♪神戸・東京・チャップリン・マーラー

日本で万歳三唱が始まった１８９８年、神戸市・東京市が誕生。
この年明治２２年、東海道線が全線開通し、チャップリンやヒトラーが生まれ、
グスタフ・マーラーの交響曲第１番「巨人」が初演されました。

今から１３１年前のこの年には、日本生命保険が開業し、一橋大学の創始者、初代文部大臣、森有礼（モリ・アリノリ）が没し、パリ万国博が開催され、歌舞伎座が出来ています。

今の神戸市元町通り４丁目あたりは、かつては摂津国八部郡（ヤタベノコオリ）神戸二茶屋村といい、また三宮あたりの今の中央区は、摂津国莵原郡（ウハラノコオリ）生田村・葺合村でありました。

莵原は六甲山のふもとで兎が野原を沢山駆け回っていたことから名づけられたという説や、
海原（ウナバラ）が転じたものという説があるそうです。

この頃でしょう、たぶん、海原の「亀」と三宮の「兎」が六甲山を目指して駆け比べをしたのは・・・。

●人と人は競争し、衝突する。人口が増えれば、国と国が争う。
「インターナショナル戦国時代」だったこの１３０年。

「巨人」「復活」「悲劇的」「大地の歌」などの交響曲を残したグスタフ・マーラーのタイトルが、この１３０年間の歴史を集約しているようです。