Lesson 80 『躯との対話』その3 | 『高堂巓古 Officia Blog』
Wed, December 22, 2010

Lesson 80 『躯との対話』その3

テーマ:軀(中級編)

前略、


 人の上半身には、肺や心臓を守るために肋骨がある。肺を大きく膨らませていただければ、それが球状になっているとわかる。そして、球の背中側にふわりとのせられている骨、それが肩胛骨である。よく肩胛帯と骨盤は連動していると言われているが、股関節が360度ぐるぐる回せる方は、滅多にいらっしゃらない。ところが、肩関節になると、人は腕をぐるぐる回せるのである。たしかに、肩胛帯と骨盤は連動しているのだけれども、肩の構造はどちらかというと に近い。眼と肩がよい女はたしかな女である(笑)。



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 昔、モデル同士でウォーキング レッスンに通ったことがあった。ショーに慣れているモデルは肩胛骨が綺麗である。当然、オーディションにも通りやすい。特に、肩胛骨近くにひとつ軸が通っているモデルは、絶品だとおもう。これはメンズにも言えることであるが。イチロー選手も武豊選手を視て、


「ホントいい肩胛骨をしているよねドキドキ


とよく褒めるという話をどこかで聴いたことがあった。仙骨 フェチの私としては、少々いただけない発言だが、あるべき骨盤の容はあるべき肩胛骨の場を導くのではないだろうか。イチローは何処を視ているのであろうか。昔、本のソムリエの清水克衛店長に「日本一の人に会え。日本一は全然違うところを視ているから」と言って、茶道を紹介してくださったことがあったが、やはり頂にいる方々の視点というのはおもしろい。



 ところで、肩胛骨の位置を決定するのは、骨盤よりも意外と難しい部分がある。骨盤は中央に仙骨があり、脚部に大転子ありと共通の感覚がシェアしやすいのに対し、肩胛骨は上で述べたように、自由である。頼るべき骨もなく、背に浮いているのが肩胛骨であろう。大概の方の肩胛骨はかたくなった筋肉にひっぱられる。例えば、私は胸椎の裏側(背中の真ん中)の筋肉がかたく、脇下の筋肉が貧弱であるから、肩胛骨が寄りやすい。すると、胸が鳩胸になり、首もやや前傾する傾向にある。これを修正するには、持ち前のガッツと明るさの他に、ゆるんだ肩胛帯が必要となってくる。肩胛骨をはがす ことによって、重心がさがり、あるべき場所に骨が移動しやすい。


ペタしてね


 何故、私はこんなにも肩胛骨のことについて語っているのであろうか。それは小手先の仕事か丁寧な仕事かの分かれ目になるからである。小手先とは文字通り、肩胛骨を使わない仕事である。 をかえせば、いくら時間をかけても、肩胛骨が動いてないのであれば、それは丁寧な仕事とは呼べず、自己満足で終わってしまう。たしかな肩胛骨から手に想いを伝えるのが、日本人であった。肩と手を繋ぐべき筋肉は、伸筋 である。丁寧な仕事をし、手間賃しかいただかないのが日本人ではないのか。その姿勢をとり戻すためには、肩胛骨が絡んでくるであろうと、私は勝手に妄想している。




経済最優先の「損得」の国から、

美しさと氣高さを誇る「尊徳」の国へ。

(炭焼き職人 原伸介 さんの言葉より)




ご退屈さまでした。





々。






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