大学生の時、大工のアルバイトをしてことがある。そのアルバイトでは、実際にノコギリや釘を打つようなことはなく、ほとんどが親方の手伝いをしていた。

その時、親方に言われたことが、「1+1=3」って知ってるか?

の意味は、2人で仕事をすると1人の2人ではなく3人分の仕事が進むということらしい。だから

1+1の仕事は2ではなく3になる言われた。

例えば、親方が1人で屋根の上で仕事をしている時に、地上のある電ノコ(釘でもいい)が必要になった時、作業をいったん止めて1人屋根から降りて、また屋根に上らなきゃいけない。でも2人だと屋根の上で作業をしている間に、もう1人(私)が持ってきてくれる。確かに作業を止めずに次のことができる。だから、大工仕事ができなくても、あなたがいるおかげで、3人分の仕事になると言われてうれしく思ったことを思い出す。

営業でも、人に頼まなきゃいけない仕事もたくさんある。その時いつも大工の親方の言葉を思い出し、1+1=3の結果が出るのかと考えてから動くようにしている。つまり頼むことでプラス1を作り出せるのが営業だと思う。

1+1=2ではなく3にもできる。だから営業の仕事は、面白い。