Lesson 73 『神の身体 ~伸ハ神ナリ~』 その3 | 『高堂巓古 Officia Blog』
Thu, November 19, 2009

Lesson 73 『神の身体 ~伸ハ神ナリ~』 その3

テーマ:軀(初級編)

【Key Words】 兆し 無造作 次元



午後の空に透けるように溶けこんでいる花をみあげた。

-立原正秋 『残りの雪』



太阿記の一節に、「尋常(わずかな距離)の中を出ないで、尋常の外を超出す」というものがあります。前回、お話ししました数寄 の世界にいるものが、浮世の流れをその閉じた世界で感じているような呼吸 が聞こえてきそうですね。あらゆるものが から生まれてくるときの兆しを、決して見逃すまいとする力強さがそこにはあるような氣がします。



伸筋優位 の身体は、強く美しいリラックスを表現しますから、その動作は一見、遅い、或いは止まって見えることもあるかもしれません。しかし、神の視点に立てば、兆し自体がわずかでも見逃さない広さと深さがありますから、その兆しを容易に、そして、静かに手でつかめるのではないでしょうか。



一見、無造作の動きの中に、神はきっと宿っているのでしょう。




例えば、ここの正五角形があるとします。それを円にしたい……。

さて、どうすれば良いか?




常識に従ってしまえば、角を増やしていけば、円に近づきます。三角形よりも正一万角形のほうが、円には近いでしょう。しかし、いくら角を増やしたところで、円には永久になりません。



多角形と円とでは次元が違うからです。



ひとつ上の次元(メタレベル)に行くためには、ある種の底をぶっこ抜いていく経験がどうしても必要となってきます。きっとその経験というのは、無造作の動作を繰り返すことによって自ずと浮き上がってくるのではないでしょうか。



Good Day & Peace ♪



Reference

『残りの雪 上巻』

立原正秋

新潮社



Written by

JPTA(日本プロテニス協会)

USPTA(米国プロテニス協会)公認コーチ

♪草こーち♪



【編集後記】

皆さんは、「たべっ子どうぶつ」というお菓子をご存じでしょうか。あの栄養満点の香りが漂うお菓子が、誕生日プレゼントとして、BOXで届きました。ミスターたべっ子になって、自分の人間的ちっちゃさを反省している日々を最近送っています。たべっ子どうぶつ、奥が深い……。

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