まあ、そろそろ飽きてこられた頃だとおもう。さらにマニアックに云えば、男の生殖器と脾臓は相似律である。別にどうでもよいことなのだけれども、これだけはちょっと付け加えておきたかった。閑話休題。photo 5.JPGphoto 5.JPG軀のなかにたくさんの相似をつくっておくと、呼吸が落ちつき、心拍数が下がる。イメジしていただきたい。顔に小さなあなたがいて、耳に赤ん坊のあなたが逆さに寝ていて、胸骨ではあなたが大の字で睡っていて、最後に、仙骨では平安時代のあなたがご丁寧に逆さまでお辞儀している。このような遊びを、速度を変えてイメジすることで、不可思議なことに軀というのは自然軀、野生に近づくのである。たしかな軀というのは、別に筋力が多いことや肺活量が多いことではない。大量の空氣を吸って激しく動く男と少量の空氣を吸って激しく動ける男。どちらが一流かというのは明白で、人の酸素まで奪ってドヤ顔している奴の軀がたしかなわけがない(笑)。心拍数も同様で、私のまわりには40ぐらいに脈拍を落として悦んでいる男が少なくない。


凡てはイメジの速度と回転数が仙骨のバイブレーションにつながり、それが玉堂や天突経由で蝶形骨のゆらぎが実現されているに過ぎないのだ。


 もはや誰も理解してくれない領域にはいってきているのに、あと六十近くも軀の記事を書かなければならないのかと、私は今うっすらと泪を浮かべている。駄目もとで説明しておくと、天突というのは文字通り、ここから上は霊界もかかわってきますよという踏み切り板のようなものになる。どうでもいいが、このようなわけで、うっかり流星仙骨研究所なるものを設立する運びとなった。我こそはとおもわれる方は是非、ご入会いただきたい。入会資格は安易なもので、仙骨から流星をまばらに放出するだけでOKである。


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