
心不全の病人が急にハリキリ始めたら、これは危険信号!
交感神経の働き過ぎが、心不全悪化の要因となるという点は、心して覚えておきましょう。
交感神経の働き過ぎが、心不全悪化の要因となるという点は、心して覚えておきましょう。
『現在では,交感神経活性の亢進や神経体液系のレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の亢進が心不全の増悪因子であることが明らかにされ、治療の中心となってきています』
ただ今私、救急搬送された心不全の患者をHCUで看護中・・
酸素マスクと各種センサーを取り付けられて、点滴中の患者は手にも拘束手袋が・・
話しかけても、反応がありません。大きな呼吸をしているから、何とか心臓が動いているのだとわかる・・これは、生きようとする命のナントモ壮絶な戦いであります。
手足のむくみは心不全悪化の目に見える症状です。
●心不全になると
1)心臓ポンプの出力低下
疲れやすい、息切れなど運動能力が落ちます。また低酸素のため100/分以上の頻脈になることが一般的。
2)肺のうっ血
咳、呼吸困難、ひどいと座っていないと息苦しくなります(起坐呼吸)。また夜間に急に呼吸困難になることもあります。重症ではピンク色の泡状の痰がでる。
3)腎臓のうっ血
尿の量が減り、体の中に水分が貯まり、体重が増えます。1日に1Kg増えたら要注意。
4)消化器のうっ血
胃腸の粘膜や肝臓もむくみ、食欲低下、肝臓のあたりが重苦しくなる。
3)全身のうっ血
水分が体に貯まり、むくみます。足のすねを強く押さえると指の痕が残る。