♪貴重品を守る音楽家

クラシック演奏会でのひとコマ。まさに開演間際、楽員がステージに現れ着席しようとした時のこと。
見れば第１バイオリンのトップのご婦人、肩に大きなバッグを携えているじゃありませんか。
ええっ？
貴重品？・・ステージに・・？。

演奏に必要な何かが入っているとも思えないし・・。

このバイオリン奏者は床にやおら、バッグをお置きになって、演奏は始まったわけですけれど、
私は演奏より、バッグがなぜか気になって・・。

楽屋の防犯なんて、ズサンかもしれないけれど、
ご婦人は過去の体験上、「安全は自分で守るのだ」という信念がおありなのでしょう。

コンサート・マスターがアドバイスしても聞き入れないほどに。