
三美神の「つかさどるもの」はお国によって異なっているようです。
ギリシャ神話に登場する三女神は
アグライア(輝き)
エウフロシュネ(喜び)
タレイア(花の盛り)
エウフロシュネ(喜び)
タレイア(花の盛り)
美しい若い娘の姿で表されるこの三美神(Three Graces)は女性が
ひときわ美しく輝くありさまを端的に言い表しています。
ひときわ美しく輝くありさまを端的に言い表しています。
一方、ローマ神話に登場する三美神は
愛(amor)
慎み(castitas)
美(pulchritude)
慎み(castitas)
美(pulchritude)
ラファエロ・サンティの作品やサンドロ・ボッティチェッリの「春」にも描かれている裸婦でお馴染み。
こちらは「若い女性」という言葉から、あえて「若い」を取った「いわゆる女性」についてのエッセンスを抽出してあるので大人の雰囲気があります。
私が思うには、ギリシャ神話のほうが人間の内なるものに目を向けているのに対して、ローマ神話のほうは社会や他人との関わりから生まれてきた価値観を表わしているような気がします。
神戸・三宮のフランス料理店「レ・グラース」とは三美神という店名。
女性が美しく輝いて見えるようなお店だそうですよ。
女性が美しく輝いて見えるようなお店だそうですよ。