既婚店長を好きになった同じく既婚の『愛』。
10年前の思い出を綴ってます。
はじめから読みたいかたは↓から追っかけてね
店長のマンションの駐車場を出て
愛の家まで車で20分ほどの運転時間が
こんなに長く感じるだなんて・・・・・。
でも、心を鎮めるには程良い時間だったかも。
家を飛び出した時に比べたら心は随分落ち着いてる。
いや、むしろ強い憎しみの気持ちが加わって
逆に高揚してるのかもしれない・・・・・。
けど、大丈夫。
絶対に感情的にはなるまい!!!!
感情的になったら
今までの我慢もこれからの「計画」も
一瞬で終わってしまうじゃない!!!
自宅の前を一旦素通り。
旦那さんのバイクが止まってる。
『 帰宅したんだ・・・ 』
いざバイクを見たら心臓がバクバクしてくる・・・。
それを鎮める意味もあって
自宅から少し離れたところに車を停車させて
携帯電話から店長に電話しました。
「 今、家の前に着きました。
これからちゃんと家に帰るから…と思って
取り急ぎ報告の電話です。
旦那さん、帰ってきてるみたいだから、
正直、ちょっと家に入るの勇気要りますけど、
でも絶対に取り乱したりしないですから
安心してくださいね! 」
「 そう、ちゃんと帰ったんだね。
とにかく冷静に話し合うんだよ 」
「 はい、大丈夫だと思います(^ー^) 」
「 でも、もし何かあったら電話してるんだよ?
俺のほうは全然構わないから 」
「 すみません、仕事に関係ないことに巻き込んで 」
「 愛さんには、いろいろ世話になってるからねぇ 」
そっか・・・、、、、、
日頃、仕事で世話になってる相手だから
悩み相談に付き合ってくれたんだ。
なんか少し寂しかったけど、仕方が無いなぁって思いました。
家のドアの前で、大きく大きく深呼吸・・・・・。
子供が少し不思議そうに愛をみつめてる。
『 そうだよ、この子のためにも頑張らなくちゃ 』
『 この子の前でまで、旦那さんは愛に手は上げないはず 』
子供の瞳が、「ママ頑張れ!」って励ましてくれてる気がして
愛は、重たい重たい扉に鍵を差し込んだの。
「 ただいま・・・・・・・ 」
つづく・・・
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