♪「甘い生活」から「苦い老化」へ

●「甘い生活」は、「苦い老化」への道。

甘い食べ物が大好きという方、カロリー摂り過ぎで運動不足という方、
血管内のブドウ糖がいつも満タン、という方への警告情報です。よく理解して・・。

文字を読むのが面倒な方は,せめてコチラを 「甘い生活」

●急速に血糖値が上昇するような食べ方は×

細胞内のたんぱく質が糖と結合することで互いに絡み合い、たんぱく質の大切な働きが止まる。
そして代謝が落ち、細胞機能まで低下させて老化が進む。
そんな現象をプロテイン・リンケージという。血液中の糖分が増えすぎると、老化が進み、
中性脂肪が増え血管障害がおこる。、ビタミンCの働きは阻害され、糖尿病になるなど弊害が出てくる。

血管中の糖分が高くなると、血管の壁を守る血管内皮細胞を傷めるので、血糖値が絶えず高値であると、
血管内皮細胞は傷み続ける。そうして「血管の老化」が徐々に進んでいく。

●何から食べ始めればよいか。

液中の糖分がゆっくり上昇し、食後の血糖値も緩やかに下降していくためには、
食物繊維から食べ始め、たんぱく質、炭水化物と食べ進む。

例えば、洋食なら前菜、サラダ、メインディッシュ、デザート、
和食ならば酢の物から始まり、煮物、焼き物、最後にごはんやそばが出て、最後が甘味。

糖分や脂肪（特にリノール酸）の摂りすぎで、バランスの悪い食生活となると、栄養素が不足し、
紫外線に対する抵抗力が低下。シミやシワが出来やすく、肌のハリや弾力、みずみずしさも失われる。

　
●糖質がブドウ糖に。

糖質は穀類、砂糖、果物、イモ類などの食品から体内に取り入れられ、
グリコーゲンとなって肝臓や筋肉に貯えられる。
それからブドウ糖に姿を変えて血液中に入り、全身の細胞に運ばれる。
　　
しかし糖質を取りすぎると、消費されなかったブドウ糖が
血液中に残り、その結果、血糖値が上昇するので、膵臓がインスリンを分泌し始める。
当然ブドウ糖が多すぎると多量のインスリンが必要になる。
この状態が続けば、膵臓に負担がかかり、次第にインスリンがうまく分泌されなくなって、
血糖値はさらに上昇していく。

高血糖になると、血液がネバネバになって血液中の赤血球が柔軟性を失ない
血管内の流れが悪くなる。そしてブドウ糖は血管壁に染みこみ、もろく傷つきやすくなっていく。

特に、毛細血管が傷つきやすく、目の網膜、腎臓などはダメージを受ける。
すると血管修復のため、血小板が活性化されて、集まってきて、
毛細血管のような細い血管は詰まりやすくなってしまう。
　
さらに高血糖の状態が続くと、糖が糖化たんぱく質を作り、
ますます代謝しにくい状態になってしまう。
　
悪玉コレステロールも変性し、血管壁に付着しやすくなって、さらに動脈硬化を進行させる。